美味しいコーヒーでリラックス

朝食や休憩時間、さらには深夜帯の仕事のお供まで様々なシチュエーションでリラックスタイムを提供してくれるコーヒー。近年では、そのコーヒーに含まれる成分がダイエット効果やボケ防止にも効果があると発表され、嗜好品としてだけでなく健康食品としても注目されるようになりました。

そこで今回はせっかく飲むなら美味しいコーヒーをということで、コーヒーの美味しい入れかた頂きかたを探ってみたいと思います。

■まずはコーヒの種類から

一昔前とは違い、今は喫茶店ではなくアメリカからやって来たスタバなどシアトル系コーヒーチェーンが隆盛を極めています。ただ、『コーヒー』が飲みたいだけなのにお店のメニューには何やら横文字がずらりで、何が何だかさっぱりという方も多いはず。

以前もブログでご紹介しましたが、上の表はコーヒーの呼称一覧を図解したものですが、そんな悩みはこの図で一発解消です。そもそも分かったつもりでもカフェラテとカフェオレの違い、分からない方も多いんじゃないでしょうか?

上で紹介するコーヒーの種類は8つ。

・Americano – アメリカン
・Espresso – エスプレッソ
・Au Lait – カフェオレ
・Mochaccino – カフェモカ(モカチーノ)
・Latte – カフェラテ
・Cappuccino – カプチーノ
・Hot Chocolate – ホット・チョコレート
・Macchiato – カフェ・マキアート

これらは以下の5種類の素材の組み合わせでできています。

・Coffee – エスプレッソ
・Milk – 牛乳
・Water – 水(お湯)
・Foam – ミルクフォーム(ホットミルクの泡)
・Chocolate – チョコレート

たとえば、アメリカンはエスプレッソをお湯で薄めたものという感じになります。さて問題のカフェオレはエスプレッソを牛乳で割ったもの、それに対してカフェラテはカフェオレにホットミルクの泡がさらにのったものとなります。さらにホットチョコレートを入れるとカプチーノになります。エスプレッソにホットミルクの泡だけだとマキアートに。分かりやすいですね。

ただ、カフェオレはコーヒー(ドリップ)からつくり、カフェラテはエスプレッソ(圧力抽出など)からという違いなどもあるので、呼称などは地域によって違いもあるようなので、後はお口に合う方で皆様お楽しみくださいませ。

 

■本題に戻って美味しいコーヒーへ

自分でドリップする時に豆から挽いていれるととても美味しいですよね。ただどの豆を選んでいいかって言うのはお店の方に聞かないとなかなか分からないもの。ちょこっとだけ紙コップで試飲してみて美味しいなと思っていても、いざおうちに帰って淹れてみたらそうでもなかったみたいな残念な経験もあると思います。

そこで、基本的な豆選びの指標を探ってみましょう。

まず色で見てみましょう。産地や種類などは素人ではほとんど分かりませんので、お店の人に任せるとして豆の焙煎の強さを見てみましょう。コーヒーの焙煎には焙煎が浅い順にライトローストからシナモン、ミディアム、ハイロースト、シティ、フルシティ、フレンチロースト、イタリアンローストまで様々な煎り具合があります。

ライトローストは焙煎があまりされていないもので色は薄い色。このコーヒーの特徴は酸味が強いコーヒーになります。逆にフレンチローストやイタリアンローストなどは苦みが強いコーヒーになります。まとめると、薄い色の豆は酸味、濃い色の豆は苦みが強いと覚えましょう。

 

■いざ豆を手に入れたら、今度は豆を挽いてみましょう。

お使いのドリッパーによっても豆の挽き具合が違うのですが、粉の粒子の大きさでも大分味が変わってきます。細挽き(細かい粒子)から粗挽き(ザラメぐらいの目の荒い挽き)まで様々な段階があります。

エスプレッソマシーンなどには細挽き出ないとダメですし、おうちのドリッパーなどはこの中間ぐらいの中挽きがオススメです。ドリッパーではなく粉を入れて上から押し出すタイプのコーヒープレスをお持ちの方は粗挽きが良いでしょう。

粉の大きさはダイレクトに味に跳ね返ってきます。基本的には細かい方が成分を多く抽出できるので濃い味になります。反対に荒いとさっぱりした味になります。まとめると濃いコーヒーがお好きな方は細挽き、サッパリした味がお好きな方は粗挽きがオススメ!

 

■コクって何?

濃さとは別によく引き合いに出されるのがコーヒーのコクとキレです。ワインと同じでボディなどとも呼ばれる部分ですね。

コクとは人それぞれの感覚ですが油分に由来していることが多いです。

コーヒー豆は焙煎してしばらくすると油分が出てきます。この油分がコクなのですが、焙煎したてはあまりコクを感じません。

一番美味しい時期は豆にもよりますが、焙煎して1週間くらい置いたものが良いそうです。またドリッパーで使う紙も目が細かいものですと油分はほとんど紙に吸い取られてしまいます。油分のないコーヒーはキレのあるコーヒーになりさっぱりした後味になります。

反してしっかりしたコクを味わいたいのならエスプレッソマシンや、1杯入れるのに少し時間はかかりますが、コーヒープレスを使うと良いでしょう。

油分は好き嫌いなので、良い雑味のない油分を味わえればコクになりますし、そうでない場合はマズいコーヒーになってしまいます。まとめると、簡単にコクを味わいたいならエスプレッソやコーヒープレスを。キレを求めるならドリップで。

 

■以外と大事なお湯の温度

コーヒーを入れる際に気をつけることの一つにお湯の温度があります。熱いお湯で抽出するとそれだけ豆からの成分が出やすくなるので、豆に含まれる様々な成分を抽出できますので、当然苦みが強くなります。低温で入れるとコーヒー豆に含まれる苦味系の成分が押さえられます。

コーヒーの風味を最大限に引き出せる温度はだいたい90~96℃。沸騰直後のお湯は、火からおろして20~30秒待つとちょうどよい加減です。この数秒が味を分けるので、こだわりのある方は温度計などを用意するといいでしょう。

ここまでのまとめ
焙煎:浅いと酸味、深いと苦み
粉の細かさ:細かいと濃く、荒いとさっぱり
器具など:コクが欲しい場合はコーヒープレスなど、キレは紙フィルターを 
お湯の温度:低温はさっぱり、高温は苦み、うまみ

という感じになりました。豆の鮮度など様々な条件で味も微妙に変化しますので、お気に入りを見つけたら器具の組み合わせや豆の炒りかたや銘柄など条件をメモしておくと次回以降も美味しいコーヒーが飲めることでしょう。

 

■結局は…

ここまで色々な条件について書いてきましたが、たかだかコーヒー一杯にそんなことめんどくさいよーと感じるかもしれません。上記を全て頭に入れていなくてもいいんです。コーヒー選びの過程を楽しむ所から美味しい一杯は始まっている、そんな風に考えるとコーヒー豆を探す行為自体も素敵に見えてくるんではないでしょうか?

最後に1つ裏技を。

コーヒーを飲む時にちょっと単体で食べるには甘過ぎるなーと思うようなスイーツを一つ添えてみて下さい。チョコでもケーキでもかまいません。スイーツとコーヒーのマリアージュ。コーヒーの美味しさが倍増すると思いますよ。

何を飲むかというよりは誰と飲むかという事の方が食べ物は美味しさを大きく左右します。

気の置けない仲間と甘ーいスイーツを頬張りながら飲むコーヒーは格別だと思います。そのときの嗅覚やフィーリングで最高の一杯に出会えるかもしれませんので、上記はあくまでも参考までに頭の角に置いておいて素敵なコーヒーライフをお過ごし下さい。

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