NISHIKORI IS BACK!

今月はオリンピックで寝不足の日々が続きますが、いかがお過ごしでしょうか?テニスファンの皆様は全仏から始まり、ウィンブルドンそしてオリンピックと息つく暇もないくらいのハードスケジュールでしたね。日本のエース錦織選手も復帰後は大会をスキップすることはありましたが、前述のグランドスラムでも勝利を挙げて、復調の兆しを見せてきました。

以前のようにとまではいきませんが、それでも大きな怪我が発症せず、5セットを万全のまま終えられることができる体が戻ってきたことで、オリンピックにも期待が持てました。

オリンピックではシングルス、ダブルス、ミックスダブルスとすべての競技に参加。テニス競技は過去8大会中7大会がハードコートで行われてきましたが、今回は全仏が行われたローランギャロスがそのまま会場になり、クレーを得意とする錦織選手や、この大会が最後と噂されたナダル選手にも期待が集まりました。最後といえばマレー選手もこの大会を最後に引退。ラストマッチは誰となるのか、と注目されましたが、まさかの錦織選手とのダブルスが1回戦に組まれてしまいました。

この試合はセットカウント1-1でファイナルセットまでもつれ込む大接戦。ダニエル太郎選手とのダブルスで、一時はマッチポイントまであと一歩というところまできましたが、逆転で敗退。個人的には錦織選手がマレーに引導を渡す形にならなくて、ホッとしたというところもあります。

錦織選手はミックスダブルスではダブルスのエキスパート柴原瑛菜選手と組んでミッスクダブルスではベスト8まで進出。惜しくもメダルとはなりませんでしたが復調を感じさせました。

そして今週はマスターズ大会のナショナル・バンク・オープン(カナダ/モントリオール/ハード)に出場中。ATP1000大会とあって復帰後はまだ勝利がない大会ですが、1回戦は世界ランク55位のA・ミケルセン(アメリカ)を逆転で下し3年ぶりに初戦突破。さらに今日の2回戦では世界ランク11位のS・チチパス(ギリシャ)を6-4, 6-4のストレートで破り、2016年以来8年ぶり4度目のベスト16進出を果たしました。

試合ぶりも圧倒的強者の展開力、やはり球足の速いコートでの錦織選手は見ていて面白いですね。次戦は第12シードのU・アンベール(フランス)と世界ランク43位のN・ボルジェス(ポルトガル)のどちらかと対戦ですが、チチパス選手よりは格下となりますので、さらなる勝利に期待が持てますね!

頑張れ、錦織!

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