今年もいよいよテニスシーズンがスタート!

新年あけましておめでとうございます!今年もテニスシーズンが開幕し、我らが日本代表、錦織圭選手も絶好調で初戦から世界4位のワウリンカ選手をストレートで下し決勝進出というスタートを切りましたね!

決勝こそベイビーフェデラーの異名を持つディミトロフ選手に敗れてしまいましたが、今年一年の活躍を期待させてくれるようないい試合でした。最後にメディカルタイムアウトを取っていたのは、臀部の痛みだそうで心配ですね。怪我無く今年も一年活躍してほしいものです。

早速の活躍で、気がついた方も多いかと思いますが錦織選手、この試合からナイキの靴に変わっているんですね。ナイキ者と複数年契約を結んだということですが、通常ナイキ社は1アイテムだけの契約ではなく、アパレル(シャツや靴下なども)すべての契約となるので、とても珍しいです。これはナイキが日本市場のテニス人気を見越しての契約なのでは無いかと、個人的に盛り上がっております。

というわけで、今回はトップ選手のギア事情についていくつか追いかけてみたいと思います。

■トッププロのギア事情

今回は足元のギアに注目したいと思いますが、写真はマレー選手のアンダーアーマーのシューズです。以前はジョコビッチや錦織と同じくアディダスのシューズを履いていましたが、アパレル契約をアンダーアーマーと契約したので、帽子から足元まですべてアンダーアーマーとなっています。昨年はオリンピックなど国が提供するウェアは揃えなければならないので、リオのときだけ久しぶりにアディダスのウェアなマレーも意外でした。

2017シーズンから錦織選手は比較的硬くて重いシューズ(アディバリケード)からナイキのZoom Vapor9.5フライニットという軽く柔らかめのギアにチェンジしています。堅いシューズはかかと部分の横ズレが押さえられるため怪我しにくい反面、やや重みが出てしまいます。ビッグサーバーなど試合時間が短めで終る選手はともかく、3〜4時間の試合はザラという錦織選手にとっていると、足元の軽量化がプラスに働くのではないかと思っています。ただひとつ心配なのは、結果を出したとはいえ、万全で臨んだはずの初戦で臀部に痛みが出たということは、シューズ変更による影響も若干あるのでは無いかという心配もあります。

また錦織選手は2017年シーズンはラケットも変更しているんですね。現行モデルのマイナーチェンジとなりますが、BARNという彼のモデルにカウンターベイルという自転車競技などにも使われる振動抑制の新素材を使ったBRN95CVというラケットにチェンジしています。

「カウンターヴェイル」はNASAの厳しいテストでも立証された驚くべき振動減衰機能素材で特徴としては、ラケットのフレームの剛性と強度を向上させながら振動を止める事が出来ると言う優れもの。振動が来ない分、長時間の試合での疲れが軽減できる上に、剛勢アップでサープなどのパワーアップ、オフスポット時の嫌な衝撃からも守ってくれます。

トップ選手と当たるとどうしても試合時間が長くなってしまう錦織選手にとっては、怪我もしにくくトーナメント後半に疲れを残しにくいギアと言えると思います。

2017年、かつての4強のうちナダル、フェデラーが怪我でランクを落とす中、怪我をしないことで有名なマレー、ジョコビッチが2強時代を迎えております。それに追随するランキング上位の選手の足元はどうでしょうか?調べてみるとこんな感じになりました。

ジョコビッチ:アディバリケード(アディダス)
マレー:アンダーアーマー特注(アンダーアーマー)
ラオニッチ:ニューバランスMC996(ニューバランス)
ワウリンカ:パワークッション・エクリプション(ヨネックス)
錦織圭:Zoom Vapor9.5フライニット(ナイキ)

見事にバラバラですね(笑)以前はトップ選手はジョコビッチ、マレー、錦織もアディダスでその他の選手もかなりアディダス派とフェデラーとナダルはナイキ社の靴という2大メーカーが主流でしたが、プロ選手の中でじわりと人気を博しているのが、日本のアシックスブランド。

https://www.youtube.com/watch?v=LQEiQnpP3pU

代表選手としては凄まじいスピード感でコートを躍動するモンフィス選手です。以前はナイキなどのシューズを履いていましたが、アシックスのゲルレゾリューションというモデルを今は着用。

モンフィス選手は彼独自のグライドという特徴的な動きを持っており、コートを自在に滑るプレーを行います。左右に振られた時の切り返しをスピードが上がりすぎた状態から、シューズを滑らすことで素早く行っていますが強い下半身とバランス感覚がないと出来ないものです。以前、生で観戦した時はハードコートからタイヤの焼けこげたようなにおいがすると会場で話題になっていました。焦げるほど強く負担がかかるものですから、それに見合ったギアが必要となる訳ですね。

アシックス社のシューズと言えば、ランニングでも有名なメーカーですからとにかく軽いことがあげられます。また、ランニングシューズで培った技術で、軽さも伴いながら剛性も実現しています。アシックスシューズはガスケ選手などトップ10に入る選手も愛用してますので、アシックスブランドにも注目ですね。

■アシックス/テニス
http://www.asics.com/jp/ja-jp/tennis

ちなみにアシックスはアパレル展開もしておりまして、日本では変えないグローバルモデルのウェアなども充実しておりますが、これがまたかっこいいんです。全豪でも着用選手がいると思うので、要チェックですね!

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