お見舞いに行ってきた話

 先日、母が体調をくずし、血液検査の結果、大事をとって入院することになりました。

今回はお見舞いに行った際に感じたことを書いてみます。

 まず、病院の建物内に入るためにはマスク着用が必須でした。

 また、面会のためのスペースが設けられており、部屋まで入ることは許されませんでした。

 これらは、やはりコロナウィルスの影響が大きいのでしょうし、不測の事態を回避するためには当然の対応とも言えますが、一昔前の病院での風景を思い出してみると隔世の感があります。

お見舞いに行って病室のベッド脇で患者さんと話したり、花を飾ったり、果物をむいてあげたり、そんなシーンは映画やドラマなどでもお馴染みだと思います。

私自身、人生の中で病院暮らしは長い方なのですが、特に骨折などで数週間入院している場合など、意識もはっきりしており、患部以外は全く健康体であったりするので、毎日がヒマでヒマで仕方がないものなのです。

そんな生活を送っていると、ときどき誰かがお見舞いにきてくれることが本当にうれしくてたまらないんですよね。

もちろん、今の病院のシステムでもお見舞いは当然うれしいものでしょうけれど、見慣れた風景という感じではなかったです。

一日中ベッドで横になっている自分のぐちをベッド横の小さなイスに座っていちいち聞いてくれる家族や、学校・会社での近況を伝えにきてくれる仲間たちなど、仮にそれが自分への見舞いでなく隣りのベッドでの出来事であってもなんだか微笑ましいものです。

そんな情景にはもう出会えないのかと思うと少しさびしいですね。

(すべての病院がそうだというわけではないですし、コロナウィルスの緊迫した状況が収まればまた事情は変わってくるのかもしれません。)

 さて、コロナウィルスの感染が広がっている状況はまだまだ収まる気配がありません。

毎日、状況が悪化していくニュースが報道されています。

日本や中国だけでなく、世界中で感染者や死者の数が増えているようです。

こうなってくると、人が多く集まる場所に出かけるのを躊躇せざるをえません。

ちょうどこの時期は受験シーズンです。

まさか受験を取りやめるわけにはいきませんから、マスクや手洗いうがい、その他体調管理だけはしっかり気をつけてほしいものです。

いろんなイベントの開催も危ぶまれていますし、何より今年は東京オリンピックというビッグイベントも控えています。

ずっと楽しみにしていた人たちや、そのイベントのために一生懸命準備してきた関係者の人たちも気が気ではないでしょう。

一刻もはやい収束を望むばかりです。

 私たちも感染を防ぐためにも、または万が一感染してしまった場合の素早い対応のためにも、より信頼できる情報を得ておくことが重要です。

コロナウィルスに関する厚生労働省のウェブサイトがありますので、参考にしてみてください。

 ちなみに、おかげさまで母は無事に退院することができました。

家族一同ホッとしています。

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