東京ドームの約65倍の広さを誇る、埼玉県比企郡滑川町の国営武蔵丘陵森林公園。日本一大きなエアートランポリンやアスレチックコースなど、お子さんが体を伸び伸びと使って家族で楽しめるスポットとして根強い人気があります。加えて"森林公園"という名前にふさわしく自然がふんだんに広がっていて、これまでの特集でも何度かご紹介していたかと思います。
一年を通じて楽しめる同公園ですが、春は可憐な花々が見頃を迎えます。2月3日(土)から4月1日(日)にかけて「早春フェスタ」を開催中です。3月に見頃を迎える花としては、まず梅ですね。2月中旬から3月上旬にかけて、梅林(花木園)にて約120品種500本の梅がほころびます。品種の数は日本有数で、早咲きの紅梅は1月から、遅咲きの梅は3月半ばまで見られます。また、2月中に足を運ぶと、白や桃色の梅のふもとに咲く黄色い福寿草とのコントラストも楽しめるかもしれません。
3月上旬から3月下旬にかけて私たちの目を楽しませてくれるのは、公園・庭園樹園にある早咲きチューリップ。かつては小さなお花畑でしたが、今年はエリアを拡大して約18,000球ものチューリップがいちめんのじゅうたんのように広がります!また、ハーブガーデンでも「金色の庭」など、そこかしこで数千球のチューリップがガーデンを彩ります。
そして、クロッカス。同公園の渓流広場では、約45,000球もの白や紫のクロッカスが咲き誇ります。球根栽培などで育てたことがある人もいらっしゃると思いますが、野いちめんに、低い位置に可憐な花をつけるクロッカスの群生は、なかなか他ではお目にかかれません。
その他、ツバキは1月上旬から4月下旬にかけて、長い期間楽しむことができます。4月中旬には「紫椿」という珍しい品種も開花予定です。また、2月17日(土)から3月11日(日)にかけては、都市緑化植物園エリアに、早春の草花をふんだんに使ったフラワードームが出現。「冬アジサイ」という珍しい花もドームを彩ります。
なお、園内では「早春散策マップ」を配布していますので、ぜひ入手して、多種多彩な早春の花を楽しんでくださいね。