一般的な「文化祭」「学園祭」という名前ではなく「収穫祭」。有名タレントやミュージシャンを呼ぶのではなく、学生たちが手塩にかけて育てた野菜や花などの植物や、その食材を使ったフードなどを、自らの手で売る。もちろん、一般の方の来場もウェルカム!ニッポンの農業の未来を担う学生たちが集う、東京農業大学農友会によるお祭りです。
同大学の世田谷、厚木、オホーツクの3つのキャンパスで行われる収穫祭は、合計でなんと15万人以上が訪れるほどの人気イベント。メディアがリサーチする"学園祭が盛り上がる大学"ランキングの常連なんです。
世田谷キャンパスでの開催日は、10月30日(金)から11月1日(日)までの3日間。なんといっても有名なのが、野菜の無料配布です。大量の大根などの野菜が先着順で振舞われ、無料配布分がなくなった後も安値で購入することができます。
学生たちによる販売店や模擬店も充実。有機農法による野菜販売をはじめ、はちみつ研究会によるはちみつや、作物生産学研究室による米・大豆・わら・ぬか、熱帯園芸学研究室によるサボテンや銀杏など、ちょっと他の学園祭には無いようなお店がズラリと並びます。
もちろん、定番の焼きそばやホットドッグ、豚汁、ピザ、焼き鳥など、その場で食べられるフードもたくさんあるので、ぜひともお腹を空かしてお出かけください。農大の学生達が手掛けているからか、定番フードでも他のお祭りの屋台より美味しく感じられるのもポイントです!
また、普段の研究の成果を発表する展示もたくさん行われています。いつしか「大学=遊ぶところ」というイメージが膨らんでいる昨今ですが、こうした展示に触れて「いまの学生も勉強してるんだな!」と、ぜひ感じてみてください(笑)。研究室だけでなく、趣味のサークルによる展示も豊富にあります。学生の頃を思い出してお祭り気分を楽しみながら、品質の高いハンドメイドの食材などをお得に入手できるオススメイベントです!