みなさん、「ビートルズ」は好きですか?
私は、大好きです。
ということで、前回に引き続き「独断と偏見で選ぶ『ビートルズ名曲』ベスト20」を発表してみたいと思います。
いつもは「ベスト5」なのですが、「ビートルズ」の名曲はあまりに多すぎて、とても5曲では無理・・・。
ということで、独断と偏見で「ベスト20」にしてしまいました!!
これも、「独断と偏見」ゆえのこと、どうかお許しください。
さて、ほとんどいないとは思いますが、念のため「ビートルズ」を知らない方のために簡単にご説明しましょう。
主に1960年代に活動したロックバンド。1962年10月にレコードデビュー、1970年4月に事実上解散。”Fab Four”という愛称もある。
バンドの活動期間内に母国イギリスで12作のオリジナル・アルバムを発売し、その内11作が全英アルバムチャートで週間1位を獲得した。11作の週間1位獲得合計数は162週。年間売り上げ最高アルバム獲得数4作と第1作『プリーズ・プリーズ・ミー』による連続1位獲得30週はいずれも1960年代の最高数。シングルは22作発売し、その内17作が1位を獲得。さらにアメリカを初め各国でも高いセールスを記録し、ギネス・ワールド・レコーズに最も成功したグループアーティストと認定されている。また「ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100組のアーティスト」に於いて第1位に選出されている。
本国イギリスでは1965年に外貨獲得に貢献したとしてエリザベス2世からMBE勲章を授与されている。1988年にロックの殿堂入り。活動前期においてはアイドルとして「ビートルマニア」と称される人気を獲得。それに加えて後期には音楽的にも評価されている。 (Wikipediaより)
では、始めましょう! 独断と偏見で選ぶ『ビートルズ名曲』ベスト20
第9位!
I Saw Her Standing There(アイ・ソー・ハー・スタンディングゼア)
1963年3月にビートルズが発表。
アルバム「プリーズ・プリーズ・ミー」に収録。
第8位!
Come Together(カム・トゥゲザー)
1969年9月にビートルズが発表。
アルバム「アビー・ロード」に収録。
今回は、第9位の”I Saw Her Standing There”より、タイトルの解説を紹介します。
I saw her standing there.
では、ちょっと解説。
【語彙】
saw「見た、見えた、目にした」(seeの過去形)
stand「立つ、立っている」
there「そこに、あそこに」
今回の英文では、使われている単語はわりと簡単です。
でも、実はけっこう重要な文法が使われています。
その文法とは、『知覚動詞』。
学生時代に勉強した気がする・・・という方もいらっしゃるかもしれません。
『知覚動詞』というのは、その名の通り「ある状況(AがBする状況)を知覚する」という表現です。
たとえば、
「子猫が泣く」のが『聞こえた』
とか、
「何かが倒れる」のを『感じた』
のような文を表現する際に使われます。
よく使われる単語は、”see”「ある状況を目にする」、”hear”「ある状況を耳にする」、”feel”「ある状況が感じられる」などです。
これらの動詞の後ろに、知覚した「状況」を順に言っていきます。
「私は、子猫が泣くのを聞いた。」
→ I heard a kitten meow.
heard「聞いた、聞こえた、耳にした」(hearの過去形)
kitten「子猫」
meow(ミアウ)「ニャーとなく」
「彼は、橋が崩れ落ちるのを感じた。」
→ He felt the bridge fall down.
felt「感じた」(feelの過去形)
bridge「橋」
fall down「くずれおちる」
ただし、「AがBする状況」ではなく、「AがBしている状況」「AがBされる状況」と言いたいときは注意が必要です。
それぞれ、『現在分詞形(~ing形)』『過去分詞形』を使う必要があります。
「私は、子猫が泣いているのを聞いた。」
→ I heard a kitten meowing.
「彼は、手をつかまれたのを感じた。」
→ He felt his hand held.
held(hold「つかむ」の過去分詞形)
したがって、今回の英文”I saw her standing there”は、
「私は、彼女がそこに立っているのを目にした。」
という意味になるのです。
この『知覚動詞』表現は、いろいろなところで使われています。
また、機会があれば紹介します。
というわけで、「独断と偏見で選ぶ『ビートルズ名曲』ベスト20」でした!!