次は東京から東、すなわち千葉方面へのバス旅をご紹介しましょう。まずは、東京湾アクアラインの中間に位置し、海の上に浮かぶパーキングエリア「海ほたる」。マイカーで出かける人も多いと思いますが、実は路線バスで行くことも可能。木更津駅と川崎駅からそれぞれバスが出ています。
東京湾を一望でき、海を渡る風がなんとも心地よい空間。
それだけでも満ち足りた気分になりますが、ここではやっぱりお腹も満たしたいところ!
従来、パーキングエリアは「ドライブの休憩場所」と見なされがちですが、海ほたるはグルメの充実ぶりから、この地を目的に足を運ぶ人も多くいます。
レストラン街には、海鮮和食が楽しめる「房総海鮮処 木更津庵」をはじめ、B1グルメとして知られる勝浦タンタンメンが人気の「麺屋 陸5K軒」、回転寿司の「海鮮三崎港」、ハワイのロコフードが充実した「オーシャン・キッチン」などが軒を連ねています。小腹が満たせるフードコートには、木更津名物のあさりが入った「あさりまん」が人気の「あさりや」や「佐世保バーガー」などもあります。その他、お土産どころや、大海原を眺めながら一息つける無料の足湯なども。ちょっとした非日常を味わうバス旅にはもってこいのスポットです。ただし、バスを利用して海ほたるにアクセスする際は、最終バスに乗り遅れないよう注意してくださいね(笑)。
さて、東京から房総半島に渡り、南房総を目指すバス旅を楽しむのなら、ジェイアールバス関東の「房総なのはな号」がおすすめ。
東京駅八重洲南口とバスタ新宿から出発し、房総半島の先っぽにある道の駅「南房パラダイス」までを結んでいます。この道の駅は、動植物園の「アロハガーデンたてやま」と隣接。
園内には南国の花々が咲き誇る植物園や、ふれあい動物広場もある動植物園「アロハZOO」、フラダンスやタヒチアンのショーステージが常設されたフラテラスなどがあり、ゆったりとした南国の時間が流れています。
終点まで行かず、房総なのはな号を途中下車して楽しむのもアリ。東京から約90分でたどり着く「道の駅とみうら 枇杷倶楽部」は、南房総名物である「房州びわ」が主役です。
人気の「びわソフトクリーム」や「びわカレー」をはじめ、「びわジュース」や「びわ葉茶」、オリジナルのびわ商品など、びわ尽くしを楽しめます。
そしてなにより注目したいのが、他ではなかなか体験できない「びわ狩り」ができること!例年、ハウスびわは5月、露地栽培のびわが6月に収穫期を迎えますが、今年は例年よりも少し遅れているようです。おそらく6月に入れば、びわ狩り体験が可能になることでしょう。公式Webサイトで情報をチェックして、予約を入れてからのおでかけがおすすめです。ぜひ、もぎたての味を満喫してくださいね。