前回までのあらすじ
【前回】 「アイン食品株式会社」
【前々回】「フラワーペースト」
今回は、「讃岐うどん」です。
実は、讃岐うどんを食べにわざわざ香川県の某有名店まで足を運んだことがあります。
数万円の交通費・宿泊費をかけて、数百円のうどんを食べに香川県まで行く。
よくよく考えてみれば・・・
いえ、こうゆうことは「よく考えて」はイケナイのです。
「勢い」で得られる貴重な体験もありますよね?
今振り返ってみれば、とてもよい旅行でした。
香川県の観光名所もいろいろ回れましたし、何より本場の「讃岐うどん」は最高でした!!
ということで、「讃岐うどん」をwikiで調べてみました。
wikiによると、
『2009年の(うどんの)生産量は59,643トン(小麦粉使用量)、全国1位であり、2位の埼玉県の2倍以上となっている。』
とのこと。
2位にダブルスコアをつけての堂々の1位。
やはり「うどん県」はだてじゃありません。
「讃岐うどん」の定義の一つとして、全国公正取引協議会連合会が定めたものがあります。
『名産、特産、本場、名物等を表示する場合の基準は、下記によるものとする。
基準
1) 香川県内で製造されたもの
2) 手打、手打式(風)のもの
3) 加水量 – 小麦粉重量に対し40%以上
4) 食塩 – 小麦粉重量に対し3%以上
5) 熟成時間 – 2時間以上
6) ゆでる場合 – ゆで時間約15分間で十分アルファ化されていること』
1)は当然ですね。
2)も納得。
3)~5)は専門的すぎてよくわかりません。
6)えっと・・・、「アルファ化」って何なの?
次回のwikiの旅は、この「アルファ化」にしようかと思ってリンク先に飛んだのですが、よく分からなかったので却下。
誰か教えてください・・・。
その他おもしろそうな話として見つけたのが、「讃岐うどんの由来」に関する話です。
『香川県でうどんの話題によく挙がるのが、うどんは弘法大師が唐から伝えたという言い伝えである。「民間伝承に過ぎない」という説も確かに多くあるが、「うどん空海請来説」のなかに次のような一文がある。「うどんは、空海が唐から持ち帰った「唐菓子」が源流といわれています。「唐菓子」は、小麦粉にアンコを入れて煮たもので「混沌(こんとん)」といわれていました。それが「検飩(けんとん)」となり、煮て熱いうちに食べるものだから「温飩(おんとん)」となり、それが転じて「饂飩(うんとん)」となり現在の「うどん」になったと言われています。」(山野明男「うどん伝来の一考察」より)。しかし、これも史実としてすべての学会で公認されているとはいえず、結局、 お遍路さんなどにより大師信仰の強い香川では「何かわからないことがあるとお大師さまの仕業にして安心する」という大師信仰の所為にされている。今後の歴史研究、空海研究の実証的成果を待たねばならない。大師の説話はうどん屋の内装や公告に頻繁に取り上げられる。』
つらつらと書いてありますが、
『結局、 お遍路さんなどにより大師信仰の強い香川では「何かわからないことがあるとお大師さまの仕業にして安心する」という大師信仰の所為にされている。』
という部分が最高です。
なんだか香川県らしさが垣間見れていいですね。
正確な分析も大切ですが、このような人間らしい解釈もほっこりします。
次回は、「讃岐うどんの歴史」の項より、「闇市」をとりあげようと思います。