温泉どころで有名な群馬県吾妻郡草津町にある草津熱帯圏は、日本でもっとも標高が高いところにある動物園。草津温泉の真ん中に位置する湯畑から歩いていける距離にあり、園内では亜熱帯や熱帯地方に生息する動物たちの姿をみることができます。
高さ15mにも及ぶジャングルドームは3つの階層に分けられ、いずれも珍しい動植物の宝庫。決して大規模な動物園ではありませんが、どこかホッとする"気軽に立ち寄りたい動物園"といえるでしょう。
なかでも人気を博しているのがパピバラです。温泉とカピバラの相性の良さは、もはや説明不要ですよね。ここでも草津ならではの温泉熱が活用され、約35度のお風呂に浸かって気持ちよさそうな表情を浮かべる様子をみることができます。そして今年3月上旬、雄の「まさる」と雌の「まめ」の間に、かわいらしいカピバラの赤ちゃんがいっぺんに5頭も生まれました。
生まれてまもないカピバラたちですが、すでに一般公開されています。お母さんカピバラのおっぱいを飲んだり、おそるおそる温泉に浸ったり、お母さんの見よう見まねでキャベツなどをかじったり、兄弟で体を寄せ合って眠ったり…すべての行動が愛おしく、見る人の心を和ませてくれます。カピバラは生後1〜2ヶ月経たないと性別が判明しないため、まだちびっ子たちに名前はありませんが、性別がわかり次第、一般公募を募るそうです。
なお、月に2日間ほど、同園では「カピバラふれあいひろば」を開催。3月は24日(土)と25日(日)の2日間で、12時半〜14時の間です。他にも、同園にはエリマキキツネザルやピグミーマーモセット、ワニやヘビなどの爬虫類、屋外には猿山があったりと、見どころは豊富です。
ぜひ草津の湯とともに、かわいい動物と出会う休日を過ごしてみてはいかがでしょう!