全仏2021に向けて

今年もやってまいりましたクレーシーズン!クレーシーズンのメインイベントといえば何と言っても全仏オープンですよね。昨年は新型コロナウイルスの影響下で例年の開催時期とはずれにずれて、9月末からという大幅なスケジュール変更の元、寒い時期に開催されましたが、今年は1週間遅れではありますが、5月末からスタートします!

ちなみに昨年は男子はナダル選手が4連覇を果たし、通算13回目の優勝、女子はイガ・シフィオンテク選手がポーランド人初のグランドスラム制覇で幕を閉じました。

PARIS, FRANCE – JUNE 11: RAFAEL NADAL (ESP) during the men’s final match of the 2017 French Open on June 11, 2017, at Stade Roland-Garros in Paris, France. (Photo by Chaz Niell/ Icon Sportswire)

今年のクレーシーズンは若手の台頭が著しく、例年数個のタイトルを手にしているナダル選手も20代の選手にその栄冠を奪われています。モンテカルロではチチパス選手が優勝、翌週のバルセロナでは地元ということもあり、チチパス選手に競り勝って、今年初のクレーコート優勝を果たしましたが、マドリードではズベレフ選手に敗退。今週のローマでも例年のように圧倒的に実力差を感じられるシーンが減ってきています。

また、ジョコビッチ選手も脇腹負傷の影響があるのか、戦績が上がってきません。地元セルビアのベオグラードでも準決勝でロシアのホープ、カラツェフ選手にフルセットで破れています。

今年大活躍のカラツェフ選手

ジョコビッチ選手も公式に世代交代が近づいていると発言するように最近はアメリカのシナー選手や、カナダのオジェアリアシム選手、ロシアのルブレフ選手など世界各地のネクストジェネレーションの戴冠が増えつつあります。

そんな中で復活の兆しを見せてきているのが我らが錦織選手!

クレーシーズンが得意(生涯勝率が一番高い)な彼ですが、バルセロナでは3回戦進出でナダル選手から1セット奪うなどいい試合を続けています。次のマドリッドも1回戦でいきなりシード勢のハチャノフ選手と当たりますが撃破、2回戦は惜しくもズベレフ選手に敗れますが、ズベレフ選手はそのまま優勝しているので悪い試合ではありませんでした。翌週も1回戦はシード勢との対決(ランキングが低くなってしまったので仕方ないですね)で28シードのフォニーニ選手と対決しましたがストレート勝ち!

フォニーニ選手にとってはイタリアで地元ということもあって負けられない試合だったにも関わらず錦織選手が圧倒していました。2回戦では2週連続でズベレフ選手と当たりました。今回はフルセットまで持ち込む大接戦だったのですが惜しくも敗退。

ただ、先日まで怪我で棄権していた選手とは思えない動きをしているので、全仏に向けてとても楽しみが増えそうです。頑張れ錦織選手!

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