8月も半ばになり夏本番。気温もぐんぐん上昇し、例年なら涼めるスポットも節電も重なってあまり涼しくなかったり。ホントに今年はいろいろなことが重なりますよね。
気温上昇に伴って、水分補給を怠ると熱中症、脳卒中や心筋梗塞など血管が詰まってしまって深刻な事態にも陥りかねません。そこでまだまだ続く熱波に負けない熱中症対策グッズをいくつかご紹介したいと思います。
グッズ紹介のその前に、熱中症とは何かを簡単に説明しますと、体の中と外の温度の差に寄って引き起こされる体の不調とあります。体の中は36〜37度くらいに普通の人は保たれていて、発汗や呼吸などにより体の中の熱を外に出すことで体温調節をしています。外気温が上がってしまうことで熱がこもり、体の中で作った熱が、外に排出できずに中でたまってしまう状態になると、内蔵などが不調を起こしてきます。まさに熱に中る(あたる)状態、それが熱中症なんですね。
かかりやすい条件としては
私など室内作業が主で、昼に急に打ち合わせに行くような状況が多いのでどれも当てはまっていてぞっとします。長野ではサッカーの松田選手が悲しい結果になってしまいました。普段運動をハードにこなしているプロでもこういったことが起こりうるわけです。普段あまり運動しない私もコレは行けないと思い、自分でできる対策は無いものかといろいろ買って試してみましたので、以下ご覧くださいませ。
■水に付ける手ぬぐい
水分が気化する吸熱作用で熱を奪い皮膚の温度上昇を抑えるタイプのタオルです。スカーフタイプや頭に巻くタイプなど今はどこでも売ってますよね。大きなスポーツショップや、登山グッズなどを扱うショップではいろいろなバリエーションの商品があり、とてもファンション性が高いものもあります。ちょっとかっこわるいなぁーと買い控えしてる方は、水道橋やお茶の水辺りで探してみるといいかもしれません。かなりかっこいいものがありますよ!
肝心の性能の方ですが、スカーフタイプの細いものよりもたっぷり水分がしみ込む大きな手ぬぐいタイプのものがとてもいいと思います。首筋など血管が集中するところを冷やすと効果的です。水に濡らすだけでもとても涼しいですが、冷凍庫に数分入れておくと更に涼しさアップです。
注意点としてはずっと濡れていて、しかも吸湿性が凄いので、汗も相当吸ってます。長時間使った後はお洗濯を。
■睡眠時にも熱中症は起こります
お年寄りで多いのが睡眠時に熱中症なるタイプです。昔から睡眠時に扇風機にあたり続けると亡くなるというお話がありますが、コレも上記でご紹介したひんやりタオルと同じ現象で、風にあたり続けると気化熱で体温を奪い続けてしまうので、体力の無いお年寄りや子供がまれにですが、亡くなるケースがあるようです。こういった不安もあり、年配の方はクーラーも掛けず、扇風機も怖いからといってかけずに寝て、熱中症にかかってしまう方も多いようです。
朝方は日が昇ると気温が急上昇しますから、体の水分も多く失われます。睡眠前に水分を多く取ることが一番の対策ですが、体温調節がうまくできる環境も必要です。前置きが長くなりましたが、そこで登場するのがベッドやお布団の下に敷くジェルマットです。
熱の時に頭に当てるアイスノンの大きなものと考えて頂けると分かりやすいのですが、中に入ったジェルが熱を吸収して外に逃がしてくれます。クーラーが苦手な方や扇風機が不安な方など、とてもオススメです。大きさも様々売っていますので、頭だけの枕タイプなどから試してみて自分に合っているようなら買うという感じでも良いかと思います。買う前に想像していたより、相当涼しいので個人的にはかなりオススメです。
■こまめに電解質をチャージ
熱中症対策には水分補給が一番大切なのですが、ポカリスエットなどの宣伝でも分かる通り、水分だけでは体の浸透圧と合わないので吸収の効率が悪くなります。水だけをのどが乾いてからゴクゴク飲んでも間に合わないんですね。喉が渇いた時はもう遅いと言われてますから早め早めの水分補給が鍵になります。
ただスポーツなど競技中はなかなか食事などをとるわけにも行かず、かつ数時間もプレーすることがありますからプレーが中断した時に手軽にとれるグッズが重宝されます。私はテニスをやるのですがこのミドリ安全の塩熱サプリ タブレットは重宝しています。スポーツショップやショッピングセンターなどで手に入りますが、プレー中にポリポリ噛み砕くだけで、手軽に電解質をスピードチャージできます。
お菓子みたいな味でホントに効くのかなと半信半疑でしたが、食べた時と食べない時のスタミナの持ちかたが全然違いました。朝の通勤時、夕方の帰宅ラッシュなど手が空かないときや、営業の外周りの際などに気軽に口に入れておくだけで数時間、シャキッと動くことができます。
トライアスロンの選手や山登りのトレイルランニングの選手もイチオシでしたので、もし体力に不安のある方がいたら是非お試しください。
いくつかご紹介致しましたが、一番はこまめに水分補給、充分な睡眠、急な運動は控える。これを守るだけで大半は防げると思いますので、夏の暑さに負けずに素敵な日々をお過ごしくださいませ。