大会に大波乱、混沌とする芝の季節

ウインブルドンにW杯と標準時間が違う国のお祭りを基準に生活しておりますと、日中がどうしてもぼーっとしてしまう今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか?

W杯も大本命のドイツが予選で早々に敗退、ブラジルもベルギーに敗れ、優勝の目は無くなりました。その一方で、全く活躍の期待されていなかった日本代表がベスト16に残り、優勝候補のベルギー相手に後半2-0まで追い込むなど大健闘を見せるなど、この1ヶ月は素晴らしいスポーツ月間となりました。

■芝の巨人倒れる

on day nine of the Wimbledon Lawn Tennis Championships at All England Lawn Tennis and Croquet Club on July 11, 2018 in London, England.

定点的に追いかけているテニスの方もなかなかの大波乱の模様。フェデラーが負けました!

大本命のフェデラーは初日にユニクロのセットアップで会場に現れ、まずは観客の注目を浴びました。ナイキとの契約が今年で切れ、約300億とも言われる契約金でユニクロと契約したそう。おなじみのRFマークはナイキ社が作ったものだったので使用せず、契約のないままシューズはRFマークのないナイキのものを履いています。

ラケットも新商品すので、頭から足先までブランニューフェデラーとして登場。新しいフェデラーは一味違いました。

ベスト8までは1セットも取られないばかりか、サービスゲームはほぼぼぼポイントすら取られない圧勝ぶりで、勝ち上がってきました。マリナノ戦では1セット16分という恐ろしい短時間でセットを先取。こちらはコートチェンジ間の休憩時間(ファーストゲームはドリンク程度、3ゲーム目、5ゲーム目は90秒)を考えると、ボールを打っている時間は10分無かったのではないでしょうか?

ここまでほとんどのサービスゲームを1分台で切り上げ、スタミナ万全で勝ち上がってきたフェデラーはベスト4で、昨年の全米準優勝者のケビン・アンダーソン(南アフリカ)と対戦となりました。長身のアンダーソン選手の武器はビックサーブで、ここまで上位勢と対戦のなかったフェデラー選手にとっては、いきなりの上位勢との対戦でなかなか試合のリズムを作ることができずに、まさかの2セットアップからの逆転負け(2-6、6-7(5-7)、7-5、6-4、13-11)を喫しました。

正直、フェデラーが負ける相手とは思っていなかったので、次の山もイスナーと少し格下でしたので、『あぁ今年も決勝まですんなり行くなぁ』と思っていました。ちなみにアンダーソン選手の使用しているラケットはスリクソンで、日本のメーカー住友ゴムの子会社のダンロップのブランド。錦織選手は負けてしましましたが、メイドインジャパンのラケット、スリクソン勢として初めてウインブルドンベスト4に進出しました。

 

■テニスにも高年齢化の波が

ベスト4に残ったのはアンダーソン、イスナー、ジョコビッチ、ナダルの4人となりました。この4人には共通点があります、それは・・・

なんと4人とも30台の選手。テニスも競技としては相当タフな部類のスポーツですが、サッカーや野球でも30台の選手が活躍できるようになってきて、その波もテニス界にも押し寄せてきているなと思います。

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ただ以前には鉄人と呼ばれたケン・ローズウォールさんが37歳で年間グランドスラムをとっていますが、当時とはツアーの数もハードさも桁違いなので、一概に一緒にはできないですね。

前述のフェデラー選手のユニクロとの契約は10年契約だそうですが、フェデラー選手はすでに36歳。10年後46歳まで現役でやっていたらと思うとワクワクしますね。イチロー選手も50歳まで現役でいたいといっておりましたが、チームスポーツの世界では難しいようです。

その点、自分で引退しない限りはプロ契約でいられるテニスなどは、環境さえ整えばいつまでも続けらるのかなとも思います。

プロの世界と一緒にはできませんが、我々市井のテニスプレーヤーも市民大会などでは年齢別の大会など80歳以上のカテゴリーもありますし、ゴルフと並んでテニスは、ご高齢の方でも楽しめるスポートなのではないかと思います。

プロの活躍を見て、一人でもテニスに触れる方が増えたらなぁと思っています。皆さんもテニスやってみませんか?

 

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