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特集記事【2018年4/20日号】

お散歩日和の日が多くなった今の季節、おすすめしたいのが都電荒川線沿線のお散歩です。

都電荒川線は、東京に残る唯一の都電。早稲田〜三ノ輪橋間の12.2kmをのんびりと運行しています。沿線には見どころがいっぱい!「東京さくらトラム」という愛称のとおり桜の名所をはじめ、バラの名所や歴史情緒あふれるスポット、電車好きなお子さんに人気の車両車庫に遊園地、昔の面影を残す商店街など、多種多彩です。

荒川線の運賃をはじめ、各スポットの利用が安価なところも魅力!コスパが良くて一日楽しめるプチ散策は、ご家族連れにもおすすめです。五月晴れの日に、ぜひ出かけてみてはいかがでしょう。
さて、これから荒川線に乗って早稲田から三ノ輪橋まで、順を追っておすすめスポットをご紹介していきます。

まずは「鬼子母神前」で下車し、約100m続く立派なケヤキ並木の参道を通って向かう鬼子母神堂。ここに祀られているのは、鬼子母神というインド由来の神様です。恐ろしげな名前の通り、かつては人間の子供を喰う存在でしたが、お釈迦さまが鬼子母神の末っ子を隠すことで改心し、それから安産・子安の神様となりました。実際にこのお堂のご本尊をみると、幼子を抱き、菩薩のような優しさがにじみ出ています。ご本尊に掲げられている「鬼子母神」の文字にも注目してみてください。「鬼」の文字の上の「ノ」がなく、角がないため鬼ではない、ということなんですね。

他にも境内には樹齢約700年を数える大イチョウがあり、"子授け銀杏"とも呼ばれています。子どもを授かりたい女性がこの大イチョウの幹を抱くことで祈願していたのだとか。

さらにもうひとつ、境内で目を引くのが駄菓子屋さん「上川口屋」です。創業はなんと230年以上前。日本一古い駄菓子屋さんと言われています。

ジブリ映画「おもいでぽろぽろ」に登場する駄菓子屋さんのモデルになったとの説もあり、日々子どもはもちろん、お参りに来た大人も懐かしい駄菓子を物色しています。

続きましては都電荒川線「飛鳥山」もしくは「王子駅前」停留所で下車してすぐのところに広がる飛鳥山公園。

ここは江戸時代から桜の名所として知られていますが、桜以外の季節もファミリー層から熱い支持を得ています。これからの季節は、1万5千株のつつじや、京浜東北線沿いに植えられている約1300株のあじさいが見頃です。

低くても飛鳥"山"というくらいですから、園内には高低差があります。そこで平成21年に登場したのが、高齢者やベビーカーのお母さんでも気軽に無料で利用できる「あすかパークレール」という自走式モノレール。かたつむりのような丸っこい車両は「アスカルゴ」の名前で親しまれています。なお園内には、「北区飛鳥山博物館」「紙の博物館」「渋沢史料館」と3つのミュージアムがあるほか、子どもに人気のお城や、都電やD51機関車の展示などもあります。ぜひご家族揃ってお出かけください!
■鬼子母神堂
 ホームページ:http://www.kishimojin.jp/
■飛鳥山公園へ行こう!!(北区)
お子さんはもちろん、鉄道好きな大人にも人気がある沿線のスポットといえば、「荒川車庫前」停留所の目の前にある都電荒川車庫です。

車庫にはさまざまなタイプの車両が格納されていて、作業員の方による車両のチェックや運転士さんの交代、さらに実際に車両が入庫する様子などを見ることができます。また、車庫に隣接している「都電おもいで広場」も要チェック。懐かしい停車場を再現したスペースで、昭和の時代に活躍していた2つの車両が展示されています。実際に車両の中に入ることも可能で、車内には昭和30年代の世界観をテーマにした「おもいでジオラマ」や、都電にまつわる様々なアイテムを展示した「おもいでグラフィティーボックス」が設置されています。

ちなみに、少しお腹が空いたな〜と感じたら、「荒川車庫前」停留所の前にあるカフェ「Cool Cafe」がおすすめ。一押しメニューの「絶品鉄板フレンチトースト」は、パンでありながらフワフワのプリンのような食感で、アツアツでありながら冷たいアイスも乗っている逸品です!なお、AM7〜10時の間に実施しているモーニングや、ランチタイムの日替わりランチ。ディナータイムにはワインと一緒に楽しめるお料理もあり、いつ訪れても存分に満足できることでしょう。

続いては、お隣りの停留所「荒川遊園地前」で下車。徒歩3分ほど歩くと、もうすぐ開園70周年を迎える「あらかわ遊園」にたどり着きます。

大規模な遊園地ではない分、アットホームで小さなお子さんも楽しめる遊具が多いところが特長的。のりもの広場には、墨田川ビューの観覧車やメリーゴーランド、園内を巡る豆汽車のりばがあり、年齢制限なしで楽しめます。ファミリーコースターやコーヒーカップも3歳以上、スカイサイクルも4歳以上と年齢制限は低め。なお、一部のりものには身長制限がありますが、もし乗れなかった場合は「すくすくカード」が配布されます。お子さんが成長して既定の伸長を超えて来園した際、このカードをみせると、乗れなかったのりものに乗れるそうです。些細と思われがちなことですが、こうした気遣いが嬉しいですね!

さらに、動物と触れ合えるどうぶつ広場や釣り堀のある魚つり広場、乳幼児が楽しめるちびっこ広場などもあります。小さなお子さんのいるご家庭は、きっと存分に楽しめると思いますよ♪
■都電おもいで広場( 東京都交通局)
■あらかわ遊園(荒川区)
5月中旬から6月上旬と、10月中旬から11月下旬、年に2回沿線を彩るのがバラです。

バラの植栽は荒川区が積極的に取り組んでおり、シーズンになると「バラと都電」の競演を写真に収めようと多くの人がカメラを構えています。「三ノ輪橋」停留所をはじめ、「荒川車庫前」〜「荒川遊園地前」区間や、「町屋駅前」停留所周辺のバラも見事。荒川線全体が約12kmで、バラの植栽は約4kmですから、かなりの規模ですよね!都電に乗りながら車窓から楽しむのいいですし、途中下車して一区間歩くのもよさそうです。

また、町屋界隈では毎年5月中旬に「あらかわバラの市」が開催されています。2018年の開催日は5月19日(土)。鉢バラの販売や育て方講習会、さらには音楽演奏や大道芸なども行われ、賑やかな1日となります。

さて、新たな車両もお目見えし、街の開発が進むにつれて、都電荒川線沿線にもおしゃれで洗練されたスポットが多くなってきました。

その中にあって、沿線で最も昔ながらの風情を残しているといえるのが、「三ノ輪橋」停留所界隈でしょう。 停留所には昔懐かしいホーロー看板が掲げられ、レトロムードを盛り上げています。

ぜひ足を運んでいただきたいのは、「三ノ輪橋」停留所から連なる商店街「ジョイフル三ノ輪」です。

この商店街には「これぞまさに東京の下町!」というべき風景がいたるところに広がっています。小腹が空いた人は、ちょっとパン屋さんに寄って"買い食い"。

「パンのオオムラ」では、素朴なやきそばパンやハムカツパン、コロッケパン、歩き疲れて甘味が欲しい人はジャムパンがおすすめです!

ちゃんと食べたい人には、お蕎麦屋さんの「砂場総本家」。昭和29年に建てられた建物は、区の文化財として指定されています。古き良き昭和の雰囲気ただよう店内で、ざる蕎麦や天ざる、合鴨南蛮やあんかけ蕎麦を堪能してください。

さて、これまで都電荒川線の沿線をご紹介してきましたが、ご利用には荒川線を1日に限り何回でも乗車できる「都電一日乗車券/都電IC一日乗車券」がおすすめです。都電一日乗車券の場合、今回ご紹介したあらかわ遊園の入園料も無料になるなど、沿線で使えるさまざまな特典がついています。

ぜひご家族揃って、リーズナブルに楽しむ一日をお過ごしください!
■東京さくらトラム(都電荒川線(東京都交通局)
■お得な乗車券(東京都交通局)
今後の特集の参考にさせていただきます。
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