今年も不定期にテニスの話題をお送りしてきましたが、ATPツアー2020もいよいよ終盤。今行われている全仏が終わると、室内ハードシーズンが来週あたりからスタートします。
先立って行われるはずだったアジアツアーは楽天ジャパンオープンを始め、ロレックス上海マスターズ、チャイナオープン、成都オープン、珠海選手権と全て中止になりました。
果たしてコロナウイルスの第2波、3波が襲来しているヨーロッパ開催のインドアシーズンは安全に行われるのでしょうか、、、
ATP500以上の大きな大会の残りは10/12からのサンクトペテルブルク・オープン(ロシア)、ウィーンで10/26から行われるエルステ・バンク・オープン、同じ日程で行われるスイス・インドア(バーゼル, スイス)そして最後のマスターズ、ロレックス・パリ・マスターズ(パリ, フランス)が11/2からとなっております。
注目だった若手中心の大会Next Gen ATPファイナルズは中止を発表と言うことで、今年は若手ナンバーワンは不在となりました。
個人的に今年一番伸びたなと思う若手選手は19歳のフェリックス・オジェ アリアシム選手でしょうか。
他にもカナダ勢では20歳のD・シャポバロフ選手も強烈な左利きのハードヒッターで、美しいシングルバックハンドでテニス界を席巻しています。1月には自己最高の世界ランク13位をマーク。昨年10月のイントゥルム・ストックホルム・オープン(スウェーデン/ストックホルム、室内ハード、ATP250)ではキャリア初優勝を飾っています。
今年のUSオープンで活躍したバセック・ポスピショルを始め、怪我から戻ってきたミロシュ・ラオニッチと現在カナダはかなり戦力が上がってきており、今年は行われませんが、来年のデビスカップも楽しみな顔ぶれになっています。
残り2ヶ月弱のATPツアーも11/15に行われるNitto ATPファイナルズを最後に幕を閉じます。果たして今年最後の栄冠に輝くのは誰なのか!
今年は特殊な年ではありましたが、イレギュラーも乗り越えてこそ真のチャンピオンとなり得るもの。最後の8人に選ばれる顔ぶれに注目です!