いよいよウインブルドンも本日最終日となりました!女子は初のアラブ人女性の決勝進出者オンス・ジャバー(チュニジア)と初のカザフスタン人決勝進出者エレナ・リバキナの対決となりました。
どちらが勝っても初となるウィンブルドン決勝でしたが、結果はエレナ・リバキナが3-6、6−2、6-2のフルセットでジャバーを下し初優勝を飾りました。今回はロシア選手が大会に参加できないため、勝利してもポイントは付かないエキシビションマッチのような大会なので、少し複雑ではありますがまた新たなヒロインが誕生しました。ちなみにリバキナ選手はロシア生まれで、2018年に国籍変更をしています。
日曜日はいよいよ男子決勝が行われ、ウインブルドンに幕がおります。今年はスケジュールの都合などでミッドサンデーがなくなり選手にとってはおやすみなしでかなりハードなスクジュールとなりました。ナダルは準決勝を前に腹筋断裂でリタイアするなど、ウインブルドンを含め毎年グランドスラムではリタイアが続出しています。
個人的な感想としてはもう5セットマッチをやめてもいい頃合いなのではないかと思っています。選手への負担はもちろんのこと、テレビ中継などでも時間内に収まりきらないうえ、見ている方も疲れてきてしまいます。バレーボールや卓球などルール変更がたくさんありましたが、テニスもそろそろポイントを短くするなどエンターテインメント要素を考えると転換点に差し掛かっているのではないかと思います。
実験的な要素としてネクストジェネレーションの大会などでは4ゲームマッチや通信機器の導入なども始まっておりますし、チャレンジシステムなども導入しているのですからもう少し、進化したテニスも見て見たいものです。話は戻って男子の決勝は日曜日の深夜に行われます。大会連覇をかけているジョコビッチと初の決勝進出のニック・キリオス。荒くれとして知られるキリオス選手ですがビッグ4にはめっぽう強く、ジョコビッチにはなんと一回も負けていません。2勝0敗です。しかも両者の仲はSNSなどで誹謗中傷し合うなどあまり良くないご様子。
しかし、決勝前のインスタでのやり取りではジョコビッチが「君が僕について何かいいことを言ってくれるのに5年もかかった」と話しかけると、キリオスは「でも大事な場面では君を擁護した」と反論。それに対してジョコビッチが「確かに」と応じた。 さらにキリオスが「僕らはもう友達か?」と問いかけると、ジョコビッチは「飲みか夕食に招待してくれたら友達だ。ちなみに、明日勝ったほうのおごりだ」と返答。キリオスは「決まりだ。ナイトクラブではしゃごう」と応じたそう。
さて、どちらの奢りになるのか今夜の決勝が楽しみです!