江戸時代の風情を残す"小江戸"として、年間を通して多くの観光客が訪れる川越。
その中で近年、注目集めているのが川越氷川神社です。
創建は約1500年前という由緒あるこの神社は、川越城の守護神として多くの人々の崇拝を集めてきました。
現在の本殿は、県の重要文化財に指定されていて、細かく美しい彫刻が魅力です。かねてより縁結びの神様としても知られ、パワースポットとして多くの人が恋愛成就のために足を運んでいます。
そんな川越氷川神社の何が"涼"なのかというと、7月1日(土)から9月10日(日)まで開催されている「縁結び風鈴」です。
境内には色鮮やかで涼しげな風鈴が2000個以上、風に揺られています。木で出来た格子の天井に吊り下げられているところもあり、さながら風鈴のトンネルのようです。ここを通るだけで、涼しげな空気に身を浸すことができます。さらに風鈴はガラス製で手作りのため、それぞれ微妙に色や形、音色が違うのも面白いところです。
昼に訪れて、照り付ける日差しの中で涼を感じるもよし。夕方から夜にかけて足を運び、ライトアップされた幻想的な風鈴に身をゆだねるもいいですね。
なお8月27日(日)まで、「恋あかり」と称した特別良縁祈願祭が催されています。神社だけでなく、街中にも古式ゆかしいぼんぼりが灯ります。また、「縁むすび風鈴」の期間中、午後7時から午後9時まで、境内の小川を夏空の天の川に見立て、光が灯されます。
夏の夜の残暑を和らげてくれる、川越の街そぞろ歩き。ぜひ出かけてみてはいかがでしょう。