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特集記事【2016年8/20日号】

皆さんは、災害に対するどんな備えをしていますか?「お水とカンパンはストックしている」「棚が倒れてこないように固定している」など様々だと思います。

その一方で近年、私たちは熊本大地震、そして未曽有の津波が襲った東日本大震災を経験しました。直接的に被災していない方でも、その被害状況をテレビやネットでご覧になったことでしょう。

とりわけ目を引くのが、被災された方々の避難所生活です。普段当たり前にできていることができない暮らしを強いられ、それがいつまで続くのかわからない不安の中で暮らす――。それがどんなに過酷なことか、実際に体験してみないとわからないかもしれません。しかし私たちは、そこから教訓を得ます。避難生活の中で、実際に役立ったものは何なのか?今回の防災特集では、そんな生の声から見出されたものの数々をご紹介します。

普段、キャンプなどのアウトドアに活かせるものもあれば、100円ショップで賄えるものまでたくさんあります。ぜひ、ご活用ください。
いざ地震などの災害に見舞われた時、まず持っていくべき「非常用持ち出し品」については、消防庁など公的なHPでも掲載されています。簡単にまとめますと、以下のとおりです。

◎貴重品(健康保険証のコピーなど)
◎避難用具(懐中電灯、携帯ラジオ、予備の乾電池など)
◎生活用品(軍手、ライター、マッチ、ナイフなど)
◎救急用具(絆創膏や消毒液、胃腸薬、持病の薬、とげぬきなど)
◎非常食品(家族3日分。乾パン、缶詰、飲料水など)
◎衣料品(防寒着、下着、靴下など)


これらは、必要最低限の"必需品"といえます。ライフラインが復旧するといわれる3日間をしのぐものですが、実際の震災後のように長期間の避難所生活や車での寝泊りを強いられると想定すると、「あると便利なもの」の枠が広がっていきます。 そんな役立つものの数々を、避難生活に起こりがちなシーンごとにご紹介しましょう。


蛇口をひねるとすぐに水が出てくる日常と大きくかけ離れた避難生活。給水車にズラリと並ぶ人の列も、よくテレビでみる光景です。その際、持ち運びで便利なのがポリタンク。大きなバケツですと、こぼれるリスクもあります。給水用にビニール袋が配布されるケースもありますが「1人あたり10リットルまで」といったケースでは賄いきれず、持ち運びも不便です。テレビなどでは焼酎の大型ペットボトルなどを活用している方もいましたが、やはりポリタンクが最も重宝します。

そして、貴重な水を食器などの洗い物で使うわけにもいきません。そこで重宝するのがサランラップなどのキッチン用ラップ。食器にかぶせることで、食事を終えたらラップだけ捨てて洗い物が出ないということですね。もちろん、かぶせるものが食器でなくても構いません。 ちなみにラップは、けがをした場合の包帯として使ったり、汚れた場所に座りたいときに敷いたりなど、他の用途にも活用できるので便利です。


重ねて言いますが、水は貴重です。自衛隊の方々が臨時のお風呂を開設するといったこともありましたが、基本的にはお風呂には入れないと思っておいたほうがよいでしょう。そこで活躍するのがウェットティッシュです。体を拭いたり、けがをした際の止血や消毒にも活用できます

また、集団での生活において、臭いがあると他人への申し訳ない気持ちも相まって、心がすさんでくるもの。そこで、消臭スプレーもあると便利です。さらにお口のにおいが気になって、他人と会話しづらい状況も生まれました。お水を使わずに口腔ケアができる介護用のウェットティッシュも、防災用品として流用できそうです。


生ごみや子どものおむつを廃棄する際など、エチケットの面でも大型のビニール袋は用意しておきたいところ。なおラップと同様、ビニール袋の用途も多彩です。大型であれば穴をあけて、雨の際にポンチョのようにも使えますし、ちょっとした荷物を運ぶ際にも便利。防寒対策としても活用できます。

また、ごみ収集がない状況によっては臭いもきつくなりますので、悪臭対策でマスクも有効です。


学校の体育館のようなところに皆、一同に寝る避難所生活。先の地震の際には、夜鳴きする赤ちゃんを抱えて夜中に外であやしたり、避難所を出て自動車生活を送る家族もいました。

睡眠はパワーの源ですから、アイマスク耳栓を用意しておくのもひとつの手。さらに熊本大地震でも、毛布が一人1枚行き渡らない状況もありました。寒さ対策対策として、下に敷く段ボールヨガマット、寝袋もあるとよいでしょう。


お子さんがいる場合、心と体のケアをしっかりしてあげることが大切ですよね。震災時に「役立った」という声が多かったのが、お菓子類。食品のストックというと、お湯かお水を注ぐだけでご飯が食べられる「アルファ化米」や乾パン、缶詰、レトルト食品が注目されがちですが、心がホッとするお菓子類も実は大切。誰もが知るグリコのお菓子「ビスコ」には賞味期限5年間の保存缶タイプがあるなど、昨今は防災対策としても活用できる商品が多くリリースされています。

また、おもちゃ類はかさばってしまいがちなので、トランプやお絵かきを楽しむスケッチ&クレヨンなどのほうがおすすめです。クレヨンは、がれきや扉などに伝言を書き残す際にも使えます。
大震災の際に、被災者の方に困ったことがあったかという問いに「あった」と答えた方は実に93.1%にも上りました。その際に一番困ったことは何かという問いには、圧倒的に飲料や食料品が足らなかったというのがもっとも多い答えだったそうです。

被災してから、行政などの公的機関の支援が届くまで早くとも3日かかると言われています。その3日をいかに乗り越えるかというところが罹災時のポイントとなりますが、そう考えると最低でも3日分の飲料、食料品の準備が必要ということになりますね。

特に水などは、災害時1日1人1リットル必要と言われており、お子様のいるご家庭などでは1家庭あたり、かなりの分量が必要です。普段からお風呂場に水を溜めておくことやペットボトルなどの飲料水を人数分備えておくことは大事ですが、頭ではわかっていても常に用意しておくというのはなかなか難しいですよね。

そこでひとつお勧めなのが、アウトドアグッズのストロー形浄水器。川の水などをそのまま飲めるこのストローがあれば、多少汚れた水でも飲料水として飲めるようになります。使用されている中空糸UF膜&抗菌カーボンフィルターは、大腸菌、レジオネラ、重金属イオン、塩素、揮発性有機化合物(VOC)、有機および昆虫汚染物質の99.9999%を濾過できます。

泥水をすするような、極限状態での使用を念頭に開発されたこの技術ですので、ちょっと飲むのが心配だなぁというお水も安心して濾過してくれます。ストローで吸うだけで濾過して飲み水に変えてくれるという手軽さがいいですよね。もちろん、普段からの備えが一番かと思いますが、こういったアウトドアグッズは電源がなくても使えますし、首から下げて携帯も出来る携行性も、震災時など移動が大変な時には威力を発揮します。いざという時のために、ご家庭にひとつ用意しておいてもいいかもしれませんね。
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急な災害は昼間に起こるとは限りません。深夜に被災した際に、家の中でも避難所に向かうにしてもまずはあかりが必要です。災害時の灯りとして懐中電灯を防災グッズに入れている方も多いと思いますが、こちらも直接被災者に聞いたところ、多くの方が災害時に本当に必要なのは「ヘッドライト」だと語っています。

ヘッドライト?と思われる方がいらっしゃると思いますが、便利だと言う理由は明確で、両手が空くからとのこと。荷物などもって出なければならない緊急時に片手が懐中電灯で塞がってしまうのは避けたいところ。また、災害時は灯りがないだけで不安な気持ちになってしまうのですが、乾電池式の懐中電灯だとあっという間に電池が切れてしまいます。 それに比べて、今アウトドアなどで使用されているヘッドライトは主にLED式。

このLED式のヘッドライトですと長時間の使用が可能なうえ(長い物ですと1晩以上もちます)、周囲が照らせるので何かに引っ掛けておけば、指向性の懐中電灯とは違い、広範囲を照らせるヘッドライトは部屋の灯りとしても代用できるという点も優れています。

お部屋に「あかり」ひとつ、灯るだけで心理的にも不安から解消されますし、周りにある夜分の危険からも身を守ることができます。LEDは消費電力も少ないので、USB充電器などから給電できるモデルもあります。太陽光発電や手回し式の発電機などと組み合わせると、電気のない環境でも繰り返し使えます。

被災時、停電などで電気のこない不安な夜もこれがあれば安心ですね。
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避難所での生活は、お年寄りや子ども達、女性、障がいを持つ方々など、弱者の視点で運営されるべきです。しかし皆が皆、被災者という状況の中では、なかなか行き届かないこともありえます。先の熊本大地震の際では、東日本大震災の教訓を生かし、避難所に更衣室が設けられたリ、授乳しづらい状況下ゆえ赤ちゃん用粉ミルクが重点的に補給されるといったことがありましたが、まだまだ万全ではありません。ここでは女性目線で役立つものを紹介してみましょう。

◎マスク
東日本大震災では、津波の影響で地区によってはヘドロのような悪臭が立ち込めていたといいます。また、生ごみが収集されない状況も考えると、マスクは大いに役立ちます。プラス、「洗顔もままならずお化粧どころではない」という状況下において「避難所から出勤しなくてはならない」ことも実際に起きたため、「すっぴんを隠すことに役立った」という声が上がったのも事実です。

◎スモック型のワンピース
季節にもよりますが、避難時において衣類は"寒さを防ぐ"目的を満たすことが大切なのは確かです。その一方で、"着替えやすさ"も重視したいところ。段ボールなどの目隠しがあったとしても、スモック型のワンピースなど着替えやすいものも用意しておきましょう。また、カップ付きタンクトップやサニタリーショーツも有効ですよ。

◎カイロ
冷えやすい女性のための防寒アイテムでもありますが、たとえば洗濯ができたとして、下着を人目につくところに干したくない場合、カイロをタオルでくるみ、それを下着の両側から挟むと乾きやすくなります。また、赤ちゃんの離乳食を温める際にも便利です。

◎赤ちゃん用おしりふき
先に身体を拭くためのものとしてウェットティッシュを挙げましたが、一歩進めてさらにデリケートで肌に優しい赤ちゃん用おしりふきが先の震災でも重宝されたといいます。赤ちゃんいるご家庭だけでなく、身体のケア用に用意しておくとよいでしょう。また、生理用ナプキンや下着も救援物資として流通しましたが、「(男性から)受け取りづらい」「食料配布などが先で後回しにされがちだった」という声が挙がりました。できればこれらも、自前で用意しておきたいところです。

◎簡易パーテーション
避難所での生活が長くなるとプライバシーの問題が出てきます。スペースが限られた避難所では隣り合う人たちとの生活でストレスを感じ体調を崩す方も多いと伺います。そばを通る方の目線や、就寝時の安全、着替えのときなど間仕切りがあるだけで安心して過ごすことができます。

またこの商品は段ボール性と違い重量が少なく、お子様や女性の方でも簡単に設置できるというのも魅力です。避難生活の不安を解消することで、エコノミークラス症候群に代表される不眠や脱水症状による2次被害を抑えます。
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ここまでは【モノ】を中心に防災にスポットを当ててきましたが、いざ震災にあった時に役立つ【情報】という角度でご紹介してみましょう。

先日、東京都が発行した東京防災というハンドブックがございます。東京の地域特性や都市構造、都民のライフスタイルなどを考慮し、災害に対する事前の備えや発災時の対処法など、今すぐ活用でき、いざというときにも役立つ情報を分かりやすくまとめた防災ブックです。

東京都仕様のハンドブックではございますが、段ボールでの簡易間仕切りの作り方や防災の基礎知識、災害時に知っておきたい災害知識など、防災に関する豆知識が詰まった一冊となっておりますので、スマートフォンなどにダウンロードすることをお勧めいたします。
■KINDLE版 東京防災
■PDF版 東京防災


■救命・応急手当の基礎知識forポケットメディカ【Android】
「症状別応急手当」「けが・事故の応急手当」「心肺蘇生法」「止血法」の4カテゴリと補足テキストが収められた、応急処置マニュアルのアプリ。

■@トイレ【iPhone・Android】
災害時などに困るのが、トイレだと思いますが、こちらの@トイレを入れておくと、全国のスーパーマーケット、コンビニ、カフェ、ハンバーガーショップ、ファミリーレストランなど、トイレを貸してくれそうな施設をマップに表示してくれます。

■防災速報/Yahoo! Japan【iPhone・Android】
緊急地震速報や豪雨予報、避難情報などをプッシュ通知で知らせてくれます。国内の3箇所の地点を登録できるので、自宅・勤務先・実家などと登録しておけば安心ですね。さらに現在地点の情報もお知らせしてくれます。
ただ、どんなに便利なこれらのアプリがあってもスマホが電池切れとなると、何もできませんよね。実は東日本大震災の時に身近の電化製品で一番必要だったのが"携帯の充電"でした。というのも、当時は携帯各社の電話回線がつながらず、家族や会社などに何度もかけ直すうちに携帯の電源がなくなって、連絡が取れなくなるというケースが多かったそうです。いざという時に連絡がつかないというのは本当に不安ですよね。

今は当時と違い、ほとんどの方がスマートフォンを使用しておりますので、電話以外にもインターネットやアプリなどで充電がなくなってしまうこともしばしば。当時のガラケーと呼ばれている携帯の待ち受けなどは1日以上もちましたが、今のスマホはアプリなどで電池を消耗してしまうので、そんなにはもちませんよね。

そんな時に便利なのが、ソーラーパネル。直射日光に当てるとスマートフォンや携帯電話、GPS、モバイルPCなどに給電できるというもの。更にモバイルバッテリーと接続すると、太陽エネルギーを蓄電でき、他のUSBに繋がる電化製品などにも給電することが可能です。何か特別なことは必要なく、晴れた日に外においておくだけで充電できるというのが魅力ですね。

電源が消失した際に、復旧するまでの間こういった「発電」するものがあると情報ライフラインである携帯などが使えるようになり、いざという時に助かりますね!
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また、ちょっとお値段は張りますが、ガスのカセットボンベを利用した発電機などもあります。いざという時はコンロをお持ちでしたら、余ったカセットボンベは煮炊きやだんをとることにも使えますし、罹災時に注目されているグッズでもあります。

携行缶などのガソリンが必要な従来のガソリン駆動式の発電機よりも、安全に使用できますし、何より発電の元となるカセットボンベがホームセンターなどで気軽に購入できるのが嬉しいですね。

連続運転時間は約2時間程度。こちらは100Vの電源が使用できますので、携帯の充電だけでなく、電子レンジやテレビなど、普段お使いの電化製品がそのまま使えます。被災時に電気が使える普段通りの生活がすこしでも出来るのは、ありがたいですよね。ご興味のある方は下のリンクから詳細を見ることができますので、是非ご覧になって下さい。
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今後の特集の参考にさせていただきます。
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