何もしてなくても、人は生命維持のために、体温や呼吸、安静時の筋肉の振動、内臓などの活動で、常にエネルギーを消費しています。基礎代謝は、何もしないときのエネルギーの消費のことで、男性は16歳、女性は14歳頃を頂点として、加齢とともに低下していきます。言い換えると、どんどん省エネ体質になっていくということです。
若い頃のような、基礎代謝が高い頃の食生活を改めず、同じようなペースや、それ以上のペースで、食べたり飲んだりしていると、そのエネルギーを効率よく消費できず太ってしまいます。本来なら、加齢とともに落ちてしまう基礎代謝の低下と併行して、適度な運動やバランスよい食事を取ることに気をつけるべきですが、そこはわかっていてもなかなかできないもの。外食、お酒などの付き合いも増え、忙しくて適度な運動すらできない方も多いのではないでしょうか。
手軽にできる、食事コントロールだけのダイエットでは、脂肪も減りますが、同時に運動もしないと筋肉も落ちてしまいます。結果として、エネルギーを一番消費する筋肉自体が少なくなるため、エネルギー消費率=基礎代謝も落としてしまいます。つまり、食事コントロールをやめた時点で、消費できないエネルギーが、ダイエット前よりも蓄積してしまう可能性が高まります。これがリバウンドです。
特に食事を我慢するダイエットではリバウンドがおきやすいです。そこで毎日簡単に続けられる食べながら基礎代謝を上げる方法をひとつご紹介します。
それは食べ物に気をつけて体温を上げるという方法。体温が1℃上がれば、何と基礎代謝は10%〜12%程度UPすると言われ、また、色々な病気に対抗できる免疫力も5倍程度UPするとも言われているのです。
昔の日本人は、体温が高かったと言われており、36.5〜37度程度あったそうです。しかし、現代に生きる私たちは、36度以下の低体温の方も多いそうです。特に女性の体温は男性と比べても低いですね。あなたの体温はどうでしょうか?
体温を暖める効果がある食べ物として、ニラ、にんにく、葱、玉葱、しょうが、胡椒、唐辛子。また、漬物などの塩分が含まれているものも効果的だそうです。日々継続できそうな方法としては、紅茶にしょうがと葛(くず)を入れて飲んだり、味噌汁を毎朝飲むことを少し続けるだけでも体温UPに繋がるそうです。毎日お味噌汁を飲むことを続けるだけなら気をつければすぐに始められそうですね。 |