今期の男子テニス最終戦、ATPファイナルズが今週末からスタートします!ちなみに、この大会のメインスポンサーは日本企業なのはご存知でしたでしょうか?
もともとこの大会、1970年に東京都体育館で行われた「ペプシ・グランプリ・マスターズ」が発祥。1990年に「ATPツアー世界選手権」(ATP Tour World Championships)に改称され、度々呼称を変えながら2017年から「ATPファイナルズ」(ATP Finals)に改称しています。
現在のタイトルスポンサーは大阪市北区に本社を置く、粘着テープなどの包装材料・半導体関連材料・光学フィルムなどを製造する日東電工株式会社。
日立系の会社でしたが、2003年に日立資本から独立、電子素材、自動車製品、工業製品など社会で利用される製品の中間材料を手がける会社です。
2020もNitto ATPファイナルズという名前で開催されます。今期は早々に出場を決めたジョコビッチ、ナダル選手をはじめ、D・ティーム(オーストリア)、D・メドヴェデフ(ロシア)、チチパス、ズべレフ選手が最終戦に駒を進めています。
先日ランキングが5位に下がってしまったフェデラー選手も対象ですが、今期は膝の手術により出場しないので、残る枠は2枠!
13日に発表された世界ランクでは8位にD・シュワルツマン(アルゼンチン)、9位にM・ベレッティーニ(イタリア)、10位にA・ルブレフ(ロシア)が名を連ねており、このあたりまでが最終戦の候補となりそうです。
昨年はティーム選手を決勝で破り、まさかの優勝で幕を終えたチチパス選手。今年はディフェンディングチャンピオンとして、連覇できるのか、果たして新たなチャンピオンが生まれるのか注目ですね。
ちなみに全勝で優勝すると1500ポイントものATPポイントが奪取できるこの大会。予選ラウンドロビンで1勝でも200ポイントという法外な大会です。
ちなみに100位前後の日本選手が主戦場としているチャレンジャー大会の優勝ポイントは一番グレードの高い大会でも125ポイント。いかにこの大会がファイナルにふさわしい格を持っているかがお分かりになると思います。
最終戦は年間王者ジョコビッチが制するのか、果たしてチチパス連覇か、乞うご期待!