ただいま行われている全米オープンでテニスの世界ランキングに変動がありそうです。現在世界No.1のダニール・メドヴェージェフ(ロシア)選手が4回戦で姿を消してしまったため、昨年の優勝ポイントが消滅し、昨年と比べて1820ポイントが減ることが確定、さらに現在世界ランキング4位のカルロス・アルカラス選手(スペイン)、7位のキャスパー・ルード選手(ノルウェー)のどちらかが世界ランキング1位になることが確定しました。
この二人はさらに全米決勝に進出したため、現在の決勝までの暫定ポイントがアルカラス選手5940ポイント、 ルード選手5850ポイントと3位のナダル選手の5810ポイント(確定)を抜き、どちらもキャリアハイになる2位以上になることも確定しています。
アルカラス選手はこのブログでもなんどもご紹介していますが、将来確実にNo.1になると予想した通り、いや予想よりかなり早くこのペースだと世界一の称号を手に入れそうです。彼はまだ2003年5月5日生まれの19歳。まだハタチにもなっていない青年がこの20年びくともしなかったビッグ4の牙城をたやすくこじ開けていきました。ツアー通算はまだ5勝の選手です。いかに伸び盛りの選手かわかりますよね。このまま優勝すると20歳8ヶ月で世界ランキング1位になったレイトン・ヒューイット選手(オーストラリア)の記録を大幅に更新します。
かたやキャスパー・ルード選手(ノルウェー)もまだ23歳の青年。父親は元ノルウェーNo.1プロテニスプレーヤーのクリスティアン・ルード選手で幼い頃から父の手ほどきでテニスを始め、ジュニア世界ランキング1位を記録するなど頭角を現しました。彼が現れるまでは父親のクリスティアン・ルード選手がノルウェー人の最高ランク保持者でしたから、彼はノルウェーテニス界の期待の星ともいえるでしょう。ちなみに彼が世界ランク1位になると当然ながらノルウェー人初のテニス世界一の選手となります。日本にもいずれそういう選手が現れて欲しいですね。
いよいよ決勝は日本時間の月曜日午前5時からのスタートです。新世界一をその目で確かめてみてくださいね!