錦織君の最近の活躍には目を見張るものがありますね!今もメンフィスオープンで勝ち上がっています。こちらの大会以前は『全米室内選手権』といって、歴史ある大会で師匠であるマイケルチャンコーチをはじめ数々の有名選手がタイトルを獲得しています。
特に錦織選手は13年、14年と連覇中。今年も3連覇を掛けて大会に臨んでいます。
そんなテニス人気にあやかって今回は錦織選手の対抗馬、スーパープレイを見せる選手達をテーマにエントリーしたいと思います。技で見せる技巧派から、パワーでねじ揉む肉体派、はたまた抜群のフィジカルでコートを駆け巡るスピードスターまで一気にご紹介致します!
■コートをスライドするスピードスター、ガエル・モンフィス
写真でもてのお分かりの通り、バスケット選手のの様なスタイルでテニスをするこの選手がガエル・モンフィス選手です。
ガエル・セバスチャン・モンフィス(Gaël Sébastien Monfils, フランス語発音: [ɡaɛl mɔ̃ˈfis] ,1986年9月1日 – )は、フランス・パリ出身の男子プロテニス選手。シングルス自己最高ランキングは7位(2011年7月)。これまでにATPツアーでシングルス5勝を挙げている。身長193cm、体重80kgの長身選手で、長い手足と柔軟な身体能力を生かした広いコート・カバーリングを持ち味にする。「ガール・モンフィス」の表記揺れも多い。WIKIより
フランスのテニス選手なのですが、今は怪我明けでランキングもいまいちですが、気分が乗ってきた時には手を付けられない選手です。とにかく手足が長く、足が速いです。しかも癖なのかシューズを滑らせて、コート上をスライドしてボールを拾うんですね。
テニスのコートにはいくつか種類がありますが、ハードコートと言われる表面がコンクリートにゴムをコーティングしてあるようなコートでは通常シューズは滑りません。ただこの選手の場合、移動のスピードが早いのでシューズが滑るんですね。
以前JAPANオープンを観戦している時にも、コートサイドで見ていた松岡修造さんがこういっていました。
「モンフィスは車のドリフトの様にハードコートでもスライドしてくるんです。彼の近くにいるとゴムの焦げた匂いがするんです」
真偽のほどは定かではないですが、シューズが焦げるほどのスライドを見せるモンフィス選手。そんな彼のスーパープレイをご覧ください。
https://www.youtube.com/watch?v=_1bBABEMvp8
■端正なマスクで人気のグリゴール・ディミトロフはプレイもおしゃれ
グリゴール・ディミトロフはブルガリアの選手で、世代的にはネクストジェネレーションと呼ばれる錦織世代の選手です。ベスト10以内に入っているのですが、どちらかというとシャラポアの彼氏と言うイメージの方が強いかもしれませんね。
グリゴール・ディミトロフ(Grigor Dimitrov, ブルガリア語: Григор Димитров, 1991年5月16日 – )は、ブルガリア・ハスコヴォ出身の男子プロテニス選手。これまでにATPツアーでシングルス4勝を挙げる。自己最高ランキングはシングルス8位、ダブルス66位。身長190cm、体重80kg。右利き、バックハンド・ストロークは片手打ち。WIKIより
彼はベイビー・フェデラーと言う別名があるように、プレイスタイルが非常にフェデラーに似ています。スイングの軌道、バックハンドの美しさ、ネットプレイへのスムーズな移行など若手には珍しい綺麗なオールラウンドなプレイヤーです。
フェデラーより荒削りなところはありますが、今後の必ずやベスト5に入ってくる逸材です。フェデラーもボール際の細かい処理が得意な選手ですが、ベイビーの方も負けず劣らず、細かい技が得意ですよ。こちらの奇跡的な動画をどうぞ。
https://www.youtube.com/watch?v=S0kML035508
無理な体勢からの背面?ハーフボレー。ただでさえ処理の難しいハーフボレーを背中越しに行うとは…これには相手も脱帽ですね。ちなみにこの試合、逆転勝ちしました。相手もお手上げですね!
■パワーと言えばこのかた、BIG4の一角ラファエル・ナダル
最後にご紹介するのは誰もが知っている、スーパースター、ラファエル・ナダルです。特に紹介も要らないと思いますが、取り合えずプロフィールをどうぞ。
ラファエル・ナダル・パレラ(Rafael Nadal Parera, 1986年6月3日 – )は、スペイン・マヨルカ島・マナコー出身の男子プロテニス選手。ATPツアーで4大大会14勝(歴代2位タイ)を含む、シングルス64勝、ダブルス8勝を挙げる。身長185cm、体重85kg。
歴代2位タイ記録のテニス4大大会優勝回数14、史上2人目となるキャリアゴールデンスラム達成などプロテニス史上屈指の選手。
特にクレーコートの全仏オープンに強く、最多優勝9回・最多連覇記録5など保持している。
北京五輪シングルス金メダリストで、4回(2004、2008、2009、2011年)のスペインデビスカップ優勝に貢献している。BIG4の1人。WIKIより
ご存知ナダルですが、今年は調子が今ひとつです。なぜなら年末に盲腸の手術で開腹しているからなんです。え、手術でお腹切って、翌月に全快でテニスできるの?って感じですが、ナダルは現在バリバリ試合に出ています。このあたりもBIG4たる所以ですね。身体が強い!
ジョコビッチ、ナダル、フェデラー、マレーを BIG4と通称読んでいますが、彼らに共通するのは、怪我がほとんどないこと。年間の試合数もこの4人はずば抜けて多いです。その理由は単純で、決勝まで勝つから。弱い選手は1回線で負けてしまうと試合数は1大会1試合ですが、グランドスラムのような大会では決勝までいくと8試合もの試合数になります。この長丁場を勝ち抜くには技術だけではなく、身体の強さも必要となってくるんですね。
そんな身体の強いビッグ4の一角ナダルに話を戻しますと、彼の大きな特長はスピンのかかった特殊なフォアハンドです。
『空中にある壁にぶつかったようだ』
と選手は口を揃えて彼の打球を表現します。そのぐらい急激にスピンがかかった球はコートに落ちてゆきます。もちろん上下に落ちるだけでなくサイドに振られた際にはサイドスピンでコートを横から卷いてくるような打球が返ってきます。こんな選手どこにもいません!
https://www.youtube.com/watch?v=gYdWfYIIbks
彼が復調した時、誰がテニス界の覇権を握っているのかがとても楽しみです。2015年はこの一角に錦織選手が入ってくると思うと目が離せませんね!