みなさん、旅行は好きですか?
私は大好きです。
最近は、時間に余裕ができたら(&お金に余裕ができたら)なるべく旅行に行こうと考えています。
旅行は、人生に潤いを与えてくれますよね。
先日、またそんな機会がやってきたので、旅行の計画を立てました。
ただ、問題は「どこに行くか」です。
私は、「行ったことのない場所」に旅行するのが好きです。
「いつかまたもう一度訪れたい場所」がないわけではありません。
でも、「初めて訪れる場所」は、全く新しい知識や経験を提供してくれるので、とてもわくわくするのです。
訪問前の想像とのギャップがあったりするとなおさらです。
そこで、以前旅行したときに使った方法を、今回も採用することにしました。
題して、
「初訪問地決定トーナメント大会」
です。
これは、トーナメントで旅行先を決めるという、かつてない斬新な試みです。
大会概要は、以下のとおりです。
1)まだ行ったことのない都道府県を全てノートに書き出す。
2)以前から行ってみたいと思っていた場所、または直感的に行ってみたいと感じた場所を4つ選び、行きたい度順に番号をふる。
3)選んだ4ヶ所以外の全てが収まるトーナメント表を作成し、それぞれを適当に振り分ける。
4)選んだ4ヶ所が少し有利になるように、トーナメント表にシード枠として付け足す。
5)それぞれの対戦では、サイコロを振って出た目の大きい方が勝ち上がっていく。
「行きたいところが4ヶ所あるなら、その4つから選べばよいのでは?」
「そもそも、行きたいところがあるのなら、最初からそこに行けばよいのでは?」
などなど、正論を言われそうですが、私としてはこのトーナメントも含めて旅行の一部なのでございます。
「旅行は準備しているときが一番楽しい。」という人もおられるように、さらにそれをもう一歩進めて、「旅行先を決める段階をも楽しもう!」というわけであります。
さて、前回は、決勝まで順調に勝ち上がった第1シードの北海道と、ダークホース香川県との対戦でした。
香川県は、準決勝で第2シードの沖縄県を4-3の僅差で破っています。
ご存知のとおり、決勝戦だけは、それぞれ2回ずつサイコロをふり、その出た目の合計点があらそわれます。
まず、第1シード北海道による1投目。
サイコロは、右手の平から勢いよく空中へと放たれ、美しい放物線を描いて机の上のトーナメント表の上に落ち、2、3回転して止まりました。
出た目は、「4」。
「お~っと!!チャンピオンの第1投目は『4』だぁー!!どうですか、解説のタビスルタビゾウ@さん!!」
「これはいい目ですよ。テレビをご覧のみなさんには、『4』という数字がそれほど良いようには思えないかもしれませんが、『4』と『3』では天と地、月とすっぽん、猫と犬ほどの差があるのです。」
「と、言いますと?」
「いいですか?『3』であれば、相手に『3』~『6』を出されてしまうと勝てません。つまり、北海道が『3』を出していたら、北海道が勝てない確率は6分の4、つまり70%近くまで達するのです。」
「なるほど。『3』だったら北海道はかなりヤバかったんですね。」
「それに対して、香川県が、今回の北海道の出目である『4』に勝つには、『5』か『6』でなければなりません。これは、6分の2、つまり香川県が勝つ確率はたったの30%ほどしかないのです。」
「ということは、現時点で北海道が断然有利というわけですね。香川県、追い込まれています!!」
などと、1人で盛り上がりながら旅行先を決める楽しみを味わえるのが、この「初訪問地決定トーナメント大会」の醍醐味です。
ちなみに、香川県の1投目は「5」。
そして、北海道の2投目は「1」でした。
そんな感じで、香川県に決定したのですが、このとき「香川県」で私がイメージできることと言えば、(恥ずかしながら)「うどん」くらいでした。
しかしながら、いや、であるからこそ、ここからがおもしろいのです。
まず、香川県のホームページにアクセスし、観光案内のページを開きました。
するとどうでしょう。
行ってみたい場所が盛りだくさんではないですか!
栗林公園(りつりんこうえん)
国指の特別名勝に指定。ミシュラン観光ガイドに「わざわざ訪れる価値のある場所」として最高評価3つ星に選定。高松歴史文化道に指定。米国の庭園専門誌「ジャーナル・オブ・ジャパニーズ・ガーデニング」の「2011年日本庭園ランキング」で、足立美術館(島根県)、桂離宮(京都府)に続く3位を獲得。
瀬戸大橋(せとおおはし)
瀬戸内海を跨いで本州(岡山県倉敷市)と四国(香川県坂出市)を結ぶ10の橋の総称であり、本州四国連絡橋のひとつ。
金刀比羅宮(ことひらぐう)
香川県仲多度郡琴平町の象頭山中腹に鎮座する神社。通称「こんぴらさん」。
小豆島(しょうどしま)
映画「二十四の瞳」の舞台となった風光明媚な島。寒霞渓(かんかけい)など国の名勝に指定されている景勝地(森林文化協会と朝日新聞社が制定した「21世紀に残したい日本の自然100選」に選ばれる)がある。
うどん(うどん)
説明不要。
これなんです。
これが醍醐味なんです。
どんな場所にだって、調べてみれば興味をそそる観光地が結構あるもんなんです。
というわけで、香川県をたっぷり堪能してきました。
やっぱり初めて行く場所は、新鮮な驚きにあふれています。
ちなみに、こんな感じでした。
1)神戸空港に到着。
2)神戸市内で神戸牛。
3)レンタカーを借りて、淡路島経由で香川県へ。
4)砂に描かれた「寛永通宝」を観光。
5)瀬戸大橋で本州へ。
さて、長々と前回の旅行の様子を語ってまいりましたが、今回のトーナメントで優勝したのは・・・。
この続きは次回にさせていただきたいと思います。
みなさんもいろんな方法で旅行を楽しんでくださいね。