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特集記事【2017年2/20日号】

今月のテーマは、ベランダ菜園。ベランダで野菜を育てる醍醐味と、作物を食べることでちょっぴり家計にも役立つとあって、楽しむ人が増えています。

ちょうど今頃から3月、4月にかけては、種を撒いたり、苗を植えたりするには最適の季節です。

今回は、まだベランダ菜園にトライしたことがない方にも「収穫のヨロコビ」を存分に味わっていただけるよう、あまり手間がかからずにどんどん育つオススメ野菜や、「ちょっと料理に使いたい」時にベランダに行ってササッと摘んでこられるようなハーブなどをご紹介します!

草木が一斉に芽吹く春、ご自宅のベランダでも春の息吹を感じてみませんか?
さて、まずはベランダ菜園づくりの準備から。最低限必要となるものを以下にまとめてみました。いずれもホームセンターや100円ショップで手に入るものです。

◎プランター 
◎じょうろ 

◎霧吹き 
◎シャベル
◎はさみ 
◎土 
◎鉢底石 
◎鉢底ネット 
◎種・苗


プランターは、昔からあるプラスチックのものだけでなく、最近はテラコッタ製やブリキ製、プラスチックのプランターを覆う木箱など、オシャレな見た目のものがたくさん出回っています。育てる野菜のサイズに合わせつつ、菜園づくりのモチベーションを保つために、オシャレにこだわってみるのもオススメですよ!

はさみは、枝を間引く剪定や、実を切り離す収穫時に使う園芸用のものを手に入れましょう。鉢底石や鉢底ネットは、文字通りプランターの底に敷くものです。一番下にネットを敷き、その上に石を敷くことで水はけがよくなります。肝心の「土」は、すでに肥料が混ざっている培養土が手軽でおススメです。また、野菜によってはアルカリ性の土が良いなどのケースもあるので、土や肥料は購入先で店員さんに聞いてから購入すると安心でしょう。

そしてもうひとつ、「種」か「苗」どちらを植えるのがよいかといいますと、ビギナーの方はやはり「苗」のほうが失敗が少ないといえます。植える際は、株元が少しだけ盛り上がるくらいの深さにすることがポイントです。
さて、おススメの野菜をご紹介しましょう。今回はビギナーの方でも比較的簡単に育てられるものです。植えてから短期間で収穫できる野菜、たくさんの実がつく野菜、年中いつでも葉を収穫できる樹木をご紹介しましょう。


最近はスーパーなどでもよく売られているベビーリーフ。「ベビーリーフ」という植物があるのではなく、発芽から30日以内の若芽の総称です。一般的には水菜やリーフレタス、ルッコラ、からし菜、ほうれん草、チコリなどの若芽がよく使われます。サラダに使うと、それぞれの葉の食感や味わいが微妙に異なるため、見た目がきれいなだけでなく、美味しさに奥行きがでますよね。

種を撒くのに適した時期は、暖かくなる4月から6月にかけて。9〜10月の秋撒きも可能です。土を指でなぞり、5ミリくらいの溝をつけたら、そこに種をパラパラと撒き、軽く土を被せれば準備OK。実に簡単です。3日くらいすると小さな芽が出てきます。水やりは、土が乾かない程度で、水のあげすぎに注意しましょう。スクスク育って葉が重なり合うようになってきたら少し間引いて食べましょう。およそ3週間〜1ヵ月で収穫OK。その日に使う分づつ収穫して召し上がれ。


ベランダ菜園で人気を誇るプチトマト。その魅力は、簡単でありながら次から次への実がつき、何度も収穫の喜びを味わえることです。 菜園ビギナーの場合、プチトマトは種からだと少々骨が折れます。苗を買ってきて育てるのがおススメです。大人の身長くらいに育つことも多々あるので、深さ30cmほどの丸い鉢に植えこみましょう。植え付けの時期は関東地方だと5月がベスト。ゴールデンウィーク頃に植えると、6月中旬くらいから収穫を楽しめます。

ミニトマトを育てるにあたり、ポイントが2つ。1つめは、株元から2cm離したところに支柱を立てること。茎と支柱をビニールひもなどで軽く結んでおきます。

2つ目のポイントは、「わき芽」を取り除くことです。真ん中の茎から、いくつも枝が伸びるミニトマト。その枝の根元のところからもう一本、ニョキッと伸びてくるのが「わき芽」です。栄養が分散して実つきが悪くならないよう、そのつど伸びてきたわき芽を摘み取りましょう。手で簡単にとることができます。3〜4日に1回は様子を見るようにしましょう。


月桂樹の葉っぱを乾燥させたスパイスが「ローリエ」。野菜ではなく樹木ですが、初心者のベランダ菜園でも十分育てることができます。植え付け時期は5月。植え付けたら水をたっぷりと与えますが、その後は土の表面が乾いたときに少し与える程度でOKです。その後は、ある程度放っておいてもグングンと育ちます。やることといえば、枝が混み合ってきたら、風通しをよくするための剪定。そして冬と夏の2回、肥料をあげることです。日当たりがいまいちな場所でも育つので、手のかからない「孝行息子」といったところでしょうか。

収穫する葉は、若芽よりもしっかりと厚みのある、濃緑色のものがよいです。「お料理で使いたいな」と思った時にサッと採取できるところが最大の魅力ですね。カレーやシチュー、煮込み料理の香りづけはもちろん、ひき肉を炒める際に一枚フライパンに入れると臭みが取れて便利です。
野菜に虫がついたから殺虫剤を撒こう…という事態はなるべく避けたいもの。ベランダですし、自分がつくった野菜はできれば無農薬でありたいですよね。そこで、農薬をなるべく使わないようにするコツをいくつかご紹介しましょう。

まずは、ベランダ菜園のキホンとして「虫がつきにくい野菜」を選んで育てることです。キャベツやカリフラワー、白菜、かぶ、小松菜など、これら「アブラナ科」に属する野菜には虫がつきやすい性質があります。

一方、ネギやシソ、ピーマン、ゴーヤ、なすなどは、比較的虫がつきにくい野菜です。ベランダで育てるなら、これらの野菜がまずオススメです。

もうひとつご紹介したいのは、「植え合わせ」の良い野菜を育てること。生育中の野菜同士には相性のようなものがあり、相性を良くしてくれる植物のことを「コンパニオン・プランツ」と呼びます。虫がつきにくくなるだけでなく、成長するチカラが強くなったりすることもあります。

たとえば、「セイヨウアサツキ」とも呼ばれるチャイブ。たまねぎのような香りを伴う便利野菜。あさつきや万能ねぎのような料理使いができます。和食にも洋食にも合いますし、パスタなどの料理に彩りを添えたい時にも最適です。

チャイブそのものもベランダで簡単に育てられる野菜としてとてもオススメですが、若干、アブラムシがつきやすい性質があります。その性質を逆に利用して、プチトマトの鉢に3〜4本植えておくと、チャイブがオトリになってくれて、トマト自体は無事に育つ――これもコンパニオンプランツの利用法のひとつです。ちなみにチャイブは紫のかわいい花をつけるので、観賞用としても◎です。

アブラムシがついた場合は、牛乳を霧吹きに入れてスプレーするのも有効。これもなるべく殺虫剤を使わないコツです。食用でチャイブを育てる場合はぜひご活用ください。

もうひとつ活用したいのは、木酢液(もくさくえき)と呼ばれるもの。炭を作る際に出る水蒸気を冷やして液体にしたものです。最近は入浴用としても売られていますね。園芸用の木酢原液を水で薄めて土に撒くと、土の中の微生物が活性化して、土壌が豊かになります。さらに月に2〜3回、水で薄めて株のまわりに散布することで根の張りがよくなり、植物が強くなって虫の被害に遭いにくくなると同時に、野菜やハーブなどの香りも高くなる効果が期待できます。また、炭のようなにおいがするため、その匂いを嫌う蚊などの虫が減ったという声もあるほどです。

虫がつきにくい野菜を選び、コンパニオンプランツを使い、木酢液などのオーガニックなアイテムで、よりよい菜園づくりを目指してくださいね!
今後の特集の参考にさせていただきます。
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