なんかQRコード決済がアツイらしいです。
QRコード決済の仕組み
QRコード決済はその名の通り、（スマートフォンを使って）QRコードにより「キャッシュレス」で支払う方法です。
実際にはお客側がＩＤ情報を含むコードを提示する方法と、お店側が価格情報を含むコードを提示する方法の２種類があります。
どちらの場合も実際に決済するサービスに銀行口座などの情報を登録しておく必要があります。
（全てを完全に確認したわけではないので、実際とは異なっている可能性がある事をご了承ください）
・お客側がコードを提示する方法
- お客が自身のＩＤ情報を含むQRコードを発行するように、登録したサービスに依頼する
- 発行された QR コードを店舗側に提示する
- 店舗側は提示されたコードを読み取り、価格などの情報を加えて決済サービスに送信する
- 決済サービスはお客から依頼のあったコードと店舗から送られたコードを確認し、価格情報に基づいてお客に請求する
- また、決済金額から手数料を差し引いた金額を店舗側に支払う
※1.で決済毎にコードの発行を依頼するのは、同じコードの使いまわしによる成りすましを防止するためです。
※4.の段階でお客が請求された金額をその場で確認できれば不正請求は防げますね。
・店舗側がコードを提示する方法
- 店舗側が商品価格を含むコードを提示する
- お客がそのコードを読み取り、決済サービスに送信する
- 決済サービスは受信した価格情報に基づいてお客に請求する
- また、決済金額から手数料を差し引いた金額を店舗側に支払う
QRコード決済の「○」
日本においてキャッシュレス決済といえば、クレジットカードと SUICA を始めとする交通系カードや WAON・NANACO などのカードがほとんどでした。
しかしこれらのカードを店舗側が導入するためには読み取り端末の導入とかいろいろ初期コストがかかる事から、小規模商店などへの普及は進んでいませんでした。
しかし（QR）コード決済であればすでに相当数普及しているスマートフォンやタブレットといった機器で決済システムが構築できるので、導入コストはかなりおさえられます。
QRコード決済の「△」
店舗側が現金決済からキャッシュレス決済に移行すると、決済サービスに手数料を払う事になります。
また、入金されるまでに日数を要するようになります。
QRコード決済の「？」
QRコード決済に限らず、キャッシュレス決済は必ず決済会社を経由して行われます。
結果、お客(ID)と購入履歴の紐付けデータが決済会社に蓄積される事になります。
そのデータへの対価として「ポイント」を受け取っている訳ですが、そのデータがどこでどんな風に利用されているかは気にしておくべきだと思います。
それから、日本特有の話ですが、台風や地震で電気・通信などのインフラがダメージを受ける事がままあります。
そんな時はキャッシュレス決済が使えない事が予想されますので、非常持ち出し袋の中に現金（お札より小銭）を入れておく事も大事かと思います。
