テニスも4月に入っていよいよ土のシーズン(クレーコートシーズン)に入ってまいりました!主にヨーロッパの地域、スペインやイタリア、ドイツ、そしてフランスなどのツアーシーズンです。
もちろん最大の大会といえばフレンチオープンなのですが、もうずっと連勝中のナダルが今年も勝つことができるのか!というところに焦点は定まっていると思います。今回彼が優勝を飾るとグランドスラム21勝目でフェデラーを抜き単独トップになります。
名実ともにレジェンドの肩書きを手にしているナダル選手ですが、特に全仏オープンだけは他の追随を許さない結果を残しています。優勝回数は実に13回、初出場で優勝、5連覇達成、さらに1セットも落とさず完全優勝が4回、勝率はなんと98%!!100勝2敗です。もう土魔人ですよね。
我らが錦織選手もクレーを得意としています。ベースラインからの打ち合いを得意としている錦織選手ですが、ボールスピードが落ちるクレーコートとは相性も良く、さらに形勢が悪い状態でもコートを広く使って、体勢を立て直して自分のペースに持ち直せるクレーはフットワークが良い選手には有利に働きます。
新しいマックス・ミルニーコーチを迎え、サーブアンドボレーなどにも取り組んでいる今季は試合時間も短くなる傾向にあり、熟練期に入った錦織選手にももう一度グランドスラムの決勝の場に立つチャンスがあるとも言えます。
その他にもナダル選手のコーチだった、トニ・ナダル(ナダル選手の叔父)をコーチに迎えた、カナダのオジェ・アリアシム選手も注目の一人です。
スペインにあるナダルアカデミーで練習した際に、コーチのオファーを出したそうで、全仏13勝のナダル選手の勝利のメソッドを引き継いで全仏で活躍できるかなどにも注目しています!
このようにナダル選手を中心にしてクレーシーズンは進んでいきますが、一つ気になる点も。フランスでの変異種の流行により、感染者が増加中のため開催が延期されることが決定しています。今の所1週間とのアナウンスがありますが、今後の動向次第ではより遅い開催となるかもしれません。
7月からは東京オリンピックもありますし、スケジュールが重なるようですと多くの選手が選択を迫られる事になります。ぜひナダル選手を東京有明でオリンピックで見てみたいですね!早くコロナが落ち着きますように!