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特集記事【2015年10/20日号】

春から夏にかけて育った作物が、りっぱに実を結ぶ秋。収穫できることの喜びを祝う気持ちは、古今東西、変わりありません。日本においても古くから五穀の収穫を祝う風習が全国各地にあり、「新嘗祭(にいなめさい)」といった神事においても行われてきました。

さて、近年はちょっとした"食フェス"ブームですよね。代々木公園や駒沢オリンピック公園など、屋外で頻繁に行われています。「ラーメン」「お肉」「ビール」といった括りで行われるフェスは絶大な人気を誇っています。

そんな中で、今回は"収穫"をテーマに、旬の食材を楽しめるお祭りやイベントを集めてみました。「やっぱり旬の味は違う!」と頷いていただけるはず!さっそくご紹介してみましょう。
秋からは冬にかけては、カニやフグなど高値がつく魚介類の漁が解禁される季節。「西のフグ」と並んで称される「東のあんこう」を求めるのなら、太平洋に面した茨城県の大洗に出かけましょう。

海の深いところに棲息しているあんこうは、底曳網漁船によって漁獲されます。深海魚ゆえ、見た目はちょっとグロテスクですが、脂肪分が少ないかわりにコラーゲンは豊富。さらに「アンキモ」の濃厚なコクと美味しさは、誰もが知るところですよね。11月から3月にかけて旬を迎えます。

そんなあんこうを堪能できるのが「大洗あんこう祭」。19回目を迎える今年は、11月15日(日)に、大洗マリンタワー前芝生広場にて開催されます。

このお祭りの名物になっているのが、あんこうの吊るし切り。体の表面がヌルヌルしていてるため、まな板では捌きにくいあんこうゆえ、吊るして体内に水を入れ、回転させながら捌く手法が生まれました。パフォーマンスとして見ごたえがありつつも、理に叶った方法なんですね。捌かれたあんこうは、あんこう汁やあんこう鍋として会場内で楽しむことができます。

また、特設ステージでは大洗本場磯節などの郷土芸能やマーチングバンドの演奏、お楽しみ抽選会などが行われます。なお、大洗あんこう祭は近年で来場者が以前の倍に膨らんでいるのですが、その要因が、大洗を舞台にしたアニメ「ガールズ&パンツァー」の影響です。たくさんのファンが祭の時期に訪れ、同アニメ関連のイベントも随時行われています。

お土産としておすすめなのが、あんこうのキモ。

まるまる一本、安値で手に入ります。居酒屋などでは、蒸したあんこうの輪切りを少しずつ食べることが一般的ですが、安く入手できるため、ぜひいろいろな料理に使ってみてください。お鍋に溶いてもいいですし、アンキモのソースを作ってパスタと絡めるのも絶品です!ぜひご自宅で、アンキモを贅沢に使ってみてください。
■大洗あんこう祭
一般的な「文化祭」「学園祭」という名前ではなく「収穫祭」。有名タレントやミュージシャンを呼ぶのではなく、学生たちが手塩にかけて育てた野菜や花などの植物や、その食材を使ったフードなどを、自らの手で売る。もちろん、一般の方の来場もウェルカム!ニッポンの農業の未来を担う学生たちが集う、東京農業大学農友会によるお祭りです。

同大学の世田谷、厚木、オホーツクの3つのキャンパスで行われる収穫祭は、合計でなんと15万人以上が訪れるほどの人気イベント。メディアがリサーチする"学園祭が盛り上がる大学"ランキングの常連なんです。

世田谷キャンパスでの開催日は、10月30日(金)から11月1日(日)までの3日間。なんといっても有名なのが、野菜の無料配布です。大量の大根などの野菜が先着順で振舞われ、無料配布分がなくなった後も安値で購入することができます。

学生たちによる販売店や模擬店も充実。有機農法による野菜販売をはじめ、はちみつ研究会によるはちみつや、作物生産学研究室による米・大豆・わら・ぬか、熱帯園芸学研究室によるサボテンや銀杏など、ちょっと他の学園祭には無いようなお店がズラリと並びます。

もちろん、定番の焼きそばやホットドッグ、豚汁、ピザ、焼き鳥など、その場で食べられるフードもたくさんあるので、ぜひともお腹を空かしてお出かけください。農大の学生達が手掛けているからか、定番フードでも他のお祭りの屋台より美味しく感じられるのもポイントです!

また、普段の研究の成果を発表する展示もたくさん行われています。いつしか「大学=遊ぶところ」というイメージが膨らんでいる昨今ですが、こうした展示に触れて「いまの学生も勉強してるんだな!」と、ぜひ感じてみてください(笑)。研究室だけでなく、趣味のサークルによる展示も豊富にあります。学生の頃を思い出してお祭り気分を楽しみながら、品質の高いハンドメイドの食材などをお得に入手できるオススメイベントです!
■東京農業大学農友会 収穫祭 世田谷キャンパス
ヨーロッパをはじめ、世界各地で作られているワイン。その中で、日本産のブドウを用いて、日本で醸造した「日本ワイン」がメキメキと力をつけ、世界のワインと肩を並べる存在になってきています。お店でも、実に多くの日本ワインが棚に並ぶようになりました。

そんな日本ワインの名産地が山梨県。日本で最もワイナリーが多い山梨県では、現在80ほどのワイナリーが美味しいワインづくりに励んでいます。そして、今年収穫したブドウを用いた「ヌーボー」が11月3日に解禁を迎えます。ヌーボーといえばボージョレ―が有名ですが、本来は収穫祭のあと、豊作に感謝する意味合いで振舞われた新酒ワインのことを指すもの。「山梨ヌーボー」は、日本固有のブドウ品種「甲州」と「マスカット・ベーリーA」で造られた新酒ワインです。

この解禁日に合わせて行われるのが「山梨ヌーボーまつり2015」。東京と山梨、2つの会場で行われる一大イベントです。

東京会場は、11月3日(火・祝)開催。日比谷公園噴水広場にて、午前11時から午後3時まで(最終受付は午後2時)行われます。

先着5000名限定の有料試飲は、ワイングラスと試飲チケット10枚、おつまみがついて2000円。県内ワイナリー38社、60銘柄以上のワインが並び、新酒ワインの試飲と購入が可能です。また、東京会場に限り鳥モツ、ソーセージ、焼き鳥といった特産品の販売も行われます。

山梨会場は、山梨小瀬スポーツ公園にて11月14日(土)、15日(日)の2日間開催。午前10時から午後3時30分まで(最終受付は午後3時)行われます。こちらは、ワイングラスと試飲チケット10枚で1000円です。

アクセスしやすさをとるなら東京・日比谷会場。豊かな自然の中で満喫したいのなら、山梨会場。お好みに合わせてお出かけください。なお、試飲ワインの品切れ、入場者数が予想を上回る多数の場合、入場制限がかかる場合があるため、時間に余裕を持って出かけましょう。
■山梨ヌーボー 11月3日解禁!
 ホームページ:http://wine.jp/nouveau/
信州は、いわずと知れた蕎麦どころ。古代から栽培されていたとされる蕎麦は、当初おだんご(そばがき)として食べられており、現在のような細切り(そば切り)ではありませんでした。そば切りの発祥地として伝えられているのが、長野県の塩尻市。発祥にあやかり、10月24日(土)と25日(日)の2日間、「そば切り物語り」が開催されます。

メインとなるのは「信州ひすいそば」。長野県野菜花き試験場が10年の歳月をかけて開発したそば新品種「長野S8号」を用いて打つ「信州ひすいそば」は、翡翠の名の通り、緑がかっている点が特徴で、香り高さにも定評があります。新たな信州の蕎麦として、知名度もどんどん上がっています。

会場は、縄文時代から平安時代にかけての遺跡がのこる平出遺跡公園。会期中は塩尻駅前から無料のシャトルバスが運行されます。

信州ひすいそばの販売はもとより、そば打ち体験やマイ箸づくり、名人によるそば打ち実演やそばがきの試食なども実施。

やわらかくて風味豊かな「松本一本ネギ」の収穫体験もあり、あやみどり味噌を使ったネギ汁の無料サービスも行われる予定です。

さらに、市内3酒造(高波・笑亀・美寿々)の日本酒を楽しめる「蕎麦前」エリアや、季節の地元野菜やフルーツ、加工品、工芸品等の販売が行われる「軽トラ横丁」エリア、その他特産品の販売なども随所で行われ、さわやかな秋の休日を彩ります。

また、「ヌーボーピクニック」エリアでは、塩尻市のワイナリーが参加し、この秋収穫したぶどうで作られた出来立ての新酒を楽しむことが可能。収穫の喜びを、新酒ワインで分かち合いましょう!

蕎麦あり、お酒あり、地元の新鮮野菜ありの「収穫祭らしい収穫祭」。ぜひご家族や友人と共に出かけてみてはいかがですか?
■信州塩尻「そば切り物語り」
今後の特集の参考にさせていただきます。
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