新宿区と渋谷区にまたがる広大な庭園、新宿御苑。明治39年に誕生した同苑は、ヨーロッパ式の整形式庭園と風景式庭園、さらには日本庭園を巧みに組み合わせて造られています。さらに旧洋館御休所や旧御凉亭など歴史的な建造物や、亜熱帯の植物が栽培されている大温室など、見どころも豊富です。
例年、3月25日〜4月24日は無休特別開園の期間。かつて皇室行事だった「観桜会」の会場として全国各地から桜を収集したことで、品種の多さが特徴です。当時植栽された希少品種や、鑑賞品種の八重桜など、約65種、1000本の桜が次々と見頃を迎え、約1か月もの期間において花見をすることができます。
ちなみに桜以外でも、3月は椿、ハクモクレン、花桃、ボケなど、4月はツツジやハナミズキ、ハンカチノキなど、他の花も鑑賞できる点が魅力です。広々とした園内を散歩しながら、多種多彩な花巡りを楽しみましょう。
なお、新宿御苑では、お酒の持ち込みは禁止されています。「そんな殺生な!」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、そこは規則ゆえにご勘弁を。お酒禁止だからこそ、テイクアウトして園内で味わいたいスイーツをご紹介しましょう。
そのスイーツは、台湾名物の「豆花(トウファ)」です。台湾といえば今、タピオカミルクティーが人気を獲得していますが、"次に来る!"という人も多いのが、この豆花。大豆を絞り、豆乳をにがりなどで固めた後、そこにシロップをかけて食べます。
行列ができる台湾伝統のスイーツ「豆花」の専門店「騒豆花」さんは、新宿では新宿ミロード店と、新宿ミロードモザイク通りタピオカコンセプトショップの2店舗を構えています。
後者はテイクアウト専門店で、画像は定番メニューの「ピーナッツ豆花」。
出来立ての豆花と、台湾冬瓜糖水と、やわらかいピーナッツのハーモニーが楽しめます。風味も豊かで、身体に優しい味と食感が魅力です。
ここにタピオカや小豆をトッピングしたメニューや、輪切りバナナを乗せたもの、定番のタピオカミルクティーや、お腹を満たしたい方にはピッタリのルーロー飯も提供しています。ぜひテイクアウトして、新宿御苑のお花見に色どりを添えてみてくださいね。