英語部屋4

英語部屋」の第4弾です。

毎回、最新の新聞記事を取り上げ、便利な表現や重要文法、発音の法則などをご紹介していきますので、興味のある方はぜひ一緒に学習してみてください。

今回は・・・

After winning his sixth trophy with the Antlers, manager Oswaldo Oliveira said: “We had a hard road to the final, but I thought we controlled the game better today.”

(Antlers edge Reds to lift Nabisco Cup)

「アントラーズで自身6つ目のタイトルを勝ち取り、オズワルド・オリベイラ監督は『決勝までの道のりは困難なものであったが、今日我々はうまく試合をコントロールできたと思う。』と語った。」

(『ナビスコ杯、アントラーズが僅差でレッズを下す』ジャパンタイムズ)

記事の概要です。

10月29日に開催されたナビスコ杯で、鹿島アントラーズが1対0で浦和レッズを破り、記録となる4度目の優勝を果たした。お互いに退場者を1名ずつ出す展開となったが、延長前半の大迫選手のゴールが決勝点となった。

【今回の学習項目】

①単語check!

manager 「監督、支配人、経営者」

(解説)

“manager”は、もともと「経営する、運営する、管理する」という意味を持つ動詞の”manage”からできています。(動詞の後ろに”-er”をつけると、「~する人」という意味になりましたね。)

“manage to + 動詞の原形”という重要な表現もあります。「どうにか~する、なんとか~する」という意味で、苦労の末にやり遂げたような場合によく使われます。この表現からも、”manager”の「監督」や「経営者」という意味を連想できますね。

(例文)

I managed to solve the problem. 「なんとかその問題を解決した。」

She managed to see the governor.  「彼女はどうにか知事に会うことができた。」

②表現check!

数+th 「~番目(の)」

(解説)

「数」に”th”をつけると、「~番目」という意味になります。『序数』といいます。

ただし、「1番目」~「3番目」は、ご存知「ファースト」「セカンド」「サード」ですので注意が必要です。

(例)

six + th ・・・ sixth 「6番目(の)」

ten + th ・・・ tenth「10番目(の)」

first 「1番目(の)」、second「2番目(の)」、third「3番目(の)」

③文法check!

with + 名詞

(解説)

“with”は『前置詞』と呼ばれる品詞の一つで、必ず後ろに『名詞』をとります(他に、in, on, under, for などの前置詞がある)。

“with”は、「~と一緒に」という意味が有名ですが、他にも重要な意味がいくつかありますので、紹介します。

with + 道具・手段 「~を使って」

with + A B 「AがBの状態で」(『付帯状況のwith』)

(例文)

Nancy cut meat with a knife. 

「ナンシーはナイフで肉を切った。」

He speak English with a strong Japanese accent.

「彼は強い日本語なまりで英語を話す。」

The old man was sitting with his eyes closed. (A・・・his eyes/B・・・closed)

「その老人は目を閉じて座っていた。」

We slept with the widow open. (A・・・the window/B・・・open)

「私たちは窓を開けて寝ました。」

④発音check!

th“の発音

(解説)

“th”の発音は、日本語にはない発音の代表例です。正しく発音できるように練習しましょう。

まず、くちびるに力をいれず、リラックスさせた状態にしてください。

その状態のまま、静かに軽く息を吐いてみましょう。

上の歯と下の歯の間を通って息が漏れ出ていますね。

これが基本形です(”th”の音が完成する直前の形です)。

 

では、吐いている息を「舌」を使ってせき止めてみましょう。くちびるに力をいれてはいけません。歯も動かしてはいけません。使うのは「舌」だけです。

「舌」によって息の流れが止まった状態が、”th”の音が出るときの正しい状態です。

 

上記の作業をもう一度やってみましょう。

今度は、「舌」が最後のポジションに行く直前に、息をほんのちょっとだけ強く吐いてみてください(くちびるは動かさない!)。

「ス~~ッ」というかすれたような音が聞こえましたか?

これが”th”の発音です。

 

“th”の発音は、「舌を軽く噛んだ状態で息を吐く」という説明がよく見られますが、「舌を噛む」ことが重要なのではなく、「舌を使って息をせき止める」ことが重要なのです。

(練習)

seventh 「7番目(の)」   month 「月」   death 「死」

(解説2)

“th”で終わる単語の場合は「息をせき止めて」終わればよいのですが、”th”が語頭にある場合は「息をせき止める」直前で次の音に移行してください。

(練習2)

think 「思う」   thousand 「1、000(千)」   thanks 「ありがとう」

 

⑤音読check!

初級:2~3words/1second (1秒間に2~3語を音読できるペース)

中級:3~4w/1s (1秒間に3~4語を音読できるペース)

上級:4~5w/1s (1秒間に4~5語を音読できるペース)

(解説)

音読は、英語の勉強方法としてはオーソドックスなものですが、その効果は絶大です。黙読と違って、”the”や”of”なども読み飛ばさず発音することになるので、文法をしっかり理解したい人にはオススメです。また、徐々に速度をあげて読む練習をすることによって、英文を読むスピードが上がっていくのはもちろん、リスニングの対策にもなります。上記の「発音check!」の内容なども気をつけながら音読すれば、スピーキングもスムーズになっていきます。

事前に、本文の内容を把握してから音読するようにしてください。全く意味も分からずに読むのはあまりオススメできません。

さあ、ストップウォッチを手に音読を始めてみましょう。初級の人は中級を、中級の人は上級を目指してトライしてみてください。

もちろん、上記のペースを参考に他の英文もどんどん読みこなしていきましょう。

今回の記事(29語)の場合、初級(10秒~15秒)・中級(7秒~10秒)・上級(7秒未満)です。

では、次回をお楽しみに!!

(同記事の一部分を載せておきますので、練習用にどうぞ 99w)

Kashima Antlers came through a tense war of attrition to beat Urawa Reds 1-0 after extra time and win soccer’s Nabisco Cup for a record fourth time Oct. 29. (29w)

Urawa lost playmaker Naoki Yamada to a red card early in the second half at the National Stadium in Tokyo, but Kashima still could not break the deadlock and had Takeshi Aoki dismissed in the 80th minute. (37w)

But with both sides down to 10 men and the first period of extra time drawing to a close, Yuya Osako pounced on a cross from Shinzo Koroki to score the decisive goal. (33w)

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