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特集記事【2020年9/20日号】

宿泊料金が最大35%相当、お得になる「Go To トラベルキャンペーン」。2020年10月1日以降、東京発着の旅行においても適用されるようになり、今月18日に各旅行サイトを通じて割引適用予約も解禁となりました。

とはいえ、利用する側としては、以前のように一切の気兼ねなく旅を楽しむ…というわけにはいかないと考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで今回は、コロナ対策がしっかり施されていて、物静かな温泉郷の旅が満喫できるようなスポットをご紹介することにしました。さらに、せっかく出かけるのであれば、"非日常"に浸りたいもの。そこで、歴史を感じさせる宿をピックアップしてみました。

国指定の文化財に指定された宿や、戦国武将の隠し湯など、ぜひお好みのスポットへ、足を運んでみてはいかがですか?
群馬県北部にある、みなかみ町。豊かな温泉がそこかしこで湧く地域として、冬hスキーやスノーボードを楽しめる地域としても知られています。首都圏近郊から苗場スキー場へ向かう際にも通る地です。

そんなみなかみ町にある法師温泉は、知る人ぞ知る一軒宿の秘湯。今回ご紹介するのは「法師温泉 長寿館」です。

同館の開業は明治8年。館内に足を踏み入れると、吹き抜けの玄関には明治の歌人たちの書額や神棚などが飾られています。季節によって飾りものが変わるところも、古き良き日本を感じさせてくれる魅力のひとつ。さらに、玄関の脇には昔懐かしい囲炉裏端がしつらえてあります。

常に薪がくべられ、茶釜の湯が沸く音と相まって、落ち着きのある雰囲気を醸し出しています。

なお、本館と別館は、国登録の有形文化財に指定されており、歌人・与謝野晶子が逗留した間も人気。

昭和53年に法師川沿いに建てられた薫山荘も風情があり、女優の夏目雅子さんがこよなく愛したお部屋も健在。また、スウェーデンの皇太子が泊まった部屋を擁する法隆殿は、ワンランク上の気分が味わえる宿泊棟です。

弘法大師が教えを広める旅の途中で発見したといわれる「法師の湯」は、同館のメインといえる湯殿。明治28年に鹿鳴館様式で建てられた建築は、1世紀以上の時を経て、今だなお峻烈な魅力を放っています。湯船の下に敷き詰められた玉石の間から温泉が自然湧出するスタイルです。

JRが国鉄だった頃、フルムーンキャンペーンのポスターに採用されたことで一躍知名度が上がりました。

他にも、総檜造りの「玉城乃湯」や露天風呂もあり、ひとつの宿で湯めぐりを楽しむことができます。

なお「法師の湯」は、脱衣所は男女別ですが湯船は混浴。「玉城乃湯」は男女時間交代制です。他に女性専用風呂の「長寿の湯」があります。

日常のストレスから解放される、山奥にひっそりと佇む一軒宿。

周辺には、三国街道の宿場町だった永井宿郷土館や、三国路与謝野晶子紀行文学館もあります。ぜひ心ゆくまで温泉と歴史の風情をお楽しみください。
■法師温泉 長寿館
 ホームページ:http://www.hoshi-onsen.com/
甲州には、かの戦国武将・武田信玄公にまつわる温泉がいくつも点在しています。その中でもよく知られているのが、山梨県南巨摩郡身延町の下部温泉にある「古湯坊 源泉舘」です。

同館のお風呂は、その名もズバリの「武田信玄公かくし湯大岩風呂」。信玄公の時代からさらに遡り、1300年前から傷や病を癒す湯治の場として知られてきたそうです。

戦国の世になり、武田信玄公が許可証を発行したことで、手厚く守られてきたと歴史資料に刻まれてます。

源泉の温度が約30℃ということもあり、足元から湧き出る湯には循環や加水、加温をしていません。お湯が空気や配管に触れずに湯船にたまっていく、まじりっけなしの本物の源泉かけ流し温泉です。低温の温泉は昔から湯治に向いているとされ、ゆっくりと浸かって体の芯から温めることができるのも、この温泉の魅力のひとつです。15〜20分ほど浸かった後は、加熱した「上がり湯」に3〜5分。これを交互に繰り返すことで、体内の自律神経が整っていきます。

周辺の観光スポットには、日蓮宗の総本山である身延山久遠寺があります。五重塔に本堂、祖師道など、風情溢れる寺院建築が、秋の彩りにアクセントを加えます。

奥之院のある身延山山頂からの展望は抜群。時期によってはダイヤモンド富士を眺めることもできます。現在、山頂へのロープウェイは営業時間を短縮して運行中です。

なお、10月下旬から11月上旬にかけては、下部温泉から本栖湖へ抜ける国道300号線、通称「甲州いろは坂」の紅葉が見頃を迎えます。ドライブしながら錦秋に染まる山々をご堪能ください。
■古湯坊 源泉舘
 ホームページ:http://gensen1126.jp/
最後にご紹介するのは、長野県下高井郡山ノ内町にある渋(しぶ)温泉です。伝承によると、その開湯はおよそ1300年前。行基が発見したと言われています。

この渋温泉も、武田信玄公の隠し湯とよばれる場のひとつ。かの有名な川中島の合戦においても、傷ついた兵がこの地で湯治したと言われています。

信玄公の寄進によって開かれた温泉寺は、現在もこの町に健在。「信玄かま風呂」という蒸し風呂を楽しむことができ、宿泊客以外でも入浴できる日帰り施設として親しまれています。

江戸時代になると、佐久間象山や小林一茶、葛飾北斎らの文人墨客がこの地を訪れ、温泉を満喫しました。その頃の風情を今に残す石畳や街並みは、海外からも注目を集めているほどです。

そんな小さな温泉街、渋温泉においてひと際、目を引くのが、江戸時代から営業を続ける宿「金具屋(かなぐや)」です。映画「千と千尋の神隠し」を彷彿とさせるような、立派な木造建築。「木造四階建 斉月楼」と「金具屋大広間」は、国の登録有形文化財に認定されています。完成は昭和11年。四階まで同じ幅のまま高層になっていたり、柱のない130畳もの空間をつくることは、日本古来の技法では実現しませんでしたが、明治時代から入ってきた西洋建築のノウハウと合わせることで、その時代ならではの建築が誕生しました。なお、宿泊される方は、宿の建築や歴史について紹介するツアー「金具屋文化財めぐり」に参加することが可能。歴史好きな方にとっては嬉しいサービスですね。

お風呂は、3つの大浴場と5つの貸切風呂を完備。源泉100%かけ流しです。同宿で特徴的なお風呂といえば「浪漫風呂」。

円形の湯船に、周囲で輝くステンドグラス。昭和初期に好まれて作られた、「テルマエ・ロマエ」の世界観のようなお風呂です。また、源頼朝が渋温泉を通ったという逸話にちなんだ「鎌倉風呂」も楽しめます。

和洋のレトロモダンな雰囲気を漂わせる宿で、心身ともにリラックスしてみませんか?
■歴史の宿 金具屋
 ホームページ:http://www.kanaguya.com/
今後の特集の参考にさせていただきます。
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