今回ご紹介する愛すべきサウスパークキャラクターは、「トム・クルーズ(Tom Cruise)」です。
そうです、言わずと知れたあの名優、トム・クルーズです。
『トップ・ガン』、『レインマン』、『ラスト・サムライ』、『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』、『ミッション・インポッシブル』など数えきれないほどの映画に出演している有名人です。
でも、いやそんなセレブだからこそ、サウスパークの餌食になってしまうのです・・・。
【警告】
<<ここから先、トム・クルーズのファンの方は読まない方がいいと思います。>>
トム・クルーズにはサウスパークが取り上げたくなるような要因があります。
みなさんご存知かもしれませんが、実はトム・クルーズは『サイエントロジー』という宗教団体に所属し、積極的に広告塔の役割を担っています。
もちろん、信教の自由が保障されているのは当然です。
しかし、この『サイエントロジー』という宗教団体は、各国で「カルト」認定されているような団体なのです。
サウスパークでは、もともと宗教をテーマとしたエピソードが多いのですが、特に『サイエントロジー』に対しては厳しい(思いっきりバカにする)対応をしています。
サウスパークでは、宗教自体をただ単に否定することはしませんが(主人公のカイルはユダヤ教徒、その他モルモン教に関するエピソードなど)、イスラム原理主義やカルトに対しては、またあやしい宗教やおかしな教義などに対しては、容赦なく切り込んでいきます。
『サイエントロジー』は、(サウスパーク製作者サイドからみて)あまりにも出鱈目な教義を掲げていることや、トム・クルーズという超有名人が全面的にバックアップしていることなどから、大きくとりあげて皮肉っています(第9シーズン第12話「Trapped in the Closet」8:20頃)。
さて、サウスパークで取り上げられ、おもしろおかしくデフォルメされた有名人たちの反応ですが、主に3つのパターンがあります。
その1・・・『無反応』
その2・・・『逆に楽しむ』
その3・・・『激怒する』
では、トム・クルーズの反応はどれだったでしょう?
答えは・・・
その3『激怒する』でした。
トム・クルーズは、自身と『サイエントロジー』を扱ったエピソードを見て激怒し、このエピソードが2度と見られないように再放送を禁止するようテレビ局に圧力をかけました。
ちなみに、これも後ほどサウスパークの別のエピソードでネタにされてしまいました。
ということで、今日はサウスパークのトム・クルーズをご紹介しました。
また次回!