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特集記事【2018年12/20日号】

一年を振り返る季節がやってきました。2018年は、皆様にとってどんな年でしたか?2019年は、どんな年にしたいですか?そんな節目の時期恒例のパワースポット特集です。

来年は、元号が変わる年です。

おめでたいことがたくさんある年にしたいのはやまやまですが、2019年10月1日から消費税が引き上げられるのもまた事実。お金が人生のすべてではありませんが、あるに越したことはないのもまたお金…。

ということで、今年のパワースポット特集は、金運向上にご利益があるとされるスポットを3つ、ご紹介しましょう。

ぜひとも足を運んでいただき、1年の金運向上をはじめ、無病息災・強運厄除を祈願してみてください。

まずは東京・日本橋にある小網神社。ビルの間にひっそりと鎮座する、境内の小さな神社です。

小網神社で主に祀られているのは、いわゆる"お稲荷さん"としておなじみの倉稲魂命と、七福神の弁才天や福禄寿。いずれもご利益を授かりたい神様ですが、この神社がパワースポットとして知られているのは、その歴史に理由があります。 かつて東京が焼け野原になった東京大空襲。日本橋界隈も例に漏れず、焼夷弾による炎に包まれましたが、同神社の社殿は奇跡的に火災を免れました。

現在は日本橋地区に残されている唯一の木造檜造りの神社建築となっています。とりわけ見事なのは、社殿に彫刻された「昇り龍」と「降り龍」。この彫刻そのものも、強運厄除のご利益があると言われ、手を合わせて拝する人も少なくありません。また、戦争の際に出兵することになった氏子に対して同神社の御守りを授けたところ、全員が生還したということも、この神社が強運厄除、今でいうところのパワースポットと呼ばれるゆえんといえるでしょう。

さて、そんな小網神社で金運のご利益を授かりたい方は、社殿左に鎮座する弁財天の像のもとへ行きましょう。この弁天様は舟に乗っていることから、万福舟乗弁財天像と称されています。そして、清水が湧く「銭洗いの井」でお金を清め、お財布に入れておくと金運アップになるとのこと。いわゆる「銭洗い弁天」ですね。鎌倉の銭洗弁財天宇賀福神社が有名ですが、ここ小網神社は「東京銭洗い弁天」と呼ばれています。

無病息災・健康長寿の願をかけたい方は、同神社の福禄寿像を拝みましょう。なお、1月1日から7日にかけては「東京下町八福神参り」「日本橋七福神詣」が開催されます。

「東京下町八福神参り」は、8つの社を参拝して8つの恵みを受けるもの。期間中は八社福守が授与されます。

「日本橋七福神詣」は、日本橋界隈の七福神巡り。移動距離もさほど多くないため、気軽に巡ることができます。いずれの福神巡りでも小網神社に立ち寄ることになりますので、ぜひ足を運び、金運アップのご利益を授かりましょう。
■小網神社
 ホームページ:http://www.koamijinja.or.jp/
■東京下町八福神参り(鷲神社)
■日本橋七福神巡りコース(人形町商店街)
都会からも比較的アクセスしやすい自然の宝庫といえば埼玉県秩父市。同時に三峯神社など、修験道の霊場として伝わるパワースポットの宝庫でもあります。

今回ご紹介したいのは、秩父市黒谷に鎮座する聖(ひじり)神社です。黒谷は、日本初の流通貨幣といわれ、教科書にもその名が載っている「和同開珎(わどうかいちん・わどうかいほう)」ゆかりの地。西暦708年にここで自然銅(ニキアカガネ)が採掘され、朝廷へ献上されました。これを機に元号が「慶雲」から「和銅」に改められ、和同開珎の鋳造が始まったとされています。

現在、和銅の採掘地は遺跡となっています。その近くにある聖神社は、金運向上のパワースポット。親しみを込めて"銭神様(ぜにがみさま)"と呼ばれているほどです。社殿の右側には和同開珎のモニュメントが建ち、神社ではお馴染みの絵馬も、和同開珎をかたどったものが掲げられています。

社殿の左側には、ここで金運向上を祈願した方からの御礼報告も。「宝くじで当たりました」といった報告も多々あり、毎年シーズンになると当選祈願に訪れる方も多いようです。掲げられた絵馬にも、宝くじ当選祈願や「ビジネスがうまくいきますように」といった金運にまつわる願いごとが多く記されています。

さて、おすすめの参拝の順序ですが、まずは和銅の遺跡「露天掘り跡」に足を運びましょう。こちらにも、巨大な和同開珎の像が建っています。そして、脇に流れている小川でお金を洗い清め、そのお金を聖神社のお賽銭とすることが良いと言われています。

日本のお金のルーツといえる地へ、ぜひ金運アップを祈願しにいってみてはいかがでしょう。なお、同神社は駐車場が狭いため、鉄道でのアクセスがおすすめ。秩父鉄道和銅黒谷駅から聖神社までは徒歩5分程度です。
■聖神社(秩父観光協会)
最後にご紹介する金運系パワースポットは、富士山の雄大な姿が見渡せる山梨県富士吉田市。この地の新屋地区にある新屋山(あらややま)神社です。

主祭神として祀られている神様は、大山祇命(オオヤマヅミノミコト)。この神様はその名にあるように、偉大な「山の神」として全国各地で信仰を集めています。地域によっては鉱山や農業の神であり、近年になって新屋山神社は金運の神として注目されるようになりました。

創建は1534年と古く、この地域ではさまざまな願い事を叶えてくれる「ヤマノカミサマ」と呼ばれて親しまれてきました。富士の裾野ゆえ、境内は森や原生林に囲まれ、自然のパワーのみなぎりも十分に感じられます。

鳥居をくぐり、森を抜けると現れる本宮の社殿は、小さいながらも凛としていて美しさを感じるほど。本宮には神主さんがいることもあり、その際は参拝客全員にお祓いをしてくれます。

興味深いのは、御神石と呼ばれる石。神様にお伺いを立てながら3回持ち上げるしきたりなのですが、持ち上げたときに感じる石の重さが、2回目が一番軽いと感じたなら「良」、それ以外だと「不」というもの。願い事をするのではなく、たとえば「新しい事業は上手く軌道に乗るでしょうか?」と伺う(質問する)ようにするところがポイントです。

さて、同神社では1月1日に歳旦祭、1月16日に正月祭が開催されます。もちろん初詣として訪れるのもよいですが、機会があれば「4月以降」の参拝もおすすめ。その理由は、同神社の「奥宮」が富士山の2合目にあり、冬の間は閉じているためです。春になれば奥宮へアクセスする林道も通れるようになり、奥宮そのものも開社されます。ぜひ赴いてみてくださいね。
■新屋山神社
 ホームページ:http://www.yamajinja.jp/
今後の特集の参考にさせていただきます。
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