2019年のテニスシーズンも開幕しましたが、何と言ってもビックニュースは大坂なおみ選手の全豪優勝ではないでしょうか?
抜群の安定感で見ていてもこれは優勝するんじゃないかという期待が2回戦くらいから湧き出てしまいました。ただ、彼女は当時世界4位とはいえ、ツアー優勝はここまで2回しかなく、WTAポイントも4000ポイントほど。
全米での優勝の2000ポイントが大きく、実際のところはどれほどの実力を秘めているのかは未知数でした。今回の結果でツアー3勝(うちグランドスラムが2勝!)という大変省エネな立ち回りで、世界一位というおまけまで付いてきた全豪優勝。
しっかりと彼女のポテンシャルを発揮し、ここまでの活躍が本物だったことを証明しましたね。インタビューでの受け答えもとてもキュートで、試合の激しさとのがギャップで世界中の人をメロメロにしているのも今後のスター性を感じさせてくれます。
春先の全仏、初夏のウインブルドンと年間ゴールデンスラムも見えてきたというのはファン心理であって期待しすぎでしょうか?今後の彼女にも注目です!
さて男子の方はと言いますと、強い錦織選手が帰ってきました。自己ベストタイとなるベスト8進出で、昨年出場のなかった全豪オープンでしたので、360ポイントが純粋に加算されます。
他の上位の選手たちは昨年の結果より良ければプラスポイント、昨年より結果が悪ければポイントが下がります。わかりやすいのは昨年優勝のフェデラー選手は出場前はATP6420ポイントありましたが、出場後は4600ポイントに1820ポイントダウンとなりました。
これは昨年優勝の2000ポイントがなくなり、代わりにベスト16の180ポイントが加算された結果、差し引き1820ポイントが差し引かれたことになります。
昨年前半活躍して上位にいる選手たちは、昨年以上の結果を残さないとランキングを維持できないという厳しいシステムです。なので、昨年前半好調だったディミトロフ選手はかなり厳しい状況と言えると思います。
代わりに昨年は2月までツアー復帰していなかった錦織選手には全てがプラスになるボーナスタイムのような時期とも言えるので、今7位の錦織選手はまだまだポイントを伸ばせると思います。
全豪では奇跡的なマラソンマンと呼ばれるタフマッチを何度も制してきました。結果、足の怪我でリタイアとなってしまいましたが現在は復帰してトレーニングに励んでいる模様も情報として入ってきておりますので、2月、3月の彼のランキングにもぜひ注目して見てください!
日本勢、男子も女子もワクワクする展開になってきましたね。2020年の東京オリンピックもメダルが期待できそうです!