保存・復元工事が完了し、10月1日にグランドオープンした東京駅に行ってきました。約5年半の工事を終え、1914年の創建時の姿が復活しています。赤レンガのレトロな建物が素敵です。
東京駅は戦災により南北のドームと屋根・内装を焼失し、戦後、3階建ての駅舎が2階建てになっていましたが、今回の工事で、駅舎の1・2階部分を保存し、3階・屋根部分を復元したそうです。
新駅舎は、全長335メートル、両端に高さ35メートルのドームがあり、大地震にも耐えられる最新技術が施されているそうです。東京駅は2003年に国の重要文化財に指定されています。
ドームの内装も当時の資料に基づき忠実に装飾やカラーまで細部を再現してあります。
復元された注目ポイントのひとつが、南北ふたつのドーム状の屋根です。中から天井を見上げると、鷲と8角形の天井の角にある干支のレリーフを見ることができます。本当に見事で、見とれてしまいます。約100年前にも同じものがあった思うと感慨深いものがあります。
ドーム内にある入口から「東京ステーションギャラリー」に入れるようになっています。創建時の赤レンガの壁を内装に使った、駅をテーマにした現代アート展をしているそうです。
今回は見られなかったのですが、東京駅では日没から21時までライトアップをしているそうです。また東京駅八重洲口から日本橋高島屋まで続くさくら通り、有楽町と大手町を結ぶ丸の内仲通りもイルミネーションをしているそうなので、これからの季節にぴったりですね。次回は是非夜に東京駅を訪れてみたいです。