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特集記事【2020年4/20日号】

新型コロナウイルスの影響により、私たちの暮らしは大きく様変わりしています。 いま、私たちにできるのは、感染のリスクを少しでも減らすために密閉、密集、密接の、いわゆる"三密"を守ること。

自宅で過ごし、人と接するときは社会的距離を保つことです。 それともうひとつ、忘れてならないのは「自分の体を健やかに保つこと」。特に、免疫力を高めて感染のリスクを減らすよう心掛けたいところです。

そこで今回の特集テーマは「免疫力」。人間がもともと備えている機能を活性化させましょう。免疫の仕組みから、免疫力アップ効果が期待できる食材や心掛けについてご紹介します。
免疫という言葉、よく耳にしますよね。読んで字のごとく、「疫」を「免れる」力のことを意味しています。

身体の中にウイルスや細菌が入り込んでくると、抗体を作り出して攻撃する機能が人間には備わっており、これを「自然免疫」と呼びます。病原菌を退治する白血球など、生まれつき持っている免疫のことです。

一方、同じ種類のウイルスが再び身体に入ってきたとき、以前侵入したときの記憶をもとに免疫を作り出す機能は「獲得免疫」と呼ばれています。たとえば私たちが行っている予防接種も、この機能を応用したもの。また、花粉症やアレルギーなども、獲得免疫の過剰反応によって生じる症状です。

自然免疫と獲得免疫、身体を守っている大切な2つの機能なのですが、その力は、20歳前後をピークに、年齢を重ねるにつれてだんだんと減少していきます。だからこそ免疫機能を、生活習慣によって活性化させることが大切になるのです(この方法については追ってご紹介します)。

なお、赤ちゃんが病気しやすいのも免疫力が弱いことが一因です。生まれたばかりの赤ちゃんは、お母さん由来の免疫で守られていますが、その効き目が弱くなってくると、自らの免疫で対応しなければなりません。病気にかかりながら免疫力を鍛えていくことになります。

また、激しい運動を自らに課しているスポーツ選手も、筋肉の回復などにエネルギーが割かれることで、免疫力が低めの傾向にあるのは意外なところです。逆に、軽めの運動は免疫力アップにつながります。さらに、ストレスを抱えている人も要注意。身体へのダメージだけでなく、心へのダメージも免疫力低下の一因になるからです。

状況が許せば、散歩やジョギングなど適度な運動を心掛けることが大切。身体を動かすことで心のリフレッシュにもつながります。
では、免疫力をアップさせるにはどうしたらよいか?まず私たちが日々の暮らしの中でできることは、食事に対する意識づけです。 大前提は、1日3食、バランスよく食べること。たんぱく質を含む肉や魚、ビタミンやミネラルが豊富な野菜、身体のエネルギー源となる炭水化物のバランスです。そのうえで、免疫力アップが期待できる食材をいくつかご紹介しましょう。


微生物のチカラによって生まれる発酵食品は、免疫力アップを促すエリート食品。なかでもおすすめしたいのが、ヨーグルトと納豆です。

人間の腸内環境には、免疫に作用する菌が多く生息しています。腸内の悪玉菌を減らし、善玉菌を増やす効果が期待できるのが、ヨーグルト。

乳酸菌やビフィズス菌が腸内環境を整えてくれます。また、納豆にも乳酸菌や納豆菌などの善玉菌が多く含まれ、腸内の細胞を活性化させる効果が期待できます。


食物繊維も、腸内環境を整えるうえで欠かせません。先に挙げた納豆は、食物繊維も豊富。穀類をはじめ、イモ類ならさつまいもや里いも、野菜ならキャベツやごぼう、セロリ、さらにわかめなどの海藻にも多くの食物繊維が含まれています。

とりわけおすすめしたいのが、しいたけやしめじ、エノキなどのきのこ類。きのこ類には食物繊維の一種である「βグルカン」という成分が豊富に含まれています。この成分が腸内で免疫細胞に好影響を及ぼし、たんぱく質の生成も促進させてくれます。


体温が低いと、ウイルスや細菌に対して攻撃する白血球の働きが鈍くなり、免疫機能は落ちるといわれています。よって、身体を温めてくれる食材であるしょうがやにんにくも効果的。

しょうがの辛み成分であるジンゲロールは、加熱することでショウガオールという成分に変わり、発汗・代謝を促して身体を温めてくれます。

いまは過ごしやすい季節といえますが、これから暑くなってクーラーを使用するようになると、体温の低下が懸念されます。季節を問わず、身体を温めることを意識しましょう。


こまめな水分補給は健康の源。血流やリンパの流れをスムーズにする効果があり、免疫力アップにもつながります。

飲み物としておすすめしたいのは緑茶です。緑茶は新型コロナウイルスの出現前から、インフルエンザなどのウイルス予防効果が期待できるとして、注目を集めています。

緑茶に含まれる数種類のカテキンが、白血球の一種であるマクロファージを活性化させて、免疫力が向上するといわれています。なお、カテキンは高温になるほど溶け出しやすく、沸騰したお湯だと壊れてしまう可能性もあります。そのため沸騰状態よりもやや低めのお湯で入れることがおすすめです。
食事以外に、生活習慣を正すことで免疫力アップを促すものもあります。

先に述べた、適度な運動もそのひとつ。今は自宅にこもりがちで、立っているよりも座っている時間のほうが格段に増えている人も少なくありません。ウォーキングはもとより、自宅でできるストレッチや簡単な体操でも効果的。

運動には血流を促す効果があります。酸素やエネルギー源を身体の隅々まで効率よく運ぶと同時に、免疫力を促す白血球も存分に活動できます。毎日、ほんの少しずつでも運動を習慣化してみることがおすすめです。

適度な運動は、睡眠の質の向上にもつながります。人間の自律神経は、昼間の活動をつかさどる「交感神経」と、休息モードにする「副交感神経」に分けられます。

夜なかなか眠れないなら、交感神経が優位になっているせい。朝、すっきり起きられないのは、副交感神経から交感神経優位への切り替えがうまくいっていないためです。

自律神経の乱れは、そのまま免疫力の低下につながってしまいます。毎日規則正しく、起床と就寝時刻をずらさぬように過ごすこと。適度な運動と、寝る前のスマートフォン操作を控え、朝はカーテンを開けて太陽の光を浴びる。少しの心掛けで、自律神経のバランスがうまく保たれ、免疫力のキープにつながります。

もうひとつ、意外なところでは「笑い」です。その前に、少し「粘膜」の話をしましょう。

ウイルスが侵入する最初の玄関口となる口や鼻、さらに気管や胃腸の壁などは、粘膜で覆われていますよね。この粘膜には、涙や鼻水、唾液、消化管から分泌される「IgA」と呼ばれる抗体が多く存在しています。これがウイルスや細菌類をブロックする砦(とりで)となってくれるのです。

動画やテレビなどを見て笑うことにより、この「IgA」の濃度が高まるというデータも近年では見受けられます。免疫力低下につながる「ストレス」を発散する意味でも、ぜひ積極的に笑うことを心掛けてみてはいかがでしょう。

いま、私たちが暮らしの中でできることをしっかり行い、感染予防につなげて心身の健康を保ちましょう。
今後の特集の参考にさせていただきます。
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