拡張現実という言葉をご存知でしょうか?
AR(Augmented Reality)と呼ばれますが、簡単に言うと現実環境にコンピュータを用いて情報を付加提示する技術という事でしょうか。GPSがついたカメラや、めが ねなどを使うことによって、実際にはそこにないものを現実に見えるものの上に重ねて、表示したり、動かしたりするものです。
この技術が凄 いところは、実際にそこにあるかのごとく見ることができ、触ることができ、更に現実世界にもリンク出来るという点です。最近ではニュース番組などでもよく 使われています。
百聞は一見にしかず。説明するよりも見た方が早いので、とりあえずこの動画をご覧ください。
最近では iphoneのアプリケーションにセカイカメラというものがあり、街の至る所にエアタグというものが張られています。カメラをかざすと何もなかった空間に お店の評判や、道順などが表示されたり、様々な情報を得ることができます。
また、今までは 大きな展示物などを造らなくてはいけなかったプレゼンテーションなども何もない空間に様々なものを映し出す事のできるこの技術を使えば更に大掛かりなプレ ゼンテーションを低コストで作成する事も可能です。
今年に入って3D映画が好評で、更に今年発売されるデジタルカメラにはほとんどGPSなどが搭載されるようになりました。こういった事が後押ししてこの技 術が発展してゆくと映画や、テレビはもちろんのこと、様々なシチュエーションでAR技術を目にする事が増えてゆくと思います。
眼に入れて も痛くない(らしい)コンタクトレンズ型ディスプレイというものもワシントン大学の研究チームが作成したようですので、将来的にはめがねやカメラすらも要 らずにこの技術に触れられる時が来るかもしれません。
打ち合わせも名刺要らず、顔を見るだけで相手の情報などが分かる時代に。これは ちょっと怖いですが(笑)
AR、 3D元年ともいわれる2010年、生活スタイルを変えるような大発明となるか否か、楽しみですね。