先月の今頃はきっと錦織選手が全米で大活躍して日本も大盛り上がり、テニスブームがさらに盛り上がってしまうのでは?と心配していたのですが、何と一回戦負けと残念な結果に。
錦織選手が負けてしまうとテレビでもぱったりテニスの話題が出なくなり、グランドスラムの最中だというのにテニスファンの私としては悲しい気持ちで一杯です。
競技人口が多い割にはテレビ中継などもあまりないのって、やっぱりテニス人気というよりは錦織人気なんだなと再認識しました。彼を通じてライバル選手などにも興味をもっていただいて、スポーツとしての魅力をもっとたくさんの方に知っていただきたいなーと思います。
スポーツの魅力と言えば、テニスにそっくりなスポーツが日本に上陸しているのをご存知でしょうか?
ヨーロッパ、南米では大人気でスペインでは既に300万人(スペインの人口は日本の1/3ほどなのに!)の愛好者がいるスポーツ、その名もパデルです。
パデルとはテニスとスカッシュを混ぜたようなスポーツで、テニスコートの半分ほどのエリアを強化ガラスの壁で囲い、壁面もバウンドで利用できるという3D感覚満点のスポーツです。
百聞は一見にしかず!まずはプレー風景を動画でみてみましょう!
どうですか?すごくないですか?
テニスであれば、ボレーで決められたプレーでも抜かれたボールを壁に打ち返して、また相手のコートに戻ればプレー続行!ネットに掛けたり、直接相手側の壁にオーバーで当ててしまわないことがどうやらポイントのようですね。
■パデルって何?
ここでおさらい、パデルとは…
パデル(Padel)は、1980年代から競技者人口が増え始めたラケットスポーツである。スペインはじめポルトガルやイギリス、またアルゼンチン、メキシコ、ブラジル、カナダ、ウルグアイ、そしてチリなどの国々で、パデルがスポーツとして発展を遂げた。近年、アメリカ合衆国へ広まりつつある。また最近になり、日本にパデルコートが建設される。
パデルのプロツアーはWorld Padel Tour(ワールドパデルツアー)や Campeonato Mundial de Padel (パデル・ワールドカップ)などの大会が、国際的に重要なプロの大会とされている。
パデルコートのサイズは20×10メートルの長方形で、コートの周囲は強化ガラスと金網により囲まれている(センターネットがある入り口付近を除く)。両サイドの奥は高さ3メートルの強化ガラス(金網を含めると全長4メートル)が「コ」の字型に設置されている。その他の部分は全長3メートルの金網により仕切られている。また、パデルのボールは形状、色、サイズ共テニスとほぼ同じといえるが、内圧はテニスボールより1気圧低い。
パデルはテニスと比べ肉体的な負担が少なく、年齢や技能の巧拙に関わらず楽しむことができる。ほとんどの人は20分もあればプレーの要領をつかむ事ができ、ゲームを堪能することができる。これはテニスのように強いショットやサーブ力に左右されることが少ないからである。
ダブルス競技のみで行い、ボール、ラケット、コートの3つは必須である。(WIKIより)
ヨーロッパではプロツアーがあり、アルゼンチンではサッカーの次に人気のあるこのパデル。ほとんどの方が見たことも聞いたこともないと思います。それもそのはず、日本にコートが2箇所しかないんです。
当然、競技人口も少なくまだ日本では発展途上のスポーツ。日本でこそまだ知名度がありませんが、世界的なスポーツなので、将来的にはオリンピックの正式種目になんて声もあるほど。テニスのボレーに自信のある方は、ダブルスの相方を誘って今から日本代表目指してみては?
日本でのパデル情報はまだまだ少ないですが、昨年協会サイトが立ち上がっておりますので、是非こちらから情報収集してみてはいかがでしょうか?
■日本パデル協会
http://www.japanpadel.com
関東圏では唯一、所沢フットサルパーク(http://tokorozawafp.com/PADEL/index.php)に2面設備があり、用具のレンタルや初めての方にはインストラクターの方によるレクチャーを受けることもできます。
だいたい30分もあれば要領を掴めるそうなので、テニス経験者の方であればもっと早く感覚を掴めるのではないでしょうか?
■用具について
ラケットは穴の開いた板状のラケットをつかいます。テニスに比べて短いのと、ガットがないことが大きな違いですね。またボールはほぼ同じ大きさですが、1気圧内圧が低いボールを使用。ノンプレのボールを打っているような感覚でしょうか…
必要な道具としてはラケットとシューズくらいなものなので、テニスとほぼ一緒です。ラケットなどはネット通販などでも取扱があります。
最近は、ちょくちょくテレビなどでも注目のスポーツとして取りあげられることの多い、パデル!
スポーツの秋にみなさんも所沢に足を運んでみてはいかがでしょうか?