いよいよ春になってテニスも赤土のシーズン到来ですね!土魔人と言われるナダルは現在、左股関節付近を痛め全治6〜8週間の休養中。同じ時期の北米ツアーをワクチン問題でキャンセルしたジョコビッチが本命とみられておりますが、第16シードのL・ムセッティ(イタリア)に6-4, 5-7, 4-6の逆転フルセットで敗れるなど今所調子はイマイチのようです。
現在行われているロレックス・モンテカルロ・マスターズ、17日から開始するバルセロナ・オープン・バンコ・サバデル(スペイン/バルセロナ、レッドクレー、ATP500)などナダルは欠場するので、この間誰がクレーシーズンをうまく立ち回れるかにその後に控える全仏の行方もかかってきそうです。
テニスをやられている方なら一度はプレーしたことがあるクレーコートですが、プロが使っているクレーコートとは少し違います。赤みを帯びたコートの材料は日本では天然の土にソイルバインダー(塩化マグネシウム等)を混合したものや、スポーツ用舗装材として作られた人工土などを使用しておりますが、全仏などのコートで使用される土は実際は土ではなくレンガを砕いたもの。なので、レンガ色なんですね。コートの特徴としては球足が遅く、ほかのコートよりちなみに会場では甲子園の砂のように、瓶詰めにされて20ユーロほどでお土産として販売されています。日本では同じ環境を左舷したコートがナショナルトレーニングセンターなどにあります。
話は戻りますが、現在のモンテカルロ(モナコ)はベスト4が出揃って、シナー(21歳)、ルーネ(19歳)、ルブレフ(25歳)、フリッツ(25歳)とかなりフレッシュなメンツです。次のバルセロナにはNo.1奪回にかかるアルカラスやクレーが得意なチチパス、日本からは西岡などもエントリーしています。全仏の前哨戦ともなる戦いですので、目が離せませんね!