先日の楽天ジャパンオープンは大方の予想通り、ジョコビッチ選手の優勝で幕を閉じましたが、ジョコビッチ選手は初出場で初戴冠のタイトルが今回でなんと10個目となりました。
もちろん日本でプレーをするのも初めてとのことで、この瞬間に立ち会わなければと、ジョコビッチ選手の日本初試合、ジョコピッチ選手対ポピリン選手の試合を観戦してきました。
今年で約10年ほど連続で私も観戦しに行っておりますが、昨年は有明の回収と重なり、調布での開催となりました。なので、有明での観戦は2年ぶりとなります。
まず国際展示場から有明スタジアムまでの道のりからして違う!オリンピックに向け、高速を横切る横断通路からそのまま真っ直ぐスタジアムへ続く階段ができておりました。以前は右に折れて、そこから会場へという流れでしたが、左側にはセカンドショーコート(楽天カードアリーナ)も新しくできておりました。
新アリーナはもちろん来るべき東京オリンピックに向けて整備されたコートで、1年後ここで世界のトップ選手が躍動しているかと思うとワクワクが止まりませんでした。(オリンピックの時も楽天カードアリーナという名前なのかなという疑問もありますが)
メインスタジアムの設備などもとても綺麗に改修されておりまして、以前から気になっていた汚いトイレ周りも綺麗に生まれ変わっておりました。
ジョコビッチ選手の試合の前に日本選手が立て続けにいい試合(内山選手、ダニエル太郎選手双方勝利!)をしていたので、会場内でだいぶ感動してしまいましたが、いよいよお目当のジョコビッチ選手の登場です。
会場内もこの時間だけさっきまで空席が目立っていたのが、急に満員御礼状態。さすが世界ナンバーワンは集客力もが違いますね。
ジョコビッチ選手は、ほかのサービスが常に200km/h以上出る選手や、ジャンピングバックハンドを繰り出すような派手な選手と違い、持ち前のコートカバーリングで、脚を使ったディフェンシブな試合運びで、テレビで観戦するとあまり面白くない試合のイメージでしたが、実際の試合を見ると全然違いました。
軽く打っているように見えて、全てが他の選手を凌駕するような球速と配球、そして誰よりも早くポジションについているので、簡単そうに見えてしまっているのですが、信じられないくらいのスピードで移動しています。この辺りは、上方からの俯瞰のテレビの画角だとわかりにくいのかなと思いました。横から見ると、人間ってこんなに早く動けるものなのかと思うくらいのスピードです。
ボールの落下地点の予測がいいのと、揺るぎない自信のあるたたずまいで本当に優雅なネコ科の動物が動いているように見えました。
相手のポピリン選手も200km/h以上のサービスを連発しておりましたが、軽々とリターンする姿に、来年のオリンピックもこの場所でこの姿が見られるのかもと予感させてくれるものがありました。
本人も来年の下見に来たと言ってはばからない様子は、さすが王者。
東京オリンピックでは誰が金メダルを手中に収めるのか、とても楽しみですね。我らが日本の錦織選手や大坂選手にも来年は頑張ってもらいたいですね!