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特集記事【2020年2/20日号】

桜の季節がやってきます。現在(2020/2/19)のところ、令和2年のソメイヨシノの開花は全国的に例年並みと予想されています。3月の気温によって前後する可能性がありますので、仲間内で複数集まって行うお花見の日程は、もう少々後に決めたほうが良いかもしれませんね。

今回の特集では、定番のお花見スポットを2つ、珍しい「桃の花見」ができるスポットを1つご紹介しています。

なおかつ、それぞれのスポットに訪れた際、「このグルメを楽しんで!」というおすすめも併せてご紹介。「花より団子」ではなく「花も団子も」楽しみたい方は、ぜひ参考にしてもらえると嬉しいです。さっそくご紹介していきましょう。
新宿区と渋谷区にまたがる広大な庭園、新宿御苑。明治39年に誕生した同苑は、ヨーロッパ式の整形式庭園と風景式庭園、さらには日本庭園を巧みに組み合わせて造られています。さらに旧洋館御休所や旧御凉亭など歴史的な建造物や、亜熱帯の植物が栽培されている大温室など、見どころも豊富です。

例年、3月25日〜4月24日は無休特別開園の期間。かつて皇室行事だった「観桜会」の会場として全国各地から桜を収集したことで、品種の多さが特徴です。当時植栽された希少品種や、鑑賞品種の八重桜など、約65種、1000本の桜が次々と見頃を迎え、約1か月もの期間において花見をすることができます。

ちなみに桜以外でも、3月は椿、ハクモクレン、花桃、ボケなど、4月はツツジやハナミズキ、ハンカチノキなど、他の花も鑑賞できる点が魅力です。広々とした園内を散歩しながら、多種多彩な花巡りを楽しみましょう。

なお、新宿御苑では、お酒の持ち込みは禁止されています。「そんな殺生な!」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、そこは規則ゆえにご勘弁を。お酒禁止だからこそ、テイクアウトして園内で味わいたいスイーツをご紹介しましょう。

そのスイーツは、台湾名物の「豆花(トウファ)」です。台湾といえば今、タピオカミルクティーが人気を獲得していますが、"次に来る!"という人も多いのが、この豆花。大豆を絞り、豆乳をにがりなどで固めた後、そこにシロップをかけて食べます。

行列ができる台湾伝統のスイーツ「豆花」の専門店「騒豆花」さんは、新宿では新宿ミロード店と、新宿ミロードモザイク通りタピオカコンセプトショップの2店舗を構えています。

後者はテイクアウト専門店で、画像は定番メニューの「ピーナッツ豆花」。

出来立ての豆花と、台湾冬瓜糖水と、やわらかいピーナッツのハーモニーが楽しめます。風味も豊かで、身体に優しい味と食感が魅力です。

ここにタピオカや小豆をトッピングしたメニューや、輪切りバナナを乗せたもの、定番のタピオカミルクティーや、お腹を満たしたい方にはピッタリのルーロー飯も提供しています。ぜひテイクアウトして、新宿御苑のお花見に色どりを添えてみてくださいね。
■新宿御苑
 ホームページ:https://fng.or.jp/shinjuku/
■騒豆花
 ホームページ:https://www.saodouhua.jp/
池尻大橋駅、中目黒駅、目黒駅と、3つの路線からアクセスできる花見スポットといえば、東京を流れる目黒川。

約4kmにわたって桜の木が約800本植えられています。シートを広げてお弁当…というタイプのお花見ではなく、ゆったりと歩きながら桜のトンネルを仰ぎ見るタイプですね。

池尻大橋から目黒にかけて、アパレルや雑貨、飲食、カフェなど、個性的なお店が点在していることも魅力のひとつ。出店もたくさん出て賑わいます。食べながら歩いたり、カフェでお茶したり、ちょっと脇道に反れてショッピングしたりと、楽しみ方は色々です。

ワンランク上のコーヒーを体験できる「スターバックス リザーブ(R)ロースタリー 東京」も大人気。2月中旬からは、桜をモチーフとしたデザインのマグカップやタンブラーなどの限定商品も並びます。

雰囲気が一変する、夜の散歩もおすすめ。立ち並ぶぼんぼりに灯りがともり、幻想的に夜桜が浮かび上がります。なお、花の見頃は例年3月下旬から4月上旬にかけて。

3月の気温によって満開のピークが前後します。 そんな中目黒お花見散歩とともに楽しみたいのが、目黒川沿いにあるミュージアムホテル「ホテル雅叙園東京」。

3月から期間限定で、各レストランでは桜尽くしのメニューが提供されます。

「桜弁当」をイメージした前菜など、春の香りが漂うディナーコースや、桜マスのカルパッチョや桜海老のパスタなど春をイメージした「さくらランチ」など、リッチな気分に浸れる限定メニューが各店で展開されます。画像の「さくらアフタヌーンティー」は、桜のボンボンショコラやパンナコッタなどのスイーツと、さくらティーのセット。ゆったりと贅沢なひとときを過ごせます。

なお、同ホテルでは3月27日(金)〜29日(日)の3日間限定で「人力車で巡る目黒川の観桜小旅行」体験宿泊プランを実施しています。ぜひいつもと違う視点から「東京・目黒」を眺めてみてはいかがでしょう。
■目黒の桜(目黒区公式)
■ホテル雅叙園東京
 ホームページ:https://www.hotelgajoen-tokyo.com/
最後にご紹介するのは、桜ではなく桃の花。関東圏で桃の花が咲き誇る地として知られているのは、茨木県の古河市です。江戸時代に古河の藩主だった土井利勝が、領地に桃を植えさせたことから始まりました。

古河市では例年、古河公方公園(古河総合公園)を舞台に「古河桃まつり」が開催されています。今年の開催日は3月20日(金)から4月5日(日)にかけて。咲く桃の花は5種類で、全体の約8割を占めるのが、ピンク色の「矢口桃」。4月に入ると八重咲の「源平桃」、濃い紅色をした「菊桃」、鈴なりで咲く「寿星桃」、白い八重咲の「寒白」が次々と開花します。ピークの頃は、桃の花の香りがほのかに立ち込め、まさに桃源郷といった風情を醸し出します。

なお祭りの期間中は、野点をはじめ数々の出店、郷土物産品の販売、さらに音楽演奏や各種パフォーマンスなどのステージショーも開催しています。土日祝日には園路を走る人力車も登場。桃の花を人力車に乗りながら眺めるのもおすすめですよ。

数々の出店も賑わっていますが、せっかくならご当地グルメを食べてみたい!そんな方におすすめなのが、古河のご当地グルメ「七福カレーめん」です。

古河には、唐辛子の取り扱い高が日本一を誇る企業、黒岩食品があります。独自にスパイスを配合したカレー粉も取り扱っており、このカレー粉を利用したご当地グルメとして開発されたのが七福カレーめん。市内の複数の飲食店でこのメニューを提供しています。「めん」ゆえに、うどんやそばもあればラーメン、つけめん、パスタなど、お店によって様々な麺との掛け合わせを楽しめることも魅力のひとつ。画像は「そば処 三和やなぎや」さんの七福カレーつけめんです。素揚げの野菜が色鮮やかで、つけ汁タイプのカレーめんにぜひ舌鼓を打ってみてください。

なお「七福」というネーミングは、古河の「七福神巡り」からきています。桃の花を眺め、七福神を巡り、カレーめんを楽しむ…そんな春の休日はいかがですか?
■古河桃まつり(古河市観光協会)
 ホームページ:https://www.kogakanko.jp/momo
■古河の七福カレーめん
 ホームページ:http://www.e-koga.info/curry/
今後の特集の参考にさせていただきます。
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