いよいよテニスのグランドスラム全仏も準決勝まで駒を進めてきました。今回のドローは出場しているビッグ3が全て同じ山に入るという不可解なドロー。確かにランキング上はジョコビッチ1位、ナダル3位、フェデラー8位と同じ山に入ってもおかしくないランキングではありますが、過去の彼らの実績を考えると同じ山に三人はどう考えてもおかしいなと思いました。
特にナダル選手は全仏13回優勝、現在105勝2敗の赤土の皇帝でもあります。加えて第2シードに入ったメドベデフ選手は過去4回全仏は1回戦負け。今回はベスト8まで進みましたが、ドローの時点では過去1回も赤土のこの全仏で勝ったことがない選手が外シードにいたわけです。
ビッグ3が全員同じ山にいたおかげで、フェデラーはジョコビッチ戦を前に棄権してしまいますし、準決勝という微妙な位置でナダルvsジョコビッチという好カードが今回は消費されてしまいました。
正直なところ大坂なおみ選手に対する脅しとも取れる声明を発表したり、ナイトゲームで9時以降に始まるゲームでお金を取っていたにも関わらず、11時には観客を帰らせたりと今回の大会運営には?マークがつくところが多い印象です。
話は逸れましたが、ついに頂上決戦が今週末繰り広げられます!
実質決勝戦とも言っていい、30代ベテラン同士の戦いですが二人ともクレーコートでの戦い方を知っている強者ですので、どちらに軍配が上がるか分かりません!
高回転のスピンで相手をコート外に追い出して、角度のついたフォアファンドで仕留めるナダル選手と、コートを縦横無尽に駆け回り、一分の隙も見せない精密機械のようなジョコビッチ選手。果たしてどちらの手に賜杯が渡るのか注目です!