東京都立川市の昭和記念公園は、広大な敷地を有する国営公園。夏は流れるプールやウォータースライダーが人気の「レインボープール」がオープンし、連日家族連れで賑わっています。
そんな同公園で7月27日(土)に開催される「立川まつり国営昭和記念公園花火大会」。昭和29年に日野橋付近の河原で行われた立川納涼花火大会からスタートし、今年で61回目を数えます。
観覧場所の「みんなの原っぱ」は、東京ドーム2個分の広さ。
通常、入園料がかかりますが、花火大会当日の午後5時半以降は入園料が無料となります。
お得ではありますが、良い場所をキープしたいのなら、有料時間帯からの入場がおすすめです。
打ち上げられる花火の数は約5000発。
19時に打ち上げられるカウントダウン「祝砲の華」に始まり、特大スターマインや特別スターマイン、一尺五寸玉などが次々と打ち上げられます。
そして、この大会の大きな特長のひとつが、「芸協玉」プログラム。芸協玉とは、全国各地の競技会において優秀な成績を得た花火のこと。その時に打ち上げられた花火を再現したものです。
受賞した花火師が単に集結しているのとは違います。まさに"いいとこどり"といえるでしょう。
打ち上げられるのは、10名の花火師ひとりにつき1発づつの計10発です。
連発につぐ連発の乱れうちではなく1発だからこそ、ごまかしは効きません。
江戸時代から伝わる伝統的な炭火を使用したものもあります。
ざっとご紹介すると「貴婦人の胸元に輝くコサージュがモチーフ」「シルバーの光を散りばめた後、一斉に眩いばかりの銀世界に」「八重芯変化菊(八重の花に見立てた、全体で三重に輪が開く伝統的な花火)」「雪国の里山で、秋に実った柿が収穫されずに残っているさま」「銀の閃光から一斉に開花する桜」など、いずれも「観てみたい!」と思える花火ばかり。渾身の一発を、ぜひお見逃しなく!
その後、再びスターマインや一尺五寸玉の競演から、クライマックスは特大ワイドスターマインと一尺五寸玉の五連発へ!芸術的価値の高い花火の数々に、ぜひ酔いしれてみてはいかがでしょう。