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特集記事【2019年4/20日号】

4月1日、「平成」に代わる新たな元号「令和」が発表され、5月1日より施行されます。

「令和」という言葉は、日本最古の歌集である万葉集の一節「初春の令月にして、気淑(よ)く風和ぎ、梅は鏡前の粉を披(ひら)き、蘭は珮後(はいご)の香を薫らす」が由来。"令"と"和"の文字が抽出されて「令和」となりました。

伴って「平成」の時代の幕が下りることになりますが、ひとくちに30年間といっても、実にいろいろなことがありました。毎月、じょいふるねっとの特集では、関東近郊のさまざまなお出かけスポットをご紹介していますが、こうしたレジャーにもその時々でブームがあります。

そこで今回は、平成の世に生じたレジャーのブームを紐解き、あらためてご紹介してみたいと思います。今でも人気を集めているスポットに、ぜひ10連休のゴールデンウィークを利用して出かけてみてはいかがですか?
平成の30年間には、多彩な人気スポットが誕生しました。昭和の時代から人気を集めていたアミューズメント施設が、平成になって新たなトレンドを創り出したケースもあります。そのひとつが水族館です。

しながわ水族館(平成3年)、横浜・八景島シーパラダイス(平成5年)、アクアパーク品川(平成17年)など、新たな水族館がオープンする一方で、昭和29年に誕生した江ノ島水族館が平成16年に新江ノ島水族館として生まれ変わるなど、既存の水族館もこぞってリニューアルに踏み切り、新たな水族館ブームが生まれました。

昭和の時代から人気だったイルカやアシカなどのショーは今でも健在です。これに加えて水槽の素材や技術が進歩したことにより、これまでになかったトンネル型の水槽や巨大水槽がお目見えしたことも新たな話題を集めた要素のひとつ。また、これまであまり注目を集めてこなかったクラゲに幻想的な照明を施すなど工夫を凝らし、人気を集めたのも印象深いですね。バブルが崩壊し、閉塞的な雰囲気が漂う時代に「癒し」を求める人が増えたことも、その背景にあるのかもしれません。

平成の新たな潮流となった人気施設として、漫画やアニメのミュージアムも欠かせません。平成以前は、全国を見渡してみても東京・世田谷の長谷川町子美術館があるくらいで、他は皆無でした。しかし平成に入ると、関東では三鷹の森ジブリ美術館(平成13年)、青梅赤塚不二夫会館(平成15年)、藤子・F・不二雄ミュージアム(平成23年)が相次いでオープン。

関東以外においても宝塚市立手塚治虫記念館(平成6年)を皮切りに、石ノ森萬画館(平成13年)や水木しげる記念館(平成15年)など、漫画家ゆかりの地にミュージアム開館が相次ぎました。

先駆けとなった「サザエさん」の長谷川町子さんのミュージアムは「美術館」。以降はジブリを除いて「記念館」と名付けられているところがポイントです。

かつて「漫画=卑しいもの」とみなされてきた時代がありました。しかし今は、そんな風潮はありません。子どもの頃に漫画に夢中になった子どもたちが大人となった今、昔を懐かしみつつ「漫画=文化史」と捉えて鑑賞するようになるのはごく自然なこと。今ではデパートの展示会や美術館でも漫画展を開き、人気を得ています。

そして、平成24年に開業した東京の新たなシンボル、東京スカイツリー(R)にも触れておきましょう。今もなお、多彩な店舗が揃う「東京ソラマチ」や「すみだ水族館」を含め、国内外から多くの観光客を集めています。

東京スカイツリー(R)では、5月1日に新元号「令和」を祝う特別ライティングを実施。白地に赤の日本国旗をイメージしたライティングが輝きを放ちます。

また、天望デッキ上部へのレーザーマッピングによる演出も。4月30日は「ありがとう平成」、5月1日は「令和元年」をテーマにした演出が施されます。なお4月30日は天望デッキの営業時間が2時間30分も延長。例和元年の初日となる5月1日の0時30分まで営業します。延長営業時間は、天望デッキ当日券の入場料金は半額となり、「令和」がラベルに記載された缶ビールが先着500名にプレゼントされます。
■新江ノ島水族館
 ホームページ:https://www.enosui.com/
■三鷹の森ジブリ美術館
 ホームページ:http://www.ghibli-museum.jp/
■青梅赤塚不二夫会館
 ホームページ:http://ome-akatsukafujio-museum.com/
■藤子・F・不二雄ミュージアム
 ホームページ:http://fujiko-museum.com/
■東京スカイツリー(R)
 ホームページ:http://www.tokyo-skytree.jp/
次は、平成に注目を集めた自然や歴史的建造物にスポットを当てましょう。もちろん、これらは急に平成になって生まれたものではありません。昔から存在していたのですが、なんらかの理由でブームに火が付いたものです。

東京都の高尾山を例にするとわかりやすそうです。カジュアルに登山を楽しむ層にも、"慣らし運転"として昇る本格的な登山家にとっても人気の山ですが、平成に起きた2つのブームにより、その人気に拍車が掛かりました。

ひとつは、ミシュラン観光ガイド「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」での3つ星評価を獲得したことによるブーム。

ちょうど獲得した時期に、登山を楽しむ女性「山ガール」なる言葉も登場し、多くの日本人観光客が訪れるようになりました。同時に、ミシュランの意味と権威を知る外国人観光客も多く足を運ぶようになり、さらに昨今の円安傾向で外国人観光客が軒並み増加。ワールドワイドで気軽に楽しめる山として、多大な人気を誇っています。

もうひとつのブームは、パワースポットブームです。

これも平成時代の閉塞感からか、「ご利益に授かりたい」という気持ちと「なるべくお金をかけずにレジャーを楽しみたい」「歩くことで健康になりたい」という気持ちが相まって、一大ブームとなりました。じょいふるねっとの新年特集としてもお馴染みですよね。

高尾山は古くから修験道の聖地として信仰を集めており、天狗伝説も残る地です。現在も高尾山薬王院が鎮座し、天狗の像や滝行の場も備わっています。こうしたスポットは、得てしてパワースポットとして人気を集めます。さらに、豊かな自然の中に身を置き、適度な登山をすることで身も心もリフレッシュするというわけです。

かつて御朱印帳を片手に寺社仏閣を巡るというのは、どちらかというと"高齢の方の趣味"でした。

しかし今や、若い人たちの中にも御朱印帳を持って巡っている人もいます。そして、せっかく巡るのなら「ご利益がある」ことはもちろん、「他ではみられない風景」が備わっている地に行ってみたいと思うもの。

そこで写真を撮り、インスタグラムなどのSNSに投稿する…すなわち「インスタ映え」なるブームも、その背景にあるようです。見事な竹林を備えている鎌倉の報国寺なども、その例といえるでしょう。
■高尾山遊歩
 ホームページ:https://takaozanyuho.com/
■報国寺
 ホームページ:https://houkokuji.or.jp/
「お金をかけずに楽しみたい」「歩くことで健康になりたい」。そんな気持ちがありながらも、ついつい美味しそうな食べ物が店先に並んでいると、フラッと引き寄せられて買ってしまう…それもまた良し!とみなすべきでしょう。子どもだけでなく、実は誰もが「買い食い」好きなのですから!

ということで最後にご紹介するのは「グルメ散策」ブームです。時代に応じて、グルメにもさまざまなブームが誕生します。平成のグルメブームの主役は、バブルが終えた後にやってきた"安くて美味しいもの"、すなわちB級グルメブームといっても過言ではありません。

ブームの先駆けは、平成6年に誕生した新横浜ラーメン博物館であるといえます。「全国各地のラーメンを飛行機に乗らずに食べに行ける」をコンセプトに人気ラーメン店を一同に集結させ、なおかつ館内は日清チキンラーメンが発売開始された昭和33年当時の街並みを再現。いわゆるフードテーマパークの誕生です。

この"ラー博"を皮切りに、横濱カレーミュージアム、ナンジャ餃子スタジアム(ナンジャタウン内)、自由が丘スイーツフォレストなどがオープン。

また、期間限定イベントとして、駒沢オリンピック公園などの大型公演を利用した「フードフェス」も大きなトレンドとなりました。お肉料理を集めた「肉フェス」や、ドイツのビールとフードが揃う「オクトーバーフェスト」などは、現在も大人気です。

また。施設やイベントだけでなく「この街に来て、コレを食べてもらいたい!」と町おこしの一環として、ご当地B級グルメをアピールする地も平成になって急激に増えてきました。「月島のもんじゃ」「宇都宮の餃子」といった馴染みのグルメをはじめ、「湯河原の坦々やきそば」や「厚木のシロコロホルモン」「行田のゼリーフライ」など、「何それ!食べてみたい!」と思わせるグルメが相次いで生まれました。

また、ご当地グルメがなくても、横浜の野毛や東京の立石、赤羽、北千住のように、安く酔える飲み屋が多い「せんべろ(千円でべろべろになれる!)」の聖地として人気を博すケースもあります。

これら平成のブームは、一過性ではなく定着しそうなものばかりですが、令和にも令和ならでのレジャーブームが起こることでしょう。今からなんだか、ワクワクしますね!
■新横浜ラーメン博物館
 ホームページ:http://www.raumen.co.jp/
今後の特集の参考にさせていただきます。
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