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特集記事【2019年3/20日号】

ようやく寒さも和らぎ、温かさを感じる日が増えてきました。もう少しで桜も開花シーズンを迎えますね。

春は、長い冬を経たあとにやってくる、生命力がみなぎる季節です。春に旬を迎える食材は、そんな生命力の宝庫。一方で人間も、新陳代謝が活発になり、肝機能の働きもよくなります。しっかりとした栄養を、できるなら美味しくいただきたいですよね。

そこで今回は、春に旬を迎えるご当地の食材にクローズアップ。春に漁が解禁となる魚介類や、脂ののった魚、さらに「春は苦味を盛れ」と言われているように、ほのかな苦みが春を感じさせてくれる山菜までご紹介します。

春のグルメに舌鼓を打ちつつ、観光もしっかり楽しめる旅へ出かけてみませんか?
鎌倉、江ノ島、茅ケ崎など、湘南地域の春の味覚として近年よく知られるようになったものといえば「生しらす」でしょう。

しらすは特定の魚ではなく、カタクチイワシやマイワシ、イカナゴ、ウナギ、アユ、ニシンなど、白い稚魚の総称です。一般的にはイワシの稚魚が多くを占めています。スーパーマーケットでよく見かけるのは、塩で茹でて干した「しらす干し」。ご飯が進む、まさに"飯の友"ですよね。同時に、カルシウムやたんぱく質が豊富な優良食品でもあります。

湘南地域では昔からしらす漁が盛んに行われてきましたが、現在では毎年1月からおよそ2か月半の間、禁漁となります。これは、しらすの中にアユなどの貴重な稚魚が混在しているためなのだとか。その間は、冷凍もののしらすを解凍したものしか出回りません。

漁が解禁となるのは3月上旬。今年は3月11日に解禁されました。この時期になると、鎌倉をはじめ湘南地域の料理店で「生しらす丼」「生しらす御膳」「生しらすの釜揚げ丼」などのメニューが掲げられるようになります。アツアツのご飯に半透明のしらすが盛られ、醤油を少し垂らして食べる…その味とピチピチの食感は、病みつきになります。春らしい、ほのかな苦みがあるのもいいですね。その苦みが少々苦手という方は、甘みが増している釜揚げがおすすめです。

そんな生しらすの名店として知られる腰越漁港の「しらすや」は、網元の直営店。その「しらすづくし定食」は生しらすの他、かき揚げや釜揚げしらす、畳いわし、ちりめん佃煮、しらす入り味噌汁などが一度に食べられるとあって人気です。

なお、生しらすは鮮度が落ちやすいため、基本的に獲れたその日にしか味わうことができません。そのため、海が荒れて漁ができなかったり、不漁の際はなかなか味わえないと思ったほうがよいでしょう。近年は飲食店も、店先に「今日は生しらすの入荷あり!」「本日の入荷はありません」などと、きちんと説明書きを掲げているところも多いので、チェックして入店するのがおすすめです。

春の湘南、鎌倉の散策やお花見がてら、ぜひ春の味覚である生しらすをお楽しみください!
■地魚料理「しらすや」
春の海の幸を求めて、湘南よりさらに西へ出かけて、静岡県に行ってみましょう。まずご紹介したいのは、伊豆半島で獲れる金目鯛です。

なかでも注目されているのが、東伊豆町の稲取。少し前までは河津桜をお目当てに訪れる観光客で賑わい、現在は3月末まで開催中の「稲取温泉 雛のつるし飾りまつり」が盛況です。

この地にある稲取港で水揚げされた金目鯛は、近年「稲取キンメ」と呼ばれるようになりました。キンメダイは千葉や高知などでも水揚げされますが、稲取キンメは餌となる生物の違いからか、脂のノリが高く、とりわけ美味だと言われています。

土日祝日には東伊豆町役場の駐車場で、朝市が行われています。金目鯛の漁は一年を通じて行われていますが、脂のノリを求めるならば冬から4月初旬にかけてがおすすめ。稲取や水揚げ日本一を誇る下田の飲食店や宿泊施設では、金目鯛の刺身や煮つけはもちろん、しゃぶしゃぶやなめろうなど、さまざまな味わい方ができますよ!

次は、伊豆半島の付け根部分に位置する沼津。沼津港周辺は、水揚げしたての新鮮な魚介類を食べさせてくれる飲食店が軒を連ねています。

春は、先ほど紹介した生しらすに加え、生桜海老もおすすめです。2019年、桜海老は残念ながら不漁が続いているため、水揚げしたての"生"に出会えたらラッキーですね!

さらには日本最大級の展望型水門や、競りの様子を見学できる「沼津魚市場INO」など、見どころも豊富です。また、沼津港の南に広がる駿河湾は、最も深い地点で水深2,500m。日本一深い湾であり、ときおり深海魚も水揚げされます。こうした風土にちなんでオープンした「沼津深海魚水族館」も、休日になると行列ができるほどの人気です。

ぜひ観光と併せて、伊豆の春の味覚をお楽しみください。
■稲取温泉こらっしぇ
 ホームページ:http://www.koumi-kankou.jp/
■沼津観光ポータル
 ホームページ:https://numazukanko.jp/
海の幸が2つ続いたら、次は山の幸。春の味覚といえば、ほのかな苦みが心地よい山菜です。

山菜が採れる野山は、関東にも多くあります。しかし、その山が私有地だったり、国立公園や自然保護地域に指定されているところでは、山菜採りはできません。さらに、山菜と間違えやすい毒のある植物もあります。夢中になって迷ってしまったり、クマに遭遇することも…。また、根こそぎ採ってしまうと翌年育たないため、乱獲してはいけない等のマナーも守るべきでしょう。こうしたリスクを避けるには、案内役がいろいろと教えてくれるツアーに参加することがおすすめです。

長野県の東部、南佐久郡に位置する小海町は、北八ヶ岳を望む自然豊かな高原地帯。ここはアニメーション映画『君の名は』の新海誠監督の出身地であり、劇中に出てくる湖は、同町にある松原湖をイメージしたとのこと。緑の中にぽっかりと丸く広がる湖を眺めていると、同アニメのファンならずとも心癒されます。

小海町では、観光案内所が主導する山菜狩りツアーが毎年行われています。小海町内へ宿泊のお客様限定で、2019年の開催期間は4月13日〜6月末の間の土日祝日。山菜採りの名人が、コゴミやタラノメ、ゼンマイなどの山菜採りを案内してくれます。美味しくて人気だけれども、トゲがあって厄介なタラノメの採り方なども教えてくれるのだとか。

また、6月に入るとハンゴンソウやウワバミ草、オオバギボシなど、少々珍しい山菜と採れます。なお宿泊先の宿や飲食店において、春の料理の定番として山菜が食卓に上りますので、じっくりと味わってみてください。

準備するものは、山歩きができる服装。長袖や帽子、軍手、長靴などがおすすめです。申し込みは、宿泊予約後に松原湖観光案内所までお問い合わせください。

なお、小海町では、湖畔の小さな音楽堂「小海町音楽堂ヤルヴィホール」や「小海町高原美術館」などの文化施設を満喫することもできます。空気が澄み渡っているので、山菜採り同様に案内役つきで星空観察するのもおすすめ。春の味覚と自然を体感しに、ぜひお出かけください。
■わたらせ渓谷鐵道
 ホームページ:https://www.watetsu.com/
■水沼駅温泉センター
 ホームページ:http://www.mizunuma-sb.com/
今後の特集の参考にさせていただきます。
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