大波乱の全米オープン

2017年9月8日

先月の開幕前から上位ランク勢がこぞって怪我による不参加を発表しており、開幕前から波乱含みの大会となっておりましたが、まさかランキング2位のマレーまでドローが出たあとにリタイアするとは思いませんでした。

おかげでマレーが入らなかったトーナメントのボトムハーフにはマリン・チリッチ選手が繰り上がりで入るという不自然なドローとなってしまいました。

何が不自然かと言いますとトーナメントの上半分に今年のグランドスラマーのナダル・フェデラー、過去の全米王者のデルポトロ、先日までトップ10を何年も維持してきたベルディヒや今年絶好調のディミトロフやティームなどシード陣がひしめく一方で、ボトムハーフ(トーナメント下半分)はお世辞にも今期調子のいいとは言えないツォンガとウインブルドン決勝で涙したチリッチ、ズベレフくらいしかめぼしい選手がいません。

しかもツォンガとズベレフは2回戦負けのシードダウン、チリッチも3回戦負けとビッグネームが誰一人いないボトムハーフとなってしまいました。

ベスト8にすら到達した事の無い選手しかいないボトムハーフと、トップハーフの激戦具合があまりにも対照的で、これではドロー作成した大会運営にも疑問を持ってしまいます。

 

■この大波乱は予測できたか

NEW YORK, USA – SEPTEMBER 6: Juan Martin del Potro of Argentina competes against Roger Federer of Switzerland (not seen) in Men’s Singles tennis match within the 2017 US Open Tennis Championships at Arthur Ashe Stadium in New York, United States on September 6, 2017. (Photo by Mohammed Elshamy/Anadolu Agency/Getty Images)

先月テニスの投稿を行いましたが、見事に大ハズレで、錦織選手頑張れ!という投稿でしたが、出場すらしませんでした。この大波乱はどこからくるのでしょうか?

ひとつ原因としてあげられるのは、ツアーの過酷すぎるスケジュールです。

先月も書きましたが、上位陣は30代を迎え体力的にも全盛期と比べ、フィジカル面で下り坂です。そこに加えて、近年の大会数の多さと、出場制限(出なくてはいけない試合数)がネックとなり、ケガ人が続出しています。

考えてみるとウインブルドンなどはNHKで中継がありますが、比較的早いサーフェスで試合時間も短めの大会ですが、5セットマッチとなると5時間近い時間、選手は戦っているわけです。勝てば1日はさんでまた試合というのを1年のうち11ヶ月も通じて行っています。

そりゃあ、怪我もしますよね。

錦織選手もマレーも今期は全ての予定をキャンセルしたそうですので、来期は万全な調子で戻ってきてまた素晴らしいプレーを見せてほしいですね。

それとともに、試合時間を短縮する、セット数を減らすなどして、もう少し選手が怪我無く長くプロとして楽しめる枠組みなどを作ってもっとテニス界を盛り上げてほしいなと思いました。

さて、フェデラーも負けてしまいましたが、ナダルが久々の優勝を遂げて幕を閉じるのか、まだまだ全米オープンも目が離せませんね!

水と木陰(とベンチ)

2017年9月1日

今月の特集は「残暑の晩夏に、涼を求めて」です。
そうは言ってもなかなか遠くまで出かけるのは大変なので、近所の涼しそうなスポットを回ってみました。

「涼」というキーワードから連想したのは、「水と木陰」でした。
なんとなくそれらしい写真が撮れたと思います。

改めて撮ってきた画像をみていると、どうも「木陰にあるベンチ」が気になるようです。
暑い日の午後、こんなベンチで涼んでみたいものです。

鶯谷 → 上野 → 御徒町

2017年8月25日

8月の夏休み。
お盆期間中ということもありお墓参りに行ってまいりました。
弟は早稲田。実家は鶯谷。
いつものルートは早稲田 → 鶯谷

今年の雨続きの天候の中、8月12日の土曜日は日差しもあってなかなかのお散歩日和。
まずは早稲田。
そして電車を乗り継ぎ鶯谷へ。
そのまま帰ってしまうのはもったいないので、いつもの上野公園お散歩ルートで帰ってまりました。

 

では、そのお散歩ルートをご案内しましょう。

鶯谷駅から第三霊園に向かう間には大きないちょうの木があります。


この木がねぇ…。
秋になると銀杏ができる木で…。
残念ながらくさい…。
まだ8月。
いちょうの葉っぱはまだ青々としておりました。

この霊園は重要文化財に指定されている建造物が多くあり、こちらもそのひとつです。

では、今から上野公園まで歩いていきましょう。
間には「国際こども図書館」や「国立博物館黒田記念館」「法隆寺宝物館」があり、ひとつひとつの建物を見ているだけでも歩く価値があるなと思える場所です。

上野公園内に入るとすぐに見えるのが「旧東京音楽学校奏楽堂」

今回、ちょっと写真でも撮りましょうと歩き回り見つけたのが「野口英世像」

その近くの池。
私が池にたどり着くや…。
噴水が止まってしまい…。
あらっ?

すぐに活動開始かと待つこと30分。
やっと活動してくれた噴水。





噴水の前でマイナスイオンいっぱい浴びてきちゃいました。

この公園内にはパンダでおなじみの上野動物園があり、その近くには桜の季節に賑わう桜並木。


公園内の交番は建物がちょっとおしゃれ。
交番の写真撮ろう!と思ったものの、なんかねぇ…。
カメラを向けていいものか迷い…。
ちょっと隠し撮り状態で撮ってまりました。

交番を過ぎるともう目の前は上野駅。

ここから下り坂が続くのですが、坂を下った先が「アメ横」といわれる場所です。

ちなみにこの坂。
車で走るのがどうも嫌いで…。
オートマ車だから許せるものの、マニュアル車だったら間違いなく坂をずるずるとバックしていく自信がある坂でございます!

アメ横まで来たらやっぱりお買い物はしないとねぇ。

「おまけ、おまけ!」「これもおまけ!」
有名なお菓子屋さんを通過。

「今までありがとうございました。今日で閉店します。」
って言いながら、明日も営業しちゃうんだよねぇ、このかばん屋さん。
そんなことを考えながらアメ横をぶらぶら…。

そしてお目当ての「鮭の切り身」と「ほっけの開き」購入!

アメ横は以前より、飲食店が増え…。
どこのお店も超魅力的♪
ですが、どうも一人でお店に入ることが苦手な私は指をくわえてお店の前を通り過ぎ…。

 

はいっ!御徒町駅に到着。

今回は一人だったので立ち寄りませんでしたが、息子たちと一緒の時につい立ち寄ってしまうのが「ミルクスタンド」
次男のおすすめのスポット。
ここのミルクは最高なのだそうです。

鶯谷の改札を出てからお墓経由で御徒町まで約3kmの道のり。
お天気にも恵まれ、マイナスイオンを浴び、お目当てのお買い物もできて…。
ご機嫌の一日でした。

猫との日常 part3 「爪切り」

2017年8月19日

「爪切り」が大変です。

 

 

猫を飼っています。

 

室内飼いです。

 

 

彼らの爪は伸びます。

 

人間と同じですね。

 

 

ただ、決定的に違う点は、

 

彼らの爪は「恐ろしい武器」なのです!

 

 

 

というわけで、1~2週間に1度は、「爪切り」をしなければなりません。

 

放っておくと、彼らの爪はどんどん鋭利になり、ナイフみたいに尖っては触るもの皆傷つけるからです。

 

 

しかし、ここで問題があります。

 

彼らは、「爪切り」が好きではないのです。

 

というより、大嫌い、いやもっと言えば、憎悪しているのです。

 

 

まあ、理解はできます。

 

彼らの自慢の武器を取り上げようとしているわけですから。

 

しかし、無邪気に振り回すその武器が、知らず知らずのうちに人を傷つけていることに彼らは気づいてないのです。

 

 

先日もこんなことがありました。

 

夏の夜、私がハーフパンツで過ごしていると、揺れたTシャツの裾に惹かれたのか、はたまた何か人間には感知できないモノを捉えたのか、真相はわかりませんが、ともかく彼らのうちの1匹が、歩き出した私の腰の辺りに急に飛びついたのです。

 

 

彼と目が合い、彼がふと体を縮こませたその刹那(1刹那=1/75秒)、

「あ、コイツ今から飛びかかってくるぞ。」

「あ、最近コイツの爪切ってなかったな。」

「あ、こないだ病院で測ったとき、体重が2.5kgだった。」

「あ、このままいくと、俺のケツに爪が食い込み、さらにその刺さった爪に2.5kgの重さがかかる。」

「あ、これヤバイかも。」

と、かなりの情報量をスーパーコンピューター並みに一瞬で処理した私の脳は、さらにスピードを上げて私の手に指令を出しました。

 

「コ、コイツの体重を支えないと!!!」

 

気づいたときには、私は臀部に走る激しい痛みになんとか耐えながら、同時に2.5kgのネコの体を両手で支え、ほんのり涙を浮かべつつ、なぜか敬語で「マ、マジで勘弁していただけませんか?」とつぶやいていました。

 

そのとき私の目に映った彼の顔は、とっても無邪気で可愛かったです。

 

その一方で、私の臀部には彼の右前足の先にある鋭利な刃物による刺し傷が赤い3つの点として刻まれ、そして私の膝のあたりには彼の左後足によるものと思われる赤い3本の線が描かれ、まさに点と線とが一体となった素晴らしい芸術作品が展開されていたのです。

 

このようなことがあまりに頻繁に起こるため、私の両足はまるで夏の夜の星座を映し出すプラネタリウムのようになっていました。

 

このプラネタリウムでは、見たこともない星座が至る所に燦然と輝き、やたら頻繁に流れ星が観測できます。

 

 

私は反省し、以前にもましていっそう「爪切り」をこまめに実践するようになりました。

 

そしてそれを可能にするのが、「彼らが寝てる間にこっそり爪を切ってしまおう」作戦です。

 

起きているときの「爪切り」に対する彼らの抵抗は、それはそれは激しいもので、私が彼らの爪を切っているのか、私が彼らに爪で切られているのか、よく分からないほどの修羅場になることが多く、作戦としては下の下。

 

孫子曰く、「彼を知り己を知れば、百戦して危うからず」

 

まあ、それはそれとして、今回は「寝ている間なら危険は少ないかな」ということです。

 

 

というわけで、彼らの眠りに落ちるタイミングを今か今かと伺いつつ、ついつい彼らより早く夢の世界に入り込んでしまう今日この頃です。

 

たまに、彼らはその恐ろしい武器を使って私を起こしてくれます。

 

もちろん、無邪気な可愛い顔とともに。