今回の愛すべきサウスパークキャラは、「サダム・フセイン」です。
ご存じない方もいらっしゃるかと思いますので、簡単にご説明しておきます。
「サダム・フセイン」は、元イラク共和国大統領で、湾岸戦争・イラク戦争を経て、2006年に死刑に処せられています。
中東を取り巻く政治的・宗教的問題は根深いので、そこにはあまり深入りしませんが、サウスパークで、「サダム・フセイン」が取り上げられた時期は、「独裁者」として名を馳せていた時期なので、その側面がキャラに色濃く反映されています。
とはいえ、これはサウスパーク。
そんな人物も、サウスパークにかかればこうなります。
反映のされ方も一筋縄ではいきません。
カナダを支配しようとしたり、天国で大量破壊兵器を作ったり、挙句の果てにはサタンの恋人として描かれていたりします。
かなりヒドイ扱いですが、サウスパークで取り上げられる有名人はほぼ例外なくヒドイ扱いを受けるので(サダム・フセインだけヒドイ描かれ方をしていたら大問題ですが・・・)、まあ平等といえば平等、むしろかなりの頻度で取り上げられてうらやましい気もします。
それぞれのエピソードはこちらから。
カナダを支配しようとするお話 4:30辺り
天国で大量破壊兵器を作るお話 21:00辺り
サタンとの共演 3:50辺り
歴史的・人物的評価に賛否両論あるのは当然ですが、ここでは単に「サダム・フセイン」というキャラが、サウスパーク内で準主役的な扱いをされており、なんと映画「Bigger, Longer &Uncut」でも主要敵キャラとして出演しているので、今回ご紹介させていただきました(製作者の主義主張に積極的に賛同しているわけではありません、念のため)。