いよいよテニスは来週から全仏本戦が始まりますね!このところ好調を続けてきた、錦織選手にはグランドスラム初制覇の期待がかかります。今は予選が行われていますが、期待の若手、西岡選手にも本戦インの期待がかかります。
以前は松岡修造氏が活躍していた頃まで、本戦ストレートインの選手はほとんどおりませんでしたが、今は優勝か!なんて叫ばれるくらいに錦織選手が活躍していることに往年のテニスファンとしては驚きを感じています。
同じように、かつては土魔人とも呼ばれていたナダルの凋落がここ数年激しいですが、2016年は復調してクレーコートでもタイトルを重ねています。その復調の一因とも言われるのがスマートセンサー付きラケットです。
ラケット自体に6軸センサー、加速度センサーなどが内蔵されており、ラケットがどう振られたか、どこに当たっているかなどのデータを解析してくれます。ナダルは実に20万球ものテスト試打を重ね、現行モデルでツアー使用の物と同じウェイトバランスのラケットを試合でも使いはじめました。
試合後にはフィードバックされるデータをもとに、調子のいい時、悪い時の特徴などを分析し、試合に役立ててきました。昨年くらいから取扱は極少数ですが、日本でも発売されるようになり、一般プレーヤーの手にもこのスマートラケットが普及するようになりました。
若干、値が張るのは否めないですが、テニス好き、もといガジェット好きの私も早速手に入れてしまいました。
■持った感じは何ら変わらず
私はセンサーのない同じモデルを3代前のモデルから使っておりましたので、持った感じは今まで使っていたラケットと何も変わらない感じです。特にセンサーが内蔵されているグリップ部が重くなるのでは?という心配が有りましたが重さも全く感じず違和感があると言えば、グリップ部にボタンがあるということだけ。
このボタンのあるフタを空けるとUSBと接続する端子がついています。上のボタンを押すと計測開始、下のボタンは計測に区切りを付けたり、Bluetoothとの接続をする際に押します。もちろん、ラケットは使用前に充電が必要です。コンセントに繋いでる姿は木製ラケット時代からテニスを知っている私にとっては滑稽でもあります(笑)
■いざ、試し打ちへ!
急にテニスがしたい!と思ってもテニスは相手がいないとできないスポーツですから、しかたなく相手がいなくてもできる壁打場にやってきました。平日にも関わらず、おじさん達でいっぱいです。不思議なことに壁打場で女性に会ったことはありませんね。なぜでしょうか…女性は壁打ちしないんでしょうか…不思議です。
話をラケットに戻すと、はじめはボールを下についたり、ラケットの上でトントンとやったりするのも計測されているのかと、おそるおそる使って心配しておりましたが、さすがはスマートラケット!プレイ中に真下に向かって軽くボールをつくという動作はないので、このボールトントンはカウントされないんだそうです。すごい!
同様にサービスも打球の直前にラリーがないこと、ラケットの角度などでサーブとスマッシュを計測し分けているようです。とても賢いですね!
■思い切り壁にサーブしてみた!
おじさん達(という僕もおじさんですが)がなかなかどいてくれない&横入りするマナー違反者が多いので、ストローク練習はほとんどできなかったのですが、待っているイライラを思い切りサーブにぶつけてみました(笑)おかげで大分力みましたが、平均で149キロ、最速は174km/hでした。数字的にはまずまずですが、ただボールヒットエリアなどをみて見るとこんな結果が。
ほとんど真ん中に当たってない!…そうなんですね。私はトップスピン気味にサーブを打つので、ラケットの上面に最初ボールがヒットする傾向なようです。もっとスピードをアップさせたければ、センターに当たるようにラケットワークを変えたらいいことがデータで分かります。こういった気づきが客観的に有ることはとても楽しいですね!
またSNSとの連動機能も充実しており、ナダル選手をはじめ世界のトップ選手との比較などもできます。恥ずかしながら左が私、右がナダル選手です。ナダル選手の圧倒的パワー感!すごいですね。僕の方は始めたばかりなのでまだこのスコア的な物がなかなか上がりませんが、データを見て修正していくうちにオフヒットが減ったりして、よりプレイに正確製が出るのではないかと期待しております。
このバボラの商品は日本語サイトもできておりますので、興味の有る方は下記サイトより詳細をご覧頂ければと思います。
■BABOLAT PLAY
http://ja.babolatplay.com/
テニスのスマートセンサー関連ではソニーとヨネックス社が共同開発したグリップ部に後付けのセンサー「スマートテニスセンサー」も話題です。
■スマートテニスセンサー
http://smartsports.sony.net/tennis/JP/ja/
こちらはヒートマップの用に打球エリアが表示されるなどより詳細なデータを蓄積でき、さらには動画をとりながらサーブなどの球速を計測できるライブモードも搭載。
テニスの幅がさらに広がりそうですね!全仏も間近となりましたが選手のこういったギアの
変化などにも注目してみて見ると面白いかもしれませんね!