ラグビー

みなさん、ラグビーは好きですか?

 

 

私は大好きです。

さらに大好きになってしまいました。

 

ラグビー

 

というわけで、なんといっても日本vs南アフリカの試合です!

 

みなさんご存知のように、なんとラグビー超強豪国である南アフリカに日本が勝ったのです!

 

残念ながら、結果を知った上でのテレビ観戦となってしまいましたが、もう感動の嵐でした。

 

涙が出ました。

 

ラグビーに詳しい方なら十分承知のことでしょうが、ラグビーというスポーツは番狂わせの起きにくいスポーツで、ランキングが下位のチームが上位のチームに勝利する、それもワールドカップという舞台で勝利する、ということは滅多におこらないことなのです。

 

さらに言うと、7回開催されたワールドカップのうち2回の優勝を誇る南アフリカに対し、まだ一度も予選突破したことのない日本が(しかもその予選ですら20年以上前にたった1勝しかしていない)勝利したということは、それはもう本当に大変なことなのです。

 

その試合のハイライト映像がこちら

 

 

この大会はイングランドで開催されていて、実況も英語ですが、その実況の声のトーンをよく聞いてみてください。

南アフリカが得点するシーンでは割と落ち着いていますが、日本の得点シーンでは興奮している様子が感じ取れると思います(「オーイエス!!」「ミラクル!」とか言ってます)。

観客も日本に全く期待していなかったのでしょう、思いがけない日本の健闘で接戦になるにつれ、そして日本がすばらしい攻撃で得点を重ねる度にその声援が大きくなっていきます。

 

しかもしかも、この動画だけではよく分からないのですが、実は最後の局面で日本の選手たちはある重大な決断を下しているのです。

それは、相手が反則を犯したことで、ペナルティキックを蹴るか、そのまま自分たちのボールでプレイを再開するか、の選択ができるチャンスが巡ってきた場面でのことです。

日本には、「五郎丸」選手という、世界でも指折りのキックの精度を誇る選手がいるのですが、その彼でなくてもそこそこ簡単に決めることのできる位置からのペナルティキックです。

 

ラグビーのルールでは、ボールを相手陣地の最終ラインを超えたところに置くこと(いわゆる「トライ」)で得られる5点と、相手ゴールにボールを蹴りこんで得られる3点などの、いくつかの得点方法があります。

32対29で負けていた日本にとって、終了間際に得たペナルティキックが決まれば3点が加算されて32対32、超強豪国である南アフリカ相手に引き分けて予選で貴重な勝ち点を得られる、という最高のシチュエーションだったのです。

引き分けていれば、日本のメディアもラグビー関係者もみんな彼らの健闘をたたえたことでしょう。

実際、もう残り時間はほとんどなく、そのワンプレーで試合終了みたいな状況だったのです。

 

そこで、そう、そんな大事な場面でですよ?

 

なんと選手たちは、ペナルティキックを選択せずに、プレイ再開を選んだのです。

つまり、3点をとって引き分けで終わるよりも、とれるかどうかわからない5点(「トライ」)を狙いにいったのです!!!!

この場面を見たとき、おそらく世界中の誰もが「えっ?なんで蹴らないの?」って驚いたはずです。

「その最後のワンプレーが途切れた瞬間、次にレフェリーが笛を吹いた瞬間、負け確定だよ??」って思ったはずです。

結果を知っていた私でさえ、「えっ?」って思ったほどです。

 

そして次の瞬間。

震えがきました。

選手たちは、引き分けでなく、あくまでも勝ちにいったのです。

その後の観客の熱狂たるや・・・。

ぜひ、関連動画を検索してその場面をみて欲しいです。

おそらく南アフリカのファン以外、いえ、もしかしたらその人たちですら一瞬にして日本チームのファンになってしまったことでしょう。

 

そのとき選手たちは声をかけあって、こんなことを言っていたそうです。

 「キックで同点で終わったら日本ラグビーの歴史は変わらへん。勝つか負けるかやろ。」

 

そして、その最後のプレーで、彼らは見事にトライを決めるのです。

34対32、日本の勝利。

 

 

どうですか?

もう、ここ何年かで一番感動したかもしれません。

ついつい何度も見返してしまいます。

私も頑張らないと!

と、見る度に元気が出ます。

 

今までラグビーに興味がなかった人も、ちょっとだけ関心をもってもらって、ワールドカップの残りの試合、一緒に日本を応援しませんか?

 

そして、もしちょっとでも好きになれたなら、4年後のワールドカップの試合を一緒に見に行きましょう!

実は、次のラグビーワールドカップは、ここ「日本」で開催されるんです。

 

 

 

 

 

 

 

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