まずは、都心部から最もアクセスしやすい"冒険の島"といえる猿島。東京湾に浮かぶ唯一の自然島です。
横須賀駅から徒歩約15分でたどり着く三笠桟橋から猿島行きの定期便が出航しています。船に揺られること約10分、猿島のビーチの横にかかった桟橋に到着。島に降り立つ興奮を、これほどまでにお気軽に味わえるのは猿島ならでは!ビーチの幅は約100mと小さめですが、波はほとんどないので、小さなお子さん連れにもおすすめです。陸地から離れているため、街の喧騒や車の音と無縁なのもいいですね。
なお夏は、ビーチで過ごす方の多くがバーベキューを楽しんでいます。バーベキューに必要な機材はすべてレンタルでき、終わった後はごみの回収も賄ってくれるのでとても便利。食材は各自でクーラーボックスに入れて持ち込んでいます。
さて、この島のもうひとつの魅力は、冒険気分を味わえること。かつて猿島は旧海軍の要塞として使われ、終戦まで一般人が立ち入ることはできませんでした。今もなお、うっそうと繁る森の中には、いくつものレンガ造りのトンネルや砲台の跡が残されています。もちろん今は、誰でもトンネルを通ることが可能。ビーチの反対側まで、ぐるりと散策することができます。森の中はビーチと一転してひんやりと涼しげ。
美しくも古びたレンガを苔が覆い、まるで『天空の城 ラピュタ』の世界に足を踏み入れたような空間が広がっています。
他にも展望台や展望広場なども整備されており、釣りが楽しめるスポットも。日蓮上人ゆかりの地や大蛇伝説が残る洞窟もあります。ビーチ以外にも多彩な見どころが点在し、まるまる一日"非日常"に浸れる猿島で、ぜひ冒険気分を味わってみてくださいね。