今日も関東地方は先週のような大雪になりそうですね。降雪後は転倒事故などが多く、ニュースでも多くの搬送の報告がされています。仕事などやむを得ない外出がしょうがないとして、不要な外出は避けたいですね。
ただでさえ寒くてこもりがちな冬のこの時期ですが、さらに気になる情報を見つけてしまいました。
前々から『何か絵がかけたら楽しいだろうなぁ』と思っていたのですが、絵心がなくてもスタートできるというアメリカで大流行のアートスタイルが日本に上陸したというではないですか!早速、私も情報などを集めてみました。まずはオフィシャルサイトから見てみます。
■Zentangle オフィシャルサイト
http://www.zentangle.com/
英語のサイトですが、よく読んでみると誰でも書けるアートと謳うからには、よっぽど準備が必要なのかと思えば、紙とペンだけでスタートできるというお手軽さ。これはすごい!百聞は一見にしかずと言いますので、まずは素敵な作例をご覧頂ければと思います。
どうですか、幾何学模様で埋め尽くされた不思議なアートですよね。紙とペンだけで描かれるインクの世界は不思議な気持ちにさせてくれます。
アメリカ発祥のこのアート、日本にも深いつながりがあるんです。創始者のリック・ロバーツとマリア・トーマスは修道僧とボタニカルアートのアーティスト。この二人が考案した「ゼンタングル」は「Zen(禅)」と「Tangle(絡まる)」を合わせた造語で禅の思想からきているんですね。
簡単なパターンを繰り返し描くだけで緻密なアート作品を完成させることができます。このパターンを繰り返し書くという作業から精神的なリラックスをもたらすとして、ヨガや瞑想のようにリラクゼーションの方法としてアメリカで流行しています。
確かに単純作業を繰り返すのって、集中できて気持ちがよい瞬間が訪れますよね。編み物とかジグソーパズルとかそんな感覚に近いかもしれません。今では書籍なども発表されて、じわじわと日本でも流行り始めています。
■書籍はこちら
クリーク・アンド・リバー社『ゼンタングル』
http://www.amazon.co.jp/dp/4834772195
基本のパターンがいくつかありますが、手っ取り早く始めたい方は方眼紙のような物を用意するといいかもしれません。上でご紹介したアート作品もよく見てみると、外側の形の枠線と、中を彩る幾何学模様という2つに大きく分類できると思います。
上のアートは外側のイラストが素敵なので『それは書けないよ〜』と思うかもしれませんね。でもイラストを書かなくても良いんです。まずは手始めに手が赴くままに形を書いてゆき、中を幾何学模様で埋めてゆく作業こそがZentangleなんです。
始めてゆくと手が勝手に升目を埋めて行っていると思います。基本は落書きのような物ですから、あまりルールなどは気にせず、上のような作例をまねして、自由に進めてゆくのが良いと思います。パターンが分からないという方には便利なサイトもあるんです。
こちらのサイト、タングルパターンドットコムでは(http://tanglepatterns.com/)中に埋まる幾何学模様の書き順まで紹介しています。至れり尽くせりですね。その様子などをいくつか動画でご紹介しましょう。
最初の動画などはとても分かりやすいですね。定規などを使ってまずは枠を作り、その中を自由に埋めてゆく。アメリカではこれを教えるのには公式の資格などがいるそうですが(禅という思想を絡めて、教えているからでしょうか…)あくまでも趣味として始めるのであれば、バックグラウンドなどを気にせず、自由にペンと紙だけで初めてみてはいかがでしょうか?
大雪の中ですが、紙とペンだけでお家でリラックスする週末も悪くないと思います。是非お試しあれ!