茨城県へのアクセス向上にもつながった、上野東京ラインの開通。茨城方面に向かう常磐線沿線には、笠間焼で有名な笠間や、日本三名園のひとつ、偕楽園がある水戸など、観光スポットが点在しています。
なかでもおすすめしたいのは、「アクアワールド・大洗」。常磐線を乗り継いで、ひたちなか海浜鉄道もしくは大洗鹿島線とバスを利用してアクセスする、茨城県沿岸の水族館です。全国各地に点在している水族館の中でも、同館の規模は日本トップクラス。博物館や科学館のような要素も取り入れた海の総合ミュージアムとして2002年にオープンしました。
同館の見どころは、シンボルマークにもなっているサメ。同館で飼育されているサメの種類は、なんと45種にも及びます。これだけたくさんの種類のサメを見ることができる水族館はなかなかありません!東アフリカ沿岸の珍しいサメ「ショートテールナースシャーク」や、2013年に発見されたばかりの「ハルマヘラエパウレットシャーク」など、見たことがないサメばかりです。
次に紹介する同館のアイドルは、水中をのんびりと行き来するマンボウ。同館のマンボウ水槽は日本最大で、5尾のマンボウが泳いでいます。マンボウは飼育が難しいこともあり、複数飼育している水族館自体、珍しいことです。ユーモラスな体つきでゆったりと泳ぐ姿は、なんとも愛らしいですよ。ちなみに、全長3mにも及ぶ世界最大級のマンボウのはく製も必見です。海で泳いでいてこんなマンボウが現れたら、気絶必至ですよ!!
他にも、水族館の花形といえるイルカ・アシカのショープログラムや、巨大水槽にダイバーが入り、水中カメラを使って魚たちをリポートするプログラム、ヒトの角質を食べる淡水魚「ガラ・ルファ」の水槽に手を入れる"エステ体験"なども人気。「見て・さわれて・楽しめる」キッズコーナーも日本では最大規模を誇ります。
また、人気のプログラム「水族館探検ツアー」では、約50分でアクアワールド・大洗の裏側を探検。サメ水槽やマンボウ水槽、大水槽を裏側から覗いていきます。
首都圏にも水族館はありますが、ここまで足を運ぶ価値、大アリのアクアワールド・大洗。ぜひ家族揃ってお出掛けください。