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特集記事【2019年5/20日号】

シトシトとした雨が降る梅雨のさなかにおいて、一服の清涼剤といえるのが、これから咲き始めるあじさいの花です。

かつては至ってシンプルなかたち、色をしたあじさいでしたが、近年になって様々な品種が見られるようになりました。

額咲きのガクアジサイや、手毬のように真ん丸に咲くアジサイ、さらには色も多種多彩で、白いあじさいも人気を博しています。

昨今は、お客さんの足が遠のく梅雨時に、あじさいをひとつの見どころにして注目を集めるレジャー施設なども増えてきました。今月は、そんなあじさいの新名所・旧名所を厳選してご紹介しましょう。
埼玉県の東部に位置する幸手(さって)市は、近年"花の名所"として着実に知名度が上がってきた地といえます。

その舞台となるのは、幸手権現堂堤。春は約1,000本のソメイヨシノが咲き誇るだけでなく、菜の花で野一面が黄色く染まります。

春を代表する桜と菜の花をいっぺんに楽しめるとあって、桜まつり期間中は約100店舗もの露店が出て、遠路はるばる訪れる人も少なくありません。

そんな幸手権現堂堤が、実はあじさいの名所でもあることは、桜ほど知られていません。「桜の季節が終わってからも、四季ごとに咲く花を鑑賞できたら」というボランティアの方々の想いからあじさいの花が植えられ、今は100種1万6千株ものあじさいが植えられています。

2019年は6月1日(土)から6月30日(日)にかけて、「第19回 幸手あじさいまつり」を開催(開花状況により期間変更の可能性あり)。

小道に沿って咲くあじさいは、種類が豊富なこともあり、歩む足を止めてじっくりと観察する人の姿も。花の形や色に注目して、それぞれの美しさをぜひお楽しみください。

堤の南側の緩やかな斜面には、近年になって人気急上昇中の白いあじさい「アナベル」が群生しています。小さく可憐な花が丸いブーケのように束ねられたアナベルは単体でも魅力的ですが、群生していると季節外れの雪景色のようであり、誰もがスマホで撮影したくなる風景が広がっていますよ。

堤の途中には、お休みどころとして利用できる「峠の茶屋」があり、あじさいまつりの期間中は基本的に毎日営業しています(荒天時にはクローズの可能性あり)。飲み物をはじめ自家製のパンや幸手市の物産などの販売もしているので、お休みがてらお土産を買ってもよさそうですね。

桜だけではない、初夏の幸手権現堂堤の魅力をぜひ体感しにお出かけください。
■あじさいまつり(幸手市観光協会)
 ホームページ:http://www.satte-k.com/event/ajisai/
横浜の八景島といえば、水族館や遊園地、ショッピングモールにレストランやホテルまでが揃う複合型レジャー施設「八景島シーパラダイス」で有名ですよね。一方で、意外と知られていないのが、八景島があじさいの名所であることです。

6月8日(土)から6月30日(日)にかけて、八景島では「第19回八景島あじさい祭」が開催されます。島内各所に咲くあじさいは、県内最大級の2万株。見どころスポットが8カ所あり、それらを巡る「あじさい八景 見どころスタンプラリー」を開催しています。

「シーサイドガーデン」に咲くあじさいは、ちょっと珍しい"海とあじさい"のコラボレーションを楽しめるところが魅力。清楚なイメージを漂わせる白いあじさいが、初夏の海によく似合います。一方「あじさい坂」は、庭園へ続くゆるやかな坂道。道の両脇には紫や青、赤系のあじさいが植えられていて、お散歩しながら楽しめます。坂の途中にある「シークレットガーデン」は、ちょっと変わったピンク色のアナベルが咲き誇るスポットです。

丘の広場では、「ブルーパラダイス」と称する、青空とあじさいの競演。梅雨の晴れ間には清々しい居心地となりそうです。また、八景島のオリジナル品種である「八景ブルー」が咲き誇る庭も、スタンプラリーの見どころスポットとなっています。

その他、「あじさいの花道」や、白いあじさい「アナベル」が滝のように連なる道「あじさいの滝」も見ごたえ十分。なお「あじさいの滝」は期間中の夜間、灯篭に照らされて幻想的な美しさを漂わせます。桜や紅葉のライトアップはよく見かけますが、あじさいのライトアップは珍しくて一見の価値ありです。

見どころをすべて巡り、スタンプラリーを走破すると、八景島内で利用できるさまざまな特典が付与されます。また、期間中は島内を巡る汽車が、「あじさいトレイン」として特別ルートで運行。ゆったりと移動しながら、あじさいを鑑賞することができます。

いろいろな「あじさいのある風景」を楽しめる初夏の八景島に、ぜひお出かけください。
■八景島シーパラダイス
 ホームページ:http://www.seaparadise.co.jp/
あじさいが映える場所といえば、お寺です。雨に濡れた参道のかたわらに、慎ましく咲くあじさいの花。日本人なら季節を感じずにはいられませんよね。そこで、おすすめの"あじさい寺"を3つご紹介しましょう。

まずは千葉県松戸市の長谷山本土寺。1277年に開かれた日蓮宗のお寺で、広々とした境内には本堂、像師堂、開山堂、仁王門、瑞鳳門と味わい深い木造建築に加え、五重塔もそびえ立ち、それらが豊かな自然と調和しています。

例年6月上旬には5千本もの花菖蒲が咲き、その後を追うようにして十種以上のあじさいが境内を彩ります。本堂正面の石段をはじめ、妙朗堂に向かう参道など、至るところにあじさいが咲き誇り、風情溢れる雰囲気を創り出しています。五重塔を望むところにもあじさいが群生し、塔をバックにあじさいを写真に収める人が後を絶ちません。また、花菖蒲が咲く菖蒲田にもぜひお立ち寄りください。
■長谷山本土寺
 ホームページ:http://www.hondoji.net/

続きまして西に目を向けてみますと"あじさい寺"として外せないのが東京都日野市の高幡不動尊金剛寺です。

こちらは大日如来を本尊とする真言宗のお寺で、「関東三大不動」のひとつに数えられます。一般的には"高幡不動尊"と呼ばれており、初詣には例年約30万人もの参拝客が訪れる人気のお寺です。

重要文化財に指定されている仁王門や不動堂も見ごたえ十分。そしてあじさいは、日本各地に古くから自生する野生種「山あじさい」を含めると約200種以上、7500株余りとのこと。例年、6月1日(土)から7月上旬にかけて、あじさいまつりが開催されます。

なお、高幡不動尊の境内から続く愛宕山では"お遍路さん"ができることをご存じですか?四国八十八ケ所巡拝を模した巡拝コース「山内八十八ケ所巡拝路」が整備されていて、88体の弘法大師像をおよそ1時間かけて巡ることができます。その参拝路がそのままあじさいや山あじさいの見どころとなっていますので、ご利益を授かりながらあじさい鑑賞できるというわけです。ぜひ足を運んでみてくださいね。
■高幡不動尊金剛寺
 ホームページ:https://www.takahatafudoson.or.jp/

最後は山梨県南巨摩郡富士川町の小室山妙法寺。こちらも境内に色鮮やかな約2万株ものあじさいが植えられています。2019年6月24日(月)から6月30日(日)にかけて「小室山妙法寺あじさい祭り」が開催されます。週末にはよさこいい踊りや和太鼓演奏などのイベントもある他、模擬店コーナーでは地元の特産品である柚子を使った餅やうどん、お菓子等も販売されています。

ピーク時の境内では、写生を楽しむ子供たちや、写真を趣味にしている方まで、皆が想い想いにあじさいを楽しんでいます。"あじさいが咲く山寺"の風情を、ぜひ満喫してみてください。
■小室山妙法寺あじさい祭(富士川町)
今後の特集の参考にさせていただきます。
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